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元走り屋の思い出話  作者: 走り屋次郎
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走り屋は変わり者が多い。

走り屋の友人と、地元の友人を交えて会食をしたことがある。


地元の友人は全員が「個性が強すぎる」と遠慮するのである。


ある走り屋は裏側に深い人脈があり、そしてある走り屋は完全なアニメオタクである。


金髪に染めた見た目明らかな悪漢と、リュックを背負った気弱そうな青年が互いに顔を合わせ、笑いあい、互いに手を貸し合う。


なかなか奇妙な世界である。


私は同じ山にいる走り屋なら大概は知り合いであったが、誰一人印象の薄い者など誰もいなかった。


山に来れば年齢、環境、学歴など話題の一部にしか過ぎない。

"車"と"山"という共通するものがある限り、誰であろうと山に行けば皆、友人なのである。


共通の話題、共通の趣味が合えば誰だって仲良くなれる。


それは、今騒がれている人種差別を解決する一つの解決法になり得ないだろうか、と私は思うのであった。



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