13/74
ヤの付く人間でも手が出ない恐ろしい集団
半グレだの、893など走り屋世界では嫌でも耳にする。
当たり前の事だ。裏社会の一つであるからだ。
一般人から見れば走り屋は暴走族と同じだが、半グレと走り屋は同じに見えるか?と聞かれたら首を傾げるだろうが、私は断言できる。
走り屋も半グレも同じぐらい質が悪い。
ゆすり、たかり、保険金詐欺。
もはややりたいようにやりまくる。
走り屋は金がないのだ。
車の維持費、タイヤとオイル、保険金。
たんまり持ってる走り屋など、都心の緑看板の道を走り回ってる連中ぐらいだろう。
そんな中でも、手を出したら命がない奴らがいる。
例えるなら、アメリカのバイカーギャングの様な集団。
あれはいつだったか、その集団と争いをした無鉄砲な男が一人いた。
そいつは命は取られてないが、全部取られた。
家、女、仕事から形ある物は全て。
最後には走り屋にとって、化身である車を燃やされ、スクラップにされたそうだ。
ヤの付く人間さえも口を出せない集団だそうだ。
下手に刺激をしたら命さえ無くす可能性もあるということだ。