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元走り屋の思い出話  作者: 走り屋次郎
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他所の山で聞いた話

時折、地元が飽きてくると新鮮な所を走りたくなる。

走り屋は毎日毎晩同じ峠で走るとは限らないのだ。


そこの山は私が通っていた山とは違い、地元の台数は2,3台。 多くて8台ほどしか集まらない過疎な峠だった。

そこの走り屋に話をかけると


「いよいよこの山はもう終わりだ」

と口揃えて言っており、警察も頻繁に来る事もないのに、こんなに諦めムードになっているのが気になった私達は、その理由を突っ込んで聞いた。


山の裏手には誰が作ったのか、殺風景な公園がある。

付近に住宅もないし、公園までのアクセスが悪くて日中も誰も来ない。

そこで違法なクスリを取引か使ってはキメてると噂が絶えないらしく、実際に去年もそこに麻取が大所帯で待ち構えてたらしい。


その日は冗談でしょ?と笑っていたが、その2ヶ月後。

その公園の公衆便所で女が注射器を使って捕まったと地元の走り屋から電話越しに聞いた。


山中では廃墟や、野ざらしにされた公園はあまり近づかない方がいいだろう。


そこが危険な薬物の取引現場になっているかもしれない。


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