峠道に人生を掛けた。
[警告]この話は実体験を基に書き込みます。
ですが、違法行為を助長、暴走行為を正当化する主旨で書いてるものではありません。
交通ルールを守りましょう。
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2013年6月17日。
当時、私は20歳になったばかりの青年だった。
免許を取得して3年間軽自動車で我慢し、念願のスポーツカーを購入することができた。
それと同時に"走り屋"という闇社会の一員になった。
購入した車は紫の180 後期型。
小中高と一緒であった幼馴染と、お互いに車を激安の殿堂店の屋上駐車場で、見せ合って自分達が自動車を所持することを実感していた。
友人の車は34の4ドア。全日本D1選手権で有名な九州出身のプロドリフターに憧れ購入した物だ。
二人で互いに車を手に入れた経緯、どこを触るか等の話をしていると、税金で動く白黒のセダンが現れ
「はよ帰ってくれや」と怒られた。
私達の住む街は田舎、喋る場所などない。
次の行き先を高速のPAにするか、他にどこか行くか話し合っているとき、友人がある提案をする。
「あそこに有名な走り屋スポットがあるから行こうぜ、事故を起こすから、絶対スピード出したらいかんよ?」
それが裏社会に加わってしまった経緯だった。