過去?日目:お星様?
■――事件発生――
ドガァン!!
「ん?」
いきなりの爆発音によって、セキライは目を覚ました。
隣には、いまだに気を失って眠っているロイスを見て、
さっきルクマに食らった手刀の痛みがまたよみがえってきた。
ロイスに声をかけようとしたが、
「うーん、もう食わねぇ。っていうか無理…」
とやけにはっきりとした寝言をしゃべっていたので、
一気にやる気を失った。
「あちゃぁ」
そのころ、この殺害(未遂)の犯人ルクマは窓際で外を見て、
苦笑いを浮かべていた。
セキライはルクマの隣に立って、尋ねた。
「どうしたんですか?」
「あ、起きたんだ」
悪びれる様子も無く、まるで当たり前かのように笑顔を向けてくる。
セキライは、それに苦笑いで答えるしかなっかた。
「ええ、まあ。それよりどうしたんですか?」
「うん、あそこ」
そう言ったルクマの指先に目線を送ると、そこには、大きな黒い煙が立ち上っていた。
「あれ、なんですか?」
「知らないけど。爆発したのお城みたいなのよね」
「へぇ」
「それで、さっきなんか女の子抱えて逃げていく男の集団が、
ここの通りを通っていったんだけど」
「ちょっ、何で止めなかったんですか。犯人かもしれないじゃないですか」
「だって、めんどいんだもん」
かわいこぶって言っているルクマだったが、逆にセキライは思い切りドン引きしていた。
(口にしていったら、何されるか分かったもんじゃない)
と身震いしながら、すると、
後ろから遠慮のない聞きなれた声がまるでセキライの心の声を、
そのまま言ったかのような台詞が、つぶやいた。
「ルクマー、全く可愛くないぞ。逆にめちゃくちゃ怖い」
それは、今目覚めたように目をこすっているロイスだった。
勇者の攻撃 考えもなしに言葉を言う
(ロイスサーン!!今、それはモンスターの怒りを買うのと同じですよぉ!)
ルクマはゆっくりと窓際から、
ロイスに近づくとロイスの襟首を持って窓際まで引きずってきた。
満面の笑みのままで。
「ん?どうした、ルクマ。なんか楽しいことあったのか?そんなに笑顔で」
(違う!!っていうか、ロイスさん寝ぼけてるのか?)
セキライはそっと窓から離れてソファーを盾に隠れた。
すると、ルクマはロイスをそのままクルクルと振り回し始めた。
まだ寝ぼけているのかロイスの頭からは、ハテナマークが浮かんでいた。
次の瞬間、ルクマの瞳がキランと光り、
「星にでもなってこーい!!」
と、窓からロイスを放り投げた。
あの細身の体のどこにあんな力が・・・。
とあらためて、セキライは恐ろしく感じていた。
そして、勇者は星になった。
おしまい。
じゃ、ないですよ!!
はいどうもぉ!受験真っ只中です。炎道です。
というわけで、受験なのでかなり更新が遅れています
皆様には、ただいな迷惑をかけてしまい。
本当に申し訳ありません。
ちょくちょく、更新していきたいと思いますが。
出来たら、間違いなどを直すほうに力を入れたいので
ご指摘お願いします。
あ、忘れてた。
あけましておめでとうございます。
今年もがんばっていくので、よろしくお願いします。
それでは、また後日。
ロイス「皆、また見てくれよな」
いやいや、終わりじゃないから・・