表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/8

1日目:目覚め

■――新しき光――


まぶしい。


「・・・きろ」


なんか耳元で聞こえるが、気のせいだろう。


「お・・・ろ・・・って」


だいぶうるさいな。人が気持ちよく寝てるってのに。


「うるせぇ、俺は眠いんだ。マリノ」


「ブチッ」


ん?なんか嫌な音が・・・。


「起きろってんだろ!!変人!!」


ゴスッ、メリっ


「グオワッ!!」


今凄い音、しましたよ!!


っていうか俺のわき腹に何か硬いものがぁ!!


と目を開き、思い切り上半身をあげた。


「「ムッ!」」


なにか、口に柔らかいものが・・・。


目の前に、見知らぬ女の顔。しかも、超接近。


と思うと急に女は俺のことを突き飛ばした。


ゴッ!


「いったぁ・・・」


「な、何すんのよ。この変態!!」


チャチャーン


勇者は変人から変体にランクアップ・・・


じゃねえ!!


「なんで、変態なんだ!ってお前は誰だ!!」


「うるさい、か弱き乙女の唇、いきなり奪いやがって何様だこのやろう!!」


「は?お前がか弱き乙女だぁ。んなわけあるわけ・・・」


ってまてよ、


今、真っ赤になってうつむいてるこいつはなんて言った?


「唇を奪った」?ということは・・・。


ゴスッ


俺は、あまりのショックに地面に額をこすりつけた。


「俺のファーストキス・・・・」


「はぁ?」


実は勇者は純情なのだ!!


そんな、豆知識はよしとする。


その言葉に、ぶるぶると震える少女、


「ふ・・・」


「?」


涙目の勇者 


黒髪のロイス=リュートは深く体勢を低くした少女は、


真っ直ぐロイスの顎に拳を突き上げ、


「ふざけるなぁ!!」


と、真っ直ぐアッパーを食らわした。


(なんなんだ、この女)


意識が遠のくなかそう、思うのであった。




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ