僕、世界
鬱ものです。
覚悟してお読みください。
また、これを読んであなたがどんな行動をとろうと、私は一切責任を負いません。
死ね、死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね
死ね!!
僕は夢中になって傷つけた。腕だけじゃない。顔も、首も、足も、僕という僕をとにかく傷つけた。
痛みなんてそんなもの、感じなかった。
死ねよ、死ね死ね。早く死ね。
僕なんて、生きている価値ないんだ。
初めは、頬をつねる程度のことだった。それも、自分を傷つけるためではなく生きていることを実感するために。つねってみて、わずかな痛みを感じて、それであぁ僕は生きてるんだなと実感する。そのための小さな自傷行為だった。
ある日僕は、最近流行ってるというリストカットをやってみた。少しきれるだけで大量の鮮血が流れ出して、とても痛く怖かった。あぁ僕は死んでしまうのかと思った
。けど、死んでしまうと思えるのは生きている証拠であって、だから僕は同時にまだ生きてるんだと思えた。
それからしばらく、自傷行為なんてものには手を付けなかった。生きている僕には、必要ない。
けど、ある時腕をみて、生々しく残るリストカットの傷跡を見て、僕は再び腕にカミソリで線を引いた。皮膚がぱかっと割れ、間から血がみるみる流れてくる。でも、不思議と痛みを感じなかった。僕は冷静に、流れ出す血を観察していられた。痛みも恐れも感じない僕に恐怖した。
僕は悟った。もうこの世の中に、僕はいらないのだと。
それからは毎日自傷行為だった。
今日はどこをボロボロにしよう。腕かな、足かな、意表をついて背中とか?
僕はとにかく傷つけた。痛みはない。それはつまり、この世に必要とされなくなった証。だからこの世から消えるために僕は必死になって自らを傷つけた。
痛みを感じないんだ。もう生きていると実感できないんだ。死んでも構わないんだ。もうすでに、死んでるも同然なんだ。
痛みというのは、この世に生きていると思える最期の砦。痛みを感じるから、人は生きてるんだ。それを失ったら、もう真っ逆さまに堕ちて行くしか道はない。
僕は、堕ちるしかないんだ。
痛みのない世界は、中々に虚空でそれでいてなんか不思議。孤独感と優越感が隣り合わせ。そして手のギリギリ届かないところに、痛みが浮いているんだ。それに少しでも触れることができたなら、僕の体は張り裂けんばかりの痛みや悲しみで覆い尽くされただろう。でも僕は、それを平坦な視線で見つめるだけだった。
気づいたら僕は、大量の血溜まりの中で、カミソリを手に一人、生き絶えていた。
だから言っただろ。
後悔するって……。
これを読んでしまったら、君は嫌でも僕を知ることとなる。
もう、逃れられないから。