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不完全詩集

道を踏み外したみたい

作者: 雪傘 吹雪

道を踏み外したみたい


選択を誤ったみたい


産まれてくる所を間違えたみたい


真剣に頑張る事が出来ない


真剣に信じる事が出来ない


真剣に笑う事が出来ない


誰かから過度に期待されて


誰かと比べられて捨てられる


多分


誰も私の本心なんて見てくれてないよ


まぁ、そりゃそうなんだけどね


だって私が隠しているから


ずっと


本当の私を隠して生きてきた


そうしなきゃ


ヤバい奴だと思われる


傍から見ればきっと


狂人だと思われてしまう


それはどうして?


ただ、私はこの小説が好きだし


この漫画が好きだし


このゲームが好きで


このイラストが好きで


貴方が好きなだけ


でもね


それがちょっとおかしい事は


もう、随分昔から知っている


私は願う


普通になりたいと


どっちつかずの私じゃなくて


どっちかにビシッと決まって欲しい


ちゃんと輪郭を創って欲しい


どうして、私はこう成って仕舞ったの?


私が悪い訳じゃない


誰かが悪い訳でもない


ただただ、運のせい


運が悪い


神の仕業だ


そのせいで


こんなにも苦しまなきゃいけないの?


私は貴方を愛してはいけない


それは何故?


本当は私は


好きなものを「好きだ!」と大声で言いたい


この小説が好きだ!


この漫画が好きだ!


このゲームが好きだ!


このイラストが好きだ!


貴方が好きだ!


そう言いたいだけ


そう言いたいだけなのに


間違えたみたいだよ


私は


人生の道を踏み外しちゃったんだよ


ごめんね


大好きな私

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― 新着の感想 ―
この物語の主人公は、ほんとに自分の気持ちに何方付かずなんでしょうね。 まるで第三者で俯瞰して文句を言ってるだけのネット民みたいな他人行儀の話し方から、悲劇のヒロイン症候群のような自虐も混ぜた自己肯定感…
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