第24話 高級車
3月24日。天気は曇り。
悪役令嬢の愛とスライムの僕は誰もいない森の中で漫才の練習をしていた。
愛 「どうも~。お笑いコンビの『愛と僕』です!」
僕 「今日は愛ちゃんが最近買った高級車について話をしたいと思います!」
愛 「買ってねぇよ」
僕 「愛ちゃんは、高級車、欲しくないの?」
愛 「欲しいけど、値段が高いし…、そんな高価なもの買えるわけねぇだろ」
僕 「令嬢なのに?」
愛 「あぁ。家は裕福だけど、私には自由に使える金がない。
…高級車といえば、兄貴が乗ってる車のことを言うんだろうけど、
私には興味ないね」
僕 「君のお兄さんは高級車に乗っているというのに、
君はいつも徒歩だよね。どうして?」
愛 「煽るな」
僕 「煽ってないよ!僕はただ、君が惨めだなって思っただけ」
愛 「惨めで悪かったな!」
僕 「まぁまぁ、落ち着いて。僕がいいものをあげるから」
愛 「なっ、まさかお前、私の為に車を買ったんじゃ…」
僕 「じゃーん!車を持っていない君に、僕を一日乗り回せる券をあげる!」
愛 「お前に乗って移動するより、徒歩で移動した方が早い」
僕 「ん~…、確かに」
愛 「だろ?無理すんな。私は徒歩で十分。車なんて必要ない」
僕 「あ!そうだ!」
愛 「あぁ?」
僕 「車に変身して、時速250キロで走ればいいんだ!」
愛 「殺す気か?」
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