第14話 夢の中
3月14日、天気は曇り。
悪役令嬢の愛とスライムの僕は誰もいない森の中で漫才の練習をしていた。
愛 「どうも~。お笑いコンビの『愛と僕』です!」
僕 「ねぇねぇ、愛ちゃん。最近、面白い夢とか見た?」
愛 「見てない。お前は何か見たのか?」
僕 「見たよ!自分が宇宙飛行士になって、宇宙を飛び回ってた!」
愛 「へぇ~、めちゃくちゃ楽しそうな夢じゃん。
あ!思い出した!私も最近、面白い夢を見たんだ。聞いてくれ」
僕 「どんな夢?」
愛 「私がスーパーヒーローになって、悪者をやっつける夢」
僕 「いいな~、僕もそんな夢、見てみたいよ~。でも、夢って不思議だよね」
愛 「そうだな。夢の中では、自分が普段できないこともできるし、
思い通りの世界を作ることもできる」
僕 「うんうん。でも、夢から覚めたら、現実に戻るんだよね~」
愛 「あぁ。現実は現実で楽しいこともあるけど、
夢の中みたいに自由に空を飛び回ることはできないからなぁ…」
僕 「ふふふふふ…」
愛 「なんだ?体を乗っ取られたのか?」
僕 「ちがーう!僕は愛ちゃんと違って自由に空を飛ぶことができる!
スライムだから身体を鳥の姿に変えることができるのだ!」
愛 「知ってるけど、お前あれじゃん」
僕 「なに?」
愛 「体が重いから、めちゃくちゃ低空飛行でしか飛べないじゃん」
僕 「…おやすみ」
愛 「夢の中に逃げるな」
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