番外編 登場人物紹介
○根坂間薬師
本作の主人公。二十四歳。
女坂探偵事務所の社員二年目。
誰とでも仲良く打ちとけることができる通称『八方美人』の使い手。意識して使えば初対面でも好感度最大で人間関係スタートすることができる。探偵職でも役には立っているが、違う職業のほうがいいのではと日々考えている。
過去に、子どもの虐待が関わる事件に関わり、それ以来それに関する事には過剰に反応するようになる。
ちなみに『八方美人』の名付け親は水道真琴である。
○出縄早紀
根坂間薬師の隣に引っ越してきた隣人。二十五歳。
ショートボブの若干ゆるふわ系。とにかくカワイイ。
現在、おなかに天沼弘樹の子どもを宿している。
出産を希望しているが、父親である天沼弘樹はよく思っていない。
天沼弘樹に暴力を受けており、カラダにキズが絶えない。
実は天沼弘樹から逃れる為に根坂間薬師の隣に引っ越してきた。
現在はおなかの子を第一に考えており、一人でも育てていこうという強い意志を胸に抱いている。
○ゆうき
根坂間薬師のアパートに突然現れた少年。
自称、八歳の小学二年生。
虐待らしき形跡があり、体にあざが多数。
女坂探偵事務所にかくまわれてから出縄早紀と意気投合。一緒に過ごす時間が増える。
○天沼弘樹
出縄早紀のおなかにいる子どもの父親。二十三歳。
現在妊娠六ヶ月の為、どうする事もできず、暴力振るう様になった。
出縄早紀の避難先のアパートを突き止め襲撃している。
温泉テーマパーク『温泉大魔境』で勤務している。
勤務態度はとても良く、根坂間薬師の最初の印象はメガネの好青年な印象であった。
○水道真琴
女坂探偵事務所の経理のおねーさん。二十六歳。
ワールドクラスの黒髪美女で何でも出来るスーパーウーマン。
特筆すべきは嘘を見抜く能力。どんな些細な挙動も見逃さず、世の中全ての嘘を見抜く女。
根坂間薬師にゾッコンで、本作のヒロイン候補(?)
ちなみに実家は日本屈指の巨大財閥『水道財閥』のご令嬢でお婿に入る予定(?)の薬師は逆玉の輿である。
薬師に惚れたきっかけは、興味本位で入った初めての牛丼屋で、支払いにクレジットカードが使えず無銭飲食になりそうなところを薬師が代わりに払いピンチを脱した事である。
○博士
通称『マッドでキュートな博士』と呼ばれる女坂探偵事務所お抱えの専属科学者。
オリジナル新薬も短期間で開発。
厚生労働省や日本国そのものにも協力なコネがあり、承認も容易におりる。
開発費等も税金が使い込まれているのが現状。