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屍は黙考する  作者: 龍崎 明
第三章 魔剣舞闘会
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登場人物 第三章

一話目

『ジャック一行』


・ジャック・ネームレス

 本作の主人公。『忘れ去られた地下墓地』で目を覚ました青年の死体。異世界の知識を持っているが、前世の経験は欠落している。黙考癖がある。四神に祝福され、紺碧の瞳を持っている。カーラいわく、正の魔力の影響でお人好し。

 『月下の魔剣士』という異名がついた。


・セイ

 ジャックの相棒の鼠。元は、病鼠という魔化物のアルビノ種で、育児放棄されていた?ところをジャックに拾われる。無限の胃袋があるため、見た目に反して、いくらでも食べられる。ジャックの右肩がお気に入り。


・イジネ・テテジーラ

 森妖精の女戦士。森に生きるため狩人でもあるが、戦闘以外には、不器用な人らしく解体も下手らしい。だが、その分、戦闘の才は凄まじいらしく、奴隷狩りにあった同胞解放の実行部隊のリーダーに任命されている。性格は真面目。そのため、浮いた話がない。


・カーラ・ブラッドローズ

 吸血人の少女。吸血鬼狩の宿命を負う吸血人として育つも、吸血鬼である母を殺せず、心ここにあらずで放浪していた際に、奴隷狩りに巻き込まれた。性格は、明るく元気だが、それは母のことに苦悩する自分を隠すためでもある。ジャックによって、その問題は解決。母と過ごすことができるようになった。母仕込みの体術で戦う。 


・エリー・ブラッドローズ

 カーラの母。ホスローと出会うことで、吸血鬼の抱える怪物性を封じ、カーラを産み育てるも、カーラに殺されなかったため、怪物性が復活し、放浪して過ごしていた。怪物性を宿すといっても、記憶に分離が見られるなどはないため、ある程度の罪悪感は保持し続けるようではあった。ジャックに怪物性をもう一度、封じてもらい、ホスローが説得し、ジャックの血族になることで怪物性を消し去り、カーラとともに生きる道を選んだ。カーラの母らしく、それなりにおふざけが好き。血族として受け継いでいる体術で戦う。


・ヤト

 ジャックの生体武具。独立した自我を獲得し、ジャックを父様と呼ぶ。精神は女の子らしいが、あくまで武器なので幼女のような印象には、違和感のある冷たさがあるらしい。銘は、夜刀姫。

 魔動人形を身体に、単独行動することが可能になった。魔剣としては、吸収の特性があることが判明。


・ギドラ

 ジャックと契約している幻獣。初老の男ドラ、ガタイのよい男ギラ、若い女性ララの三人組。共通して美形だが、性格は三者三様。主コンの残念系イケオジに、荒っぽい常識人、沈着冷静?だいたいの場合、ドラを中心に、その右にギラが、左にララがいる。


・シュテン

 人蜘蛛の一族の長。上半身が美女で、下半身が大蜘蛛である。奴隷狩りに遭い、逃げて来た場所が、都市の近くであったため、生きづらくなっていた。ジャックが訪れ、彼が所有する迷宮へ移住した。老獪?な口調。落ち着いた雰囲気を持つ大人だが、世話焼きなところがある。


・ヤタカ

 人鳥の一族の長。小柄で、腕は翼にとって変わり、下半身が猛禽類のそれである。奴隷狩り騒動で、捕まっていたところを助けられ、ジャックの所有する迷宮に移住した。のじゃ語尾。種族の特徴として、そうなのだが、それに輪を掛けて、自由人なアホの子。


『王国の人々』


・カラグ・ダルタニアン=シャバニア

 シャバニア辺境伯家の当主。人狼の一族。ハフル大森林の隣にある辺境都市の領主であり、記録を見るに、先祖の頃から人は襲っていないらしい。苦労人。だが、本人も周りに苦労を強いるタイプ。公私の切り替えが上手い。


・セルバ

 カラグの屋敷で、お茶を汲んでくれた人。てか、人狼。特に描写はないが、カラグが信頼できる人物で、主に荒ごと担当。そのため、ジャックの来訪時に応対していた。

 今回、獣王国に渡るにあたって、馬車の馭者をやったり、獣王との謁見に臨んだりと、王国の外交的雑用を押し付けられ、ジャックたちについて来た。


・アデル・シュダンナ・ジャネル=カルドニア

 カルドニア王国、現国王。平凡な見た目だが、それ相応の重責は背負っている。厳格な人物だが、政治的に物事を考えるので、情に訴えることはできない。


・カットラス・ラインハルト

 カルドニア王国騎士団団長。『斬魔』の異名を持つ実力者。ただし、魔術大国の人であるため、いまいち影が薄い。


・コレクティン・オグディーノ

 王国にて大成功を収めている魔道具売買を専門としたオグディーノ商会の三男坊。『魔財』の異名を持つ金級冒険者。小太りな見た目に騙されてはいけない。


・ウィズ・ダムヴァシル

 王国にて、魔導師団相談役を務める老爺。『賢者』の異名を持ち、長年に渡り、王国に貢献してきた。


『獣王国の人々』


・レオニダス・ガッテング=ガルダニング

 猫人の上位種、獅人の覚醒種、獅炎である豪快な人物。獣王国の王である獣王であり、在位年数は十年以上であるが、戦闘狂の悪癖が落ち着くことはなかった。


・狸人の爺さん

 名前が出ていない。獣王国のおそらく、宰相や侍従長あたりの役職にある人。結構な苦労人で、獣人には珍しく、文系。だが、その眼光は獣王を怯ませるほど。


・冒険者協会の人々

 今回は、狐人の女性職員、支部長、本部長が登場しているが、特に活躍はない。


・司会

 魔剣大会で、司会を務めていたパワフルお姉さん。種族は、豹人。豹人の種族的特徴は、隠密能力のはずだが、この人は、まぁ、なんというか、口が上手い。ただし、割と下品である。もう、何年も武闘大会の司会を、獣王国で勤め上げているはずだが、その容姿は、就職当初から全く変わっていないとか、なんとか。


・クズハ・ホワイトテイル

 ミズホ公国で剣の修行を積んだ狐人の女性。『魅刃』の異名を持つ白金級冒険者。


『法皇国の人々』


・リシ・ヨブニータ

 寡黙そうな龍人の男性。長大な槍を使う白金級冒険者。『龍槍』の異名を持つ。


・シバ=エスラエム

 エスラエム法皇国、法皇。銀眼の老爺。一人称は「徒」。ジャックに対する敬意が見え隠れする。


・アナスタシア・クルセーレ

 法皇国にて、聖騎士団団長を務めるアルビノの狼人の女性。『戦乙女』の異名を持ち、生きた聖槍の持ち主。


『帝国の人々』


・コヅネ・ヤクノ

 小山人の女性。徒手空拳で戦う白金級冒険者。『静謐』の異名を持つ。独特の訛りがある。


・シトナ・イカーム

 暗森人の女性。弓術と氷の精霊魔術で戦う鉄仮面の白金級冒険者。『氷麗姫』の異名を持つ。


・ボボル・エクレール

 魔術師の老爺。雷の精霊魔術を得手とした白金級冒険者。『轟雷』の異名を持つスケベジジイ。


・セミラミレア・マリジーア・クレオテラ=バクナンドラ

 バクナンドラ帝国、皇帝。ジャックは、内心で女帝と呼んでいる。なにやら秘密のありそうな銀髪紅眼の褐色美女。すべての仕草から色香を漂わせるような女性。一人称は、「妾」。


・コジロウ・ジークムント

 帝国にて、剣術指南役を務める老練じみた青年。着流しに、白鞘を佩いた『剣聖』。一人称は、「僕」。


『ブラッドオペラの血族』


・ファントム・ブラッドオペラ

 シンプルな白い仮面を被った金髪の色男。血族の祖であり、真祖。目的は未だ謎。秘密結社〔仮面舞踏会〕の首魁。世界史に残る大犯罪や戦争に関わってきた。


・クリスティーヌ・ブラッドオペラ

 銀髪のスレンダー美女。魅了の魔力とは別に、魅了の魔眼をもっている。ファントムの血族にして、妻。


・カルロッタ

 自己中で高飛車そうな金髪の女性。ファントムの眷属。主であるファントムに心酔しきっており、それ以外は路傍の石程度にしか思っていない。時代遅れのファッションで、実は男。主への心酔を拗らせた結果である。ジャックに殺された。南無。


・ダロガ

 寡黙な武人。ファントムの眷属。カルロッタとは、腐れ縁のようなところがあったが、別に好意はなかった。龍人かつ吸血鬼。

勇者と魔王軍が紹介されていないのは、仕様です。

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