本選・第三試合
ユニークが二千突破してたよ、やったね!それでも、ブクマは38……これはいいのか?悪いのか?
……評価をしてくれる人、ホント少ないよね(涙)えっ、やり方がわからない。それはね、読み終わった後、そのまま下にスクロールするとあるらしいよ。(……実は私もしたことない)
ではでは露骨なおねだりはここまでにして、本編をどうぞ!
『あー、あー、テストテスト、マイクのテスト中……よし。……レディース!アーンド!ジェントルゥメェーン!お昼休憩も終わって、元気充分!私は少し吐きそう!……いや、ホント、ホットドッグ食べすぎたわ』
「「「「「ヒャッハー!!!」」」」」
なぜ、そこで世紀末なんだろうか、観客諸君。いや、まぁ、別にいいけども。ソロモン一体なにを伝えんだんだ。(いわれのない中傷)
『おうおう!盛り上がってんなぁ!野郎どもぉ!私もクソ吐いてでも、この盛り上がりは逃さねぇぜ!司会者魂の名にかけてぇ!』
「「「「「いや、クソは吐くな」」」」」
『私は悲しいぜぇい!!それじゃ、余興はこれくらいにして、第三試合、選手の入場だあ!!!!』
「「「「「ウォーーーー!!!」」」」」
『まずは!四神教総本山、法皇国の白金級冒険者!強靭なる龍人の身で、武を極めしこの男ぉ!その槍撃には龍が宿る「龍槍」リシ・ヨブニータァア!!』
剛槍を肩に担ぐ男が静かに石舞台に上がる。寡黙そうな雰囲気で、事実そうなのだが、予選の折にはジャックの瞬殺の活躍に当てられ、昂っていた。
研ぎ澄まされた気配を漂わせ、誰かが唾を飲む音が聞こえた気がした。歓声は上がらず、されど、期待の視線が男を射抜いた。
ダン!
「勝つのは、俺だ!」
龍尾を石舞台に叩きつけ、自身に喝を入れる。
「「「「「ウォーーーー!!!」」」」」
弾かれたように、観客たちの歓声が上がった。
『続いて!東の覇者、帝国の白金級冒険者!小柄ながらも、侮るなかれ!彼女もまた、武を極めし者の一人!その動きに一切の雑音なし!「静謐」のコヅネ・ヤクノォオオ!!!』
「「「「「ウォーーーー!!!」」」」」
「こっち向いてー!」「踏んで下さーい!」「ハグさせてー!」
茶髪の三つ編みポニーテールを揺らして、テクテクと石舞台に上がる小柄な少女。だが、小山人であるため、おそらく成人はしているだろう。
観客たちの野次にとくに反応した様子はない。祭事特有の馬鹿騒ぎとでも思っているのか。
リシとの間におよそ、十歩ほどの距離を開けて、立ち止まる。
次いで、胸の正面で左の掌に、右拳をぶつけて辞儀をする。
リシもまた、辞儀した。
「師は元気にしとるか?コヅネ嬢」
「自分で確かめるあるよ。そのほうが師も喜ぶある」
「しかし、あやつは出会うたび、仕掛けてくるではないか」
「だから、喜ぶと言ったある。というか、大会で貴方とかち合ったと言ったら、アタシがボコボコにされるあるから、大会が終わったら一緒に来るある」
「ふむ……それは気の毒だな。よし、俺が優勝できなんだら、行こう」
言質は取ったとばかりに、コヅネが笑んだ。
リシの頭に浮かぶのは、自分を昂らせたあの青年。なるほど、ここで勝つ気ではあろうが、コヅネ嬢はあの青年なら、俺を倒せると思ったか。だが……いや、今はコヅネ嬢と向き合わねばな。
担ぐ剛槍を構える。右手一つで握り、左手は相手に向ける。
身体は半身に、コヅネが向けるのも左手。右手は握り込まれているのかいないのか、うまく身体に隠されている。
『それでは、魔剣大会・本選、第三試合開始ぃ!!』
司会の合図に互い、気を昂らせた。
そのぶつかり合いは、常人には分からず、されど雰囲気に呑まれて、文句を言うでもない。
やがて、沈黙を破らず終えなかったのは、コヅネだった。
タン
と軽く踏み込む。軽やかな落葉が如く、自然と接近するはずだった。
空中に留まる一瞬。されど、地面すれすれのところにあってのもので、足を伸ばせば、触れること叶う。隙とは呼ばぬ。
相手がリシでなければ。
「ぬん!」
脚は反応しない。気に呑まれたからだ。
コヅネはどうにか、リシの槍撃に右手を合わせる。穂先の刃の腹に当てて、軌道を逸らす。されど、右手はコヅネの利き手。左はどれほど努力しようと右に遅れを取る。
受けの反応はできただが、その反動に身体が廻る。リシの槍に背を向けることになる。
龍人は人類一の力自慢。故に、剛槍にかかる慣性がリシにはないに等しい。
「ふん!」
龍尾が振り回されるが如く、剛槍の柄が、コヅネの背後を襲った。
予期した故に、左腕を背中に廻し、気も堅くする。
「ぐっ!?」
されど、コヅネにかかる衝撃は予想を超えた。飛んだのは一瞬のこと、軽やかに床に落ちる。
観客からすれば、立て直したように見えるか。
しかし、否。立て直してはいない。無理をした。立て直すことはできない。
「まだまだ、未熟」
「馬鹿いうなある。貴方とは一世紀近い開きがあるのね」
「武の本質は、時ではない」
「「心にある」」
ニヤリとリシが笑んだ。コヅネは苦々しげだ。
「来い」
「言われずとも……!」
瞬間、昂るコヅネが大きく見えた。
!
踏み込みに音は無く、されど、その速さは常人には見えぬほど。
既に拳を握ったコヅネが、リシの上にいた。
「ん!」
宙を蹴ったかのように、加速。右拳は、リシの槍撃と真っ向からぶつかった。
ギン!
骨が強靭なのかなんなのか。されど、押し負けたのは、コヅネ。宙へと帰り、リシの剛槍は翻る。
最後の足掻きと左拳を構えてみたが、石突きが腹部を襲った。
「ぐっ……!?」
意識の明滅、程なくして気を失った。
「ふぅ」
静かな呼気。リシがゆっくり、槍をまた肩に担いだ。
『勝者、「龍槍」リシ・ヨブニータァア!!!』
「「「「「ウォーーーー!!!」」」」」
「「「コヅネちゃーん!?大丈夫かー!!?!」」」
歓声に混じる声に、リシを拳を突き上げるのはやめておいた。
『轟雷』のように、ブーイングされるのは適わん。
感想で、主人公の行動に?がつくという意見がありました。色々と思い返した結果、作者自身はあまり違和感が抱けませんでした。すいません……。
設定を見返す中で、無理のない後付け理由が思いつきましたし、それも伏線になるようなならないような感じのことなんで、機会があれば、本編に登場することでしょう。
ちなみに、感想返しに書いた理由等々の言い訳とは関係ない感じです、たぶん。
あっ、感想ありがとうございました!励みとさせていただきます!
ジャック「ふっ、俺に欠陥などないわ!」
そう言うところだと思いますよ?
「……チェストォオオ!!」
ギィャー!!?!また、斬られ、た……




