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我輩はくー。である。  作者: ともさかゆう
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にゃーにゃー。

 それからぼくらはその入れられた所から解放され、かあちゃんについて建物の裏でそれでも日差しが気持ちいい場所に行ってしばらくかあちゃんのしっぽや仲間とじゃれあって、いつのまにか寝てた。起きては寝て起きては寝て、かあちゃんのおっぱい吸って。


 かあちゃんはいろんな大きいのと知り合いでいろんなところでご飯貰うらしく、あるとき朝居ないなぁと思ったら、帰ってくるときにおかさんを連れて来た。


 かあちゃんとおかさんはほんと仲がいいらしい。


 どうやらごはんを食べてから僕らのところにおかさんを案内してきたぽい。


 おかさんはそんなに早く動けないっぽい。


 かあちゃんは何度も後ろを振り返りながら、おかさんに付いて来いって合図してた。


 おまえたちこんなとこにいたんだー


 にゃーにゃー


 そうおかさんがぼくらの居たところを覗き込んできたので、まぁ、まんざら知らないわけでもないし、ちょっと顔を出してあげた。


 かわいいねぇ


 にゃぁ


 いいこだねぇ


 にゃぁ


 おかさんはぼくのみみのうらをこりこりしたり背中を撫でたり。


 だんだん気持ちが良くなって。


 顔が近くだったから鼻を嗅いでみた。


 うん。


 いいにおい。


 わるくないかんじ。


 喉がぐるぐるしてきた。


 ポカポカないい陽気。

 気分がいいな。


 おかさんは大きい。


 大きいけど仲間の匂いがする。


 悪くない匂い。一緒にいると嬉しい。うん。




 いつからだったか、ぼくらはかあちゃんに付いて朝おかさんとこの扉の前でごはんを待つようになった。


 ときどき黒い大きなのが空から襲ってくるのでその時は箱の中に隠れたり。


 かあちゃんは尻尾を立てて大きいのを威嚇した。


 凄く太くなったしっぽがとっても頼もしかった。


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