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吸血鬼  作者: 尚文産商堂
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その後

私たちは、途中で席を立ち、歴代の子爵の肖像画が飾られている大広間へときていた。

当時の当主である方の前で、その話は終わる。

40代後半に描かれた肖像画で、髪はきれいに切りそろえられ、ひげはわずかに口端にかかるように整えられている。

今の子爵とそっくりな顔つきで、家系なのだと分かった。

「……どれだけ探しても見つからなかったのですか」

「そうです、猟犬300頭、騎士1000名、さらに領地の人々多数を動員したのにもかかわらず、一切の痕跡を残さずにゴエティアは消え失せてしまったのです。そして彼は今も見つかっていません。生きているとも、死んでいるとも、そのどちらでもないのだとも。噂は無数にありますが、事実は闇の中です」

子爵はそれでも、2020年になれば晴れて公爵の仲間入りをすることとなっている。

と同時に、叙爵されるはずだった複数の爵位を持つこととなる。

「……しかし」

子爵はゆっくり歩き出し、続きを話す。

「悪魔、吸血鬼、妖怪、幽霊。さまざまな我々とは違うものがいる。そう考えると、なにやらワクワクしませんか」

なんといえばいいかわからないが、ようやく私はそうですね、とだけ答えた。


日本に帰ると早速記事にして書き上げる。

そして書き上げ、それは帰国後1か月後に掲載された。

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