表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
吸血鬼  作者: 尚文産商堂
6/8

目撃者

ゴエティアはどこにいったのか、それが目下の警察の目標だった。

が、1週間経ち、2週間経っても彼は発見できなかった。

事態が動いたのは、1か月後、噂も随分と下火になってからだ。

このころ、グッディ子爵は初代アマーダン公爵に叙爵されるという話が出回っていて、その勅書(パテント)もできていた。

が、悪魔が出たという話がロンドンへと到達すると、真に叙爵するべきなのかを再考するべきだということになった。

当時の枢密院も巻き込んでの論争の間、第4の殺人が起きる。


第4の殺人は、とうとう目撃者が現れた。

ゴエティアを見たという目撃とともに、その死体の正確な場所を示した。

目撃者が犯人だという話もあったが、それにしては力が足りなさすぎるということで違うという判断に落ち着いた。

それによると、ゴエティアは被害差である31歳の男性を後ろから襲った。

森の茂みへと引きずりこみ、真っ先に首をひねり切った。

それから噴き出す血を飲み、さらに首を表から胸へと一直線に切り裂いて、骨をちぎり、心臓を取った。

が、思っていたのとは違っていたようで、そのまま捨てたという。

これで、ゴエティアが犯人だとはっきりした。

そして、吸血鬼、という存在が現れたということもわかってしまった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ