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吸血鬼  作者: 尚文産商堂
3/8

殺人

見たという噂はすぐに広がっていく。

数日中には町中の人が、その教会の郊外墓地で見たという話でもちきりになっていた。

そのうちに、別の事件が起きて、その噂もいったん落ち着いた。

よくある殺人事件だったという記録が残っている。

被害者は女性、19歳、教会で奉仕をしていた方で、その当時の記録が残っている。

それによると、昼間に教会で仕事をし、夜は協会附属の寮で寝泊まりをしていたそうだ。

誓願を20歳になるとする予定で、女子修道会に入るつもりだったらしい。

その殺され方も酷く、なんと心臓が食いちぎられていた。

首は明らかに人間の手形があったのだが、その力の入れ方が尋常ではなかったようで、その力のままに骨が完全に砕けていたそうだ。

検視、と今ではいうのだが、それをするとわかったのだが、死因は頸椎骨折。

だが、心臓を抜き取ったのはどういうことなのか、という謎はのこったが、これは妖怪の仕業、といったところで早々に幕引きを図った。

しかし、これがはじまるだということが、誰も知らなかった。

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