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プロローグ
『好き』だなんて言葉は軽率な言動ならば、
幾らでも言える。
その気がなければ…幾らでも。
でも、
もしも…………
『恋』をしてしまったら
そんな簡単に『好き』だなんて言えない。
想いの篭った『好き』を、
たった一言をどうして言えないのだろうか。
そんな思いを秘めているのが、
この物語の主人公及び当ヒロインの【結城-勇気】
そして、彼女の『恋』のお相手の名は……
『若牛丸-志音』
性格は本当に糞の糞の糞のくそ。
下の下の下の下の下。
でも…………、、
時に優しく、面白くて、面倒見の良い彼に
彼女は惹かれてしまったのです。