旧支配者の遊び心
私の名前はモルディギアン。人間の世界では納骨堂の神として崇められる存在である。わかりやすく言えばそうだな、食屍鬼の頂点に君臨する存在だ。
さて、話は変わるが私がこの様な自分語をするのには訳がある。今、私は友神のニャルラトテップに誘われ、異世界と呼ばれる、通常の人間達が住む「地球」と呼ばれる場所の次元と空間の超越した・・・いや、これはいいか。まぁ、「地球が存在しない世界」と言えば解りやすいだろうか?人間脆弱な精神に支障がない様に説明するにはこれが一番適当だな。君たちは私に感謝するように。供物は美味しい者を用意するように。・・・ではなく、そう、友神のニャルラトテップに誘われ、異世界に続く転移陣の前にいる。ニャルラトテップが言うには「この世界は、私たち旧支配者が扱う【力】と呼んでいる者を人間も簡単に扱える様にした世界だから、地球よりも面白い存在に会えるかもしれない!」とのことだ。あの時のニャルラトテップは本当に面倒くさかった。興奮しすぎだ。それに私はあまり人間に興味がないのだ・・・静かに供物を貪り、信仰の有るものには適当に加護を与え、ゆったりと過ごせればそれでいい・・・いやまて、人間に興味がないというのは取り消そう。アレは良いものだ。美味な者もあれば味わい深い者もある。そういえばこの前ニャルラトテップが面白いからと言って協力したときにきた「探索者」だったか?あれは美味な者だった。豊富な味がした。ニャルラトテップが言っていたのはそういうことか・・・?美味しい者が食えるということか・・・ふむ、余興も悪くないかもしれないな、どうせ暇なのだ。人間好き仲間(別に人間に友好的ではない)のニャルラトテップの誘いもあるわけだし、少し覗いてみるか。
こうして旧支配者、グレート・オールド・ワンにして納骨堂の神モルディギアンは異世界に足を踏み入れ・・・足無いな・・・えー・・・その御身を異世界に顕現させるのである。
※この物語にはグロ描写やエロ描写や、残酷な表現がちょっとあります(邪神視点)