第7話 おまっwwwうらやまwwwけしからん。
前回までのエロゲ部。
痴女先輩が、いた。
「変な人って、しつれいっすね。鏡見たんですか?」
自分の事を棚に上げる先輩は、どうかと思う。自分は変な人
呼ばわりするほど、奇行に走ってない。
「なっ、それはこっちの台詞よ。人をいきなり痴女扱いした
じゃない!」
「それは、先輩が俺を幻滅させることを言ったからじゃない
ですか」
「どういうことよ!」
「まあまあ、お二人さん、むつまじいとこを周りに見せびら
かさなくてもいいじゃないですか」
「「だれが、こんなやつと」」
「息もぴったりじゃないの!」
茶髪の子が、なんか言ってたけど気にしない。
まさか、この部にいたとは、となると自然にこの部がなんの
部かが、分かる。
俺は、我は関係なしと自然な顔をしている千春に聞いた。
「まさか、お前!俺をエロゲ部に連れてきたのか!しかも、
お前も所属しているのか?」
「あはは、そうそのまさかだよ!見事な推理だね」
推理も何もないんだが、意外な真実を知ってしまった。
まさか、千春が、運動系の部活に入ったものとばかり思ってい
たから、こんなとこで放課後いたのか。
「なんだい、二人とも、今更、揉め事かい?」
茶髪の子が、話に割り込む。
ん、今さっきから口調というかなんだか、コロコロ変わってい
る様な……。
「まあ、立ち話もなんや。そこにあるソファーに座りなさいな」
彼女は、部室の奥にある、白いソファーを指さした。
断る理由もなかったので、俺は、素直にソファーに座ることにし
た。
「すまんかったな、チンピラ君、もといきんぴら君。」
この人は、なにかしら人を怒らすのが得意な人なのだろうか?
きんぴらってなんだよ、まったく。
「私、わっし、我、まぁ、いいや。わっちの名前は、向井 宗治
、男っぽい名前とよく言われるけど、れっきとした女だわさ。よろ
しくしてつかんさい」
よろしくと言われても、そのキャラの不十分性が際立ってそれど
ころじゃないんだけども。
「さて、ちーちゃんの説明を受けてもわからんだろうし、改めて
この部の存在意義を説明をしてもよろしかね?」
「………はい」
「さて、諸君はこの部を何部だと思う、はい、きんぴら君」
「……エロゲ部ですか?」
「ざっつらいと。そうだね、プロテインだね」
「何言ってんですか、こいつ」
我慢ならなかった、一人でボケ一人で楽しむこいつの姿を……。
憐みの目で見るしかなかった。