『いつも』
とある日の誕生日、
神様が渡した誕生日プレゼントは
警告音と、地震だった。
揺れる地面に降ってくる雨
寂しく逃げる暗い家。
命の線もぷつりと切れて
持っていかれたいつもの日常。
無くなってから気がついたんだ
大切なのは、『いつも』だって。
『普通』も『絶対』もなくなったけど、
私は明日へ進みます。
また新しい『いつも』が来るように。
『また明日』って心配しないで言えるように。
どんなに壊れた日々だとしても、
それは私の『いつも』だから。
それは私の『今』だから。
どこまでだって歩いて行ける。
みんなが支えてくれたから。
けど、次の誕生日プレゼントは辛くないといいな。
From KUMAMOTO