僕も友達もアリアじゃない。
初めまして、亞於と申します。
アリア・レプシリカの世界に入り込めればと…。
『アリア』
────それは、大人だけの秘密、 子供が知ってはいけない────────
――――――――――――
「アリアは友達を… …友達を探してる。」
『アリアって誰? 友達なの?』
「友達じゃない。」
『おもちゃ?』
「おもちゃなんかじゃないさ。」
『物なの?人なの?』
「……武器だよ。」
――――――――――――
レプシリカ学校の生徒は
主に武器や魔法やレプラン、レプシリカについて教わっている。
レプランとは『武器を使う組織』の事で、
レプシリカは『武器と操り人』の事。
そして、
11WORLDの中、1WORLDごとに3名のレプシリカがいて
11WORLD目にレプランの
最高組織者、所謂ボスがいる。
――――――――――――
『僕の武器になってください。 …僕を武器にしてください。 …うわっ、ドMみたい…。』
茶色の髪の左上の部分に
クリーム色のメッシュが
入った男が呟いた。
「え きもい 頭打った?」
そこに赤いセミロングの女がお得意の毒舌で朝からツッコむ。
『打ってないし』
言い返したメッシュの男は秋斡 要 (あきわつ かなめ)
毒舌系女子は
霧雨 哥音 (きりさめ かのん)
入学したての幼馴染み達は緊張というものを知らずにいつもどおり…────
───新たな仲間、刻まれし友情、レプシリカの恋。
彼らはまだ、スタート地点。
読んでくださった方、ありがとうございます。
次回は力を入れますのでどうぞ、読んでください。