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第4話 調子に乗った代償と

 朝起きてビックリ玉手箱。昨日の記憶が殆どごじゃーせん! いや、ほんとはあるよ。でもさ、いつの間にアンジェと一緒にベットで寝てたのかさっぱり分かんない。そもそも、何かロリ神とのやり取り当たりからどんな場所にいたのかあんまり思い出せない。人物とか、やらかしたことはバッチリ覚えてるんだけどさ。

 あっそうか、単純に興味なかっただけか。だって一々感動も何もしてない建物だの風景だのダンジョンだの覚えてないってか、目に入らないよね? 俺だけ? まぁいいや、何か立派な建物だったり中世のヨーロッパ辺りっぽい事だけは間違いないし。まぁ、ダンジョンは本当に初心者向けの奴だったから、あそこは凄く整備された洞窟を想像して間違いないはず。多分。まぁもう行かないからどうでも良いか。

 で、そんな事より物凄い重要な事に強制的に気付かされた。そう、暑いのか寒いのかさっぱり分かんないし、アンジェの素晴らしい触り心地も素晴らしい臭いもさっぱり分からない。あー、何か予定通りと言えば予定通りだけど……ステータスをチェックしてみる。




 名前:フィリップ

 種族:ヒューマン(男)

 年齢:15

 レベル:18

 力:572(S)

 体力:537(S)

 知力:945(S)

 素早さ:599(S)

 魔力:0(Q)


 信仰:拒否

 スキル:魔力の源・限界超過


 装備:ただの服・アイアンソード

 所持金:982654マニー

 経験値:3301(次まで309)


「うわぁああああああああああああああっ」

「きゃっ、どうした!?」


 全然予定通りじゃないのがあったぁああああああっ、何で? どうして……こんなにレベル上がってるの!!

 初期値が魔族や竜人族より劣るとはいえ、並みの獣人族やら他の亜人には勝ってたのに。いや、初期値で最強と名高い魔族や竜神達の平均値に勝ったらそれこそチート乙だけどさ。じゃなくて、初期値が高ければ高いほどレベル上がり難いはずじゃ!? 俺の初期値から適正出せば3倍算で合ってるでしょ! レベル1上がる度に初期値×0.1の値がプラスされて行くんだよ? このレベルの上がり方完全にヒューマンと同じじゃん! これじゃぁ益々レベル上げの辛さ体感出来ねーじゃねーかよぅ、畜生。

 とはいえ、その全てを覆す信仰拒否が装着されましたか。そりゃそうか、神を虜にするような奴なんだ、そんな奴守る理由ないもんな。これで俺は五感を全て奪われたって事か。うん、確かに滅茶苦茶重力も感じるしってか、これ常に魔法で相殺してなきゃ俺死ぬよね?

 流石ステータスの値を1万分の1にする呪いの信仰拒否だよなぁ。しかも、小数点以下切り捨てで0になったら即死亡だし……よく無意識に相殺したよな。下手したら死んでたって。ってか、間違いなく相殺しきれてない。うん、視覚が生きてるのはどう考えてもロリ神の御陰以外何物でもないけど、他は俺さっさとレベル上げないと取り戻せないじゃん。

 ちょっと予定外、アンジェの素晴らしい……って、あれ、何で俺のステータスカード見た後振りかぶって……って!


「うわぁああああああ」


 ザシュッとか言って右腕がベットに埋まってますがな。そんなもん喰らったら俺普通に死にますがな。


「異端者死ぬだけ。裏切り者」

「まままま待って、は、話を聞いてくださいお願いしますぅいやっはぁああああああぶねぇ」


 魔族の右手って並みの刀より切れるんだなぁ。何て思う。うん、右腕をあの状態から普通に振り上げれるとかどんなチート? しかも本当に鋭利な切り口出来てるし。奇跡で躱せたけど、カスッただけでも死ねるよ? あたってないはずなのにうっすら右頬風圧で切れちゃってるし。

 って、そうか、信仰拒否って世界に喧嘩売ってる証拠だもんね。そりゃぁこの世界で生きてる生物全部の敵でもあるのかぁ。しまったなぁ、俺。何でこっちの方は思いつかないんだよ。

 そんな走馬灯を思い浮かべながら。まぁ可愛い女の子に殺されるならまだマシかと思い直し……って、アンジェええええええっ、涙浮かべてる!?


「お前、最低。私を裏切った」

「裏切ってない! 俺は単に神に嫌われただけうぐっ」


 ちょっ、空気読んでくださいロリ神様。貴方が嫌ってない事は分かってますから視界に強烈な光当ててアピールしないで! 俺マジで死ぬから。


「……嫌われただけ?」

「そうそう、昨日加護貰ったんだけど。俺色々やらかしちゃったみたいで、1日の猶予の後世界で生きるための加護切られただけ」

「えっ、何で生きてる?」


 そうなりますよねー。信仰拒否と言っても2種類あって、自分から拒否する場合。これはペナルティ凄い軽いんだよなぁ。だって俺はあんたたちの敵だーって勝手にほざいてる奴がいたから、ちょっとオシオキするよってやつだし。能力値10分の1にしかならないからね。っても、これの問題は性格的に問題だからって奴。もそっと詳しく言えば。全てを滅ぼす事でしか生きがいを見い出せないとか、そう言う危ない奴の事。で、俺の喰らってる信仰拒否は、神がその存在が存在自体不必要とみなし、生きるために必要な加護を切っちゃうこと。うん、実は切られるまで俺も普通死ぬってこと以外よくわからなかったけど、こりゃ死ぬって状態だよこれホント。

 先ずこの大陸って実はこの星じゃ一番小さなものだったりするんだよね、つまりこの星地球のン100倍は軽くありますってこと。勿論デカイぶん重力もマジパねーし。俺自分の事オラとか言わねーぞ? しかも多分空気中に有害ガス満載。で、太陽系で言う水星みたく昼は灼熱夜は極寒。そういうものを何か神の加護で包んでこんな素晴らしい地球よりも穏やかな気候で過ごしやすい星にしてたみたい。うん、色々謎が解けたから良いけど、まさか謎に嫌われて知らされると思わなかった。多分俺だけ昔みたいな物理法則とか適用されるんじゃないかと凄い不安。この世界本当にご都合主義の塊だったからね。

 まぁ、その辺は実は魔力で相殺しきれてるみたいなんだけど、ってか、出来てなきゃ既に死んでる。それでも相殺しきれず五感は視覚を除いて死滅状態って訳だ。はは。

 俺食事とか相当好きなのにおあずけかよ。女の子とイチャイチャしても楽しくないとかどんな拷問。オノレ神め。やりおるわい。

 閑話休題、色々苦しくておかしな方に流れる思考を気合で正す。


「俺の切り札を全力で使ってるから。御陰で俺常に生命の危機ってこと」

「……よく考えたら、自分から拒否するも拒否されるもあまり変わらない?」


 うおぉぉおぉおおおおおおおおっ、やばい、ここで説得に負けると俺死ぬ!


「変わるよ。だって今回は性格の事無視で切り札がダメだっただけだから。だから俺死んでないでしょ?」

「どういうこと?」

「切り札使わせない為の措置ってこと」


 うわぁー、物凄く納得してないですよねー。うん、でも、俺にはこれ以上説明無理だよ? そもそもどちらも同じ拒否って表示しかされてない時点でもう怪しさ以外なくなるからねー。ってか、考えてくれてるぶんアンジェがどれだけ良い子か分かる。……はっ、まさか俺を惚れさせる為の作戦!? アンジェ、恐ろしい子。


 と、俺も困りきってたら、アンジェが物凄い光に包まれて。直後物凄いジト目で睨んできた。

 えっ? 何がどうなった?


「フィリップ本当に手が早い。私の事は遊び?」

「アンジェさえ良ければ直ぐにでも式挙げたいよ」


 うおっ、何かめっちゃ笑顔になった後、一生懸命真面目な顔作ろうとしてる。でも、何かニヤけてて全然迫力ないよ?


「じゃぁいい。あの女から教えて貰ったから……それだけはあの女に感謝」

「あの女? あー、ロリ神かぁ」

「フィリップはああ言うのが好き?」

「ストライクゾーンの種類が違うだけで、どちらも最上級の大好物ですよ」


 キランと歯を光らせる――イメージで爽やかに微笑みながら断言する俺。まぁどちらも嫁候補だしね。

 って、アンジェ物凄い複雑そうな顔してる。何で?


「すと……なに?」


 ガーン、全然通じてない。俺がショックで心で涙するなか、しかし後半の意味はちゃんと通じたのだろう、急にニヤけ出すアンジェって、アンジェってこんなキャラだったのかぁ。俗に言うクーデレに近いんだろうなぁ。一生懸命隠そうとしてるし……って、ロリ神どんな説得したんだろう? 激しく疑問なんだが。


 兎も角、俺の命は無事救われたのでしたと。今日の戦果はバランスをM寄りにするの成功&アンジェと更に親密になれた。代わりに生きるのが非常に困難になりましたってやつだな。うん。



 あれっ、俺また今更ながら気付いたけど、何かまたまた失敗してね? だって、ギルドじゃ基本カード提示しなきゃ何も出来ないんだし……うわぁ、また1悶着がデジャブるけど、今回は必殺意識飛ばしなんか使ったら俺の命も飛んじゃうし。

 次回予告! フィリップギルドで命懸け! ってか。

 うわー、全然俺面白くない。ってか、折角アンジェ抱きついて来てくれたのに、目だけ癒される以外何も嬉しくないとか……ほんと俺のハーレム作りの為にもギルドでの試練は必ず超えてさっさとレベル上げですね、わかります。




 よし、それじゃぁアンジェが満足したらギルドに行こう! 目が癒され、他は必殺脳内補完で幸せになってきたぜ。くひひ、前世の俺よ、羨ましかろう! や、他は実は拷問みたいなもんだったりするし、それはないか。はぁ、良かったァ。俺脳内妄想力高くて。

 やはりこのくらいの長さじゃないと一定期間で更新出来かねないですねー。仕事もあれば楽曲も作らなきゃいけなくもなりましたので。

 比重は楽曲>仕事>小説になっておりますが、音楽で飯食べてこうとしてる人間なので、色々ご容赦下さいませ。


 あっ、感想読ませて頂いております。まとめてで非常に申し訳ありませんが本当にありがとうございます。否、読んでくださった方全てに多大なる感謝を!


 とりあえず、この作品は完全に僕の勢いで書いてる、実はリハビリ作品なので、誤字とかほんと沢山ありますが、それよりスピード重視で書いています。本当に申し訳なくはありますが、誤字脱字は脳内補完して頂けますと幸いです。

 つまり、直す暇がありませんのでご容赦下さいませってことです。完結したらちゃんと直すかもしれませんが。それも定かではありません。


 兎も角、完結目指して頑張ります! 


 あっ、後活動日記はちょくちょく付けていきたいと思ってますし、そこで色々ご意見を頂ければ何て思ってもいますので、見て頂けたら幸いです。


 それでは、今夜も夜勤なのでおやすみなさい!

 実はライブの日以外休みなしのtomaruでした。

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