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第3話 初ダンジョンに潜る

 うっひょい、ここは何という天国ですか! 色取り取りの美女美少女がいるじゃないですかー。受付のお姉さん達も何故か皆綺麗だし。うむうむ。目の保養この上ない、素晴らしい。

 感動に打ちひしがれながらも、早速登録に向かう。

 実は冒険者ギルドを利用するのは初めてではなかったりする、都市の外ではEランク冒険者という称号を持っているのだが……ここのギルドは特殊な扱いになるので割愛する、ってか、細かな違いとかうっすらとしか分かってないし、ちゃんと説明聞かなきゃな。

 俺は当然ながら受付のお姉さん達の中で1番タイプのお姉さんを選ぶ。あ、でも50人はいる受付のお姉さん達の中で無条件でハーレム入しそうなのが半数もいるくらい素晴らしいレベルだし、残りも中身次第ではってレベルだから……ってか、何でこんな無駄にレベル高いんだろう。俺得だからどうでもいいけど。


「次の方どうぞ」

「あっ、はい、ギルドカード作りに来ました」

「冒険者登録希望の方ですね、承りました」


 にこやかに話すお姉さん……実に笑顔が素晴らしい、マジで。もう俺には営業用の笑顔なのか本心からの笑顔か分からない……けど、仕事だから営業用なんだろうなぁ、これで営業用とか貴方が天使か。

 なんてトリップしながらも、ここで取り乱す俺じゃない。だって説明ちゃんと聞かなきゃ下手すら命に関わるもんな。それに、真面目に仕事してる人にこちらも真面目に相手しなきゃ失礼ってもんだろ?


「では、こちらの書類にご記入お願いします」

「はい」


 サラサラと自分の名前と年齢に性別を書き、外でのギルドレベルを記入し、出身地区を書いてお姉さんに渡す。


「これで良いですか?」

「はい、ギルドカードの提示をお願いします」

「はい」

「確認いたしました、それでは詳細の説明をさせていただきます。

 こちらの資料に詳細を書いてありますので、是非後でご参照下さい」


 お姉さんからそれなりに分厚い本を頂く。まぁ外でもそうだったし、俺は殆ど一発で覚えれる自信あるけど普通は無理なのも分かるし、細かい事までは説明しないものだから、後でちゃんとチェックしておくことを決める。


「ありがとうございます」

「それでは説明させていただきますね。

 先ず、こちらのギルドと他のギルドの違いはご存知かも知れませんがレベル制が取り入れられていることです」

「神の恩恵によって、自分の力が明確に記されるってことですね。仕組みはわかりませんが凄いですよね」

「えぇ、それには先立って冒険者になるための儀式がございますので、そちらで神の加護を受けてきて下さい。すぐ近くに神殿があるのでわかると思います。

 後、ダンジョン都市として名高き通り、こちらの冒険者様達には基本ダンジョンに潜っていただくことが活動の主になります。勿論他のギルドと同じような依頼もございますが、無理にそちらをする必要はありません」


 淡々と言うお姉さんに、俺は思ったままを告げる。


「じゃぁダンジョンに潜る以外の依頼もしていいんですね?」

「えぇ、勿論そうですが、実りなどを考えるとギルド側としても、なるべくダンジョンを攻略して頂いた方が良いので、本当に無理に受ける必要はありませんよ」

「なるほど、それじゃぁ攻略休んでる時でもやりますよ。実は今までもそうでしたが、結構雑用の依頼こなしてるんですよ?」

「……えっと、もしかして分かってます?」


 ここでお姉さんの表情が困った様に可愛らしい苦笑に変わった。うむ、実に素晴らしい。


「勿論ですよ、ダンジョンを押しながら刺激しないようにしつつも他の依頼もありますって言われれば。討伐系はいざしらず、雑用系はたまってるのでしょう? しかも、下手するとお姉さん達がこなしてるのでは? 僕は雑用系も立派なギルドの仕事で地元の信頼を勝ち得る為にもとても重要な事だと思ってますし、ギルドには地域の信頼がよりあったほうが後々僕らにもプラスになって帰ってきますからね。

 とはいっても、僕もダンジョン目的で来たので、あくまでやれる範囲になってしまうのは申し訳ないですけど」


 ここで花開く様に微笑むお姉さん……スゲェ、営業用じゃない笑顔とかこんなに……こんなに素晴らしいのか、やばい俺鼻血出てないよね?


「そう言って頂けて本当にありがとうございます、貴方のような冒険者の方々ばかりでしたら良いのですが」

「僕が偶々気付いただけですよ、きっと僕よりお人好しなんて掃いて捨てる程いるはずですし、ダンジョンって目的に必死になってるだけかと」

「いえいえ、こちらからお願いしても大抵断られますし、貴方の様にご自分から言われる方なんて本当に稀なんですよ」


 ふむ、どうやら皆俺が思ったより必死なんだろうな。とはいえこう言う雑務は俺にとっても物凄い実りのある仕事なので元々積極的にやるつもりだ。外でもなかなかランクが上がりにくい雑用ばかりやってたからね。何でかって言うと簡単だ、だってその地域の皆と親しくなれるんだぜ? まぁ、そこまで根を張って活動出来たことないけど、路銀貯める為ちょいちょいこなした依頼主が美女だったり、娘さんが美少女だったりって場合もあったし、出会いもあるのだ。しかもここで地域の信頼を勝ち得ること=俺がハーレムを作った際に必ずプラスになると踏んでるし。


「まぁ、とりあず僕はダンジョンに潜らない日は雑用系依頼を受けにきますのでよろしくお願いします」

「はい、優秀な冒険者様をサポートするのは私達の仕事ですので」


 おー、優秀なってまで付いちゃった。本当に雑用系やる奴少ないんだなぁ。皆頭悪いのかなぁ? 他のギルドも討伐系ばっかやってる奴の方が遥かに多かったからなぁ。単純な金やギルドランクなんて俺にはあまり魅力感じないからどうでもいいけど。それよりも、こう言う可愛い女の子の笑顔の方がプライスレスでっせ、ぐへへへ。

 いかん、トリップしかけた。


「なので、フィリップ様、くれぐれも無茶はなさらないように。

 貴方には余計なお世話かもしれませんが、やはりダンジョンで命を落とす方も少なくありませんので」

「ご忠告痛み入ります。勿論慎重に慎重をもって探索させて頂きますよ。僕だって死にたくありませんし」


 真剣に言ってくれるお姉さんに、俺も真剣に返す。ってか、めっちゃいい人だなぁ。こう言う忠告は必須とはいえ、こんなに真剣に言ってくれると俺もより気をつけようって思えるし。


「それでは説明を続けます。

 ダンジョンで素材集めの依頼などもありますが、そのうち10パーセントをギルドが手数料としていただくことになります。

 勿論、素材自体もギルドで換金致しますので、そもそも以来自体少ないですし、基本冒険者様達の収入源はダンジョンで得た素材や宝を換金する事で得られるお金が基本になります。

 ダンジョンはこの都市に10あるのですが、その難易度も様々で、完全踏破されているものはまだ簡単な方から3つとなっております」

「先ずはその3つで鍛えて次にってことですね」

「そういう事になりますね。他の7つのダンジョンは未踏故実りも期待できますが、その分リスクも高くなりますから」

「ハイリスクハイリターン、とはいえリスクは出来る限り減らすよう努めるべきですね」

「そういう事ですね。他に何かご存知になりたい事はありますか?」

「お姉さんのお名前を是非教えてください」


 即答した俺に、くすくすと笑い声を漏らすお姉さん、って、なんで?


「あぁ、すみません、やはりご噂通りなのですね」

「あー。そうなんですよー。お姉さんも是非僕のハーレムに入ってもらいたいものです」


 満面の笑みで言ってるのに、変わらずくすくす笑ってるお姉さん。まぁバカにしたような感じはないから、多分冗談に取られたんだろうなぁー、本気なのになぁー。


「まぁ、立派な冒険者になったらよろしくお願いしますね。

 実は、ここで働いてる子達はそういう子多いんですよ? 優秀な冒険者様と知り合える可能性もありますしね」


 あー、おk把握ってところ。ってか、そう考えると綺麗なお姉さん達ばかりなのもうなずける。うん、ここはていのいい相手探し場ってところか。ここまで言うとちょい下品かもしれないけど。


「わかりました、ソッコーで身請けに来ますのでよろしくお願いします」

「身請けはちょっと違うと思うけど、よろしくお願いしますね」


 ニコニコ笑い合う俺達、うーむ、実に建設的だ。素晴らしい。寧ろ暫くこのままで良いかもしれない。ってか、良い。


「さぁ、それじゃぁこちらがギルドカードです、隣の神殿で加護を受けられるとステータスが表記されます。なお。初めはOランクからスタートとなります」

「Oですか!?」

「えぇ。他はFからですが、こちらでは更に分類されておりますので。ですからFにもなれば一流の冒険者と呼んで差し支えないくらいになります」


 へー、これは知らなかったなぁ。ともあれギルドカードを受け取る。うむ、名前聞けなかったし、脈なしだったのかも、次からは別のお姉さんにしなきゃなぁ。


「それじゃぁどうもありがとうございました」

「こちらこそご入用ありがとうございます、是非次回も私フラン=ノートセルをご指名下さいね」


 うわぁ、やられた、そんな可愛い笑顔で言われたらもうフランちゃん以外指名出来ないじゃない。

 半ばのぼせながら俺は神殿に向かうのだった。うむ、今のをちゃんと脳内データーベースに保存保存っと。ご馳走様です。






 さぁ、やってきました神殿ですよー。うひょー、こっちもでけーなー。うん、シスターさんってか、巫女さんってか、両方入り交じりなのは凄いけど、こまけーことはどうでもいいな。うん。

 いや、神様次第でその服装変わるの知ってるから、知識としては納得してるんだよね、実際。ただ、目の保養的な意味で素晴らしいと思う。神にその身を捧げてるとかなければ是非嫁に各種欲しいし、捧げてるなら服装だけでも欲しいなぁ。コスプレは神だと俺は思うのです。

 そう言えば、学校によっちゃぁ制服とかあるらしいし、これは確実に手に入れたい。もう後ろ指刺されても俺は一向に構わんね。


 クラスアップ等も兼用してる為だろう、こちらも冒険者ギルド程じゃないけどそれなりに賑わっている。うむ、静かなのものんびりできて良いけど、こう言う楽しいのも素晴らしいな。

 改めてそう思いながら、中央窓口に向かう。確か最初はここだったはず。


 あー、最悪だった、何が最悪だったかって何で男に説明されなきゃなんねーの? 一列にしか並べなかったから、仕方ないとは流石に理解してるんだけど。あのイケメン兄ちゃんもとても丁寧に説明してくれたから良いんだけど……4人いるうちの3人が女性で素晴らしかったのにまさか4分の3に当たるなんて……おかげて両隣をチョロチョロと盗み見した記憶しかない。いや、勿論俺にかかれば話半分でもちゃんと頭に入ってる素晴らしい頭をしてるのだが、兄さんが苦笑してたのに気付かない訳ない。でも、良く怒られなかったよなぁ。貴方みたいな人初めてですって言われたし……俺はそっちの趣味はないし、十分注意しておこう。


 おかしな結論に辿り着いた気がしないでもなけど、俺は真っ直ぐ道を進んでいく。この道の奥に神の加護を受ける祭壇があって、そこでその人物を気にいる神が加護をくれるらしい……まさか1人で受けなきゃいけないとか知らなかったけど、多分神様なんて見るのは恐れ多いとか、そんなんだろう、多分。ってか、そんな感じの事言ってた気がする。

 ちぇっ、綺麗で可愛い女の子に案内されるとばかり思ってたかテンション下がるぜ。何て思ってたら、やたら立派な祭壇に辿り着く。まぁ、途中で何人かとすれ違ったから、それなりに新規の冒険者は居るみたいだうむ、可愛い子もいたし、パーティー組むならああいう女の子が良いなぁ。


 完全に自分の欲望を頭に浮かべながら、呑気に裁断中央に立つ俺、と、明らかに周りの時間が止まったのを理解する。そりゃぁいきなり祭壇に向かってる次の男が足を出してる途中空中でその足を止めてるからだ。あんな不自然な格好で止まるなんてなぁ。まぁ加護を受けるときは不可侵の結界が張られるから待たされることはありませんよって聞いてたけど、心から納得したよ。


『汝が我らが――』

「姿見せて話せやこらっ、折角可愛い声してるんだし姿みたいぜ俺は」


 我慢できる訳がなかった。だって超可愛らしい声が響いて来んだぜ、女神様なら直接目に納めたいと思うのは仕方なかろう。ってか、早くデーターベースに保存したい。


『くははは、確かに面白い存在だな。よかろう、偉大なる我らが王も降りろと命令なさったし、貴様の前に降りてやるわ』


 神様って偉そうだなぁ、ってか偉いんだなぁって思ってたら、予定外の人? あっ、神様は1柱か、が降りてきた。うん、非常に残念。


「光の玉にしか見えないけど、性別ないとか?」

『一応光の女神なんだがな、とは言え姿が明確でないことは確かだ……しかし、一応仮初の姿を作っていたのだが、何故真の姿が見えた?』

「ちぇー、じゃぁ透視魔法外すよー。逆だと踏んだのに……おぉっ、めっちゃ綺麗なお姉さん……っても、光の玉が本性かぁ。残念」

『……貴様、まさか我もハーレムとやらに入れるつもりだったのか?』

「当たり前だろう、光ちゃんも勘が鈍いねー」

『ひ、ヒカリちゃん!?』


 驚くような声が響く、ってか俺みたいな無礼な奴居ないんだろうなぁって思う。元の世界じゃ無神論者だったし、これでも否定しなくはなったからだいぶ進歩したと思うのだがなぁ。

 ところが、急にお姉さんが金髪金目のロリツインテールになった。いや、金髪金目は元々だったし、何か単純に幼くしましたって感じだけどな。とはいえ、ジト目で睨んでくるとか超かーいいんですけど。流石に、身長120センチ前後の女の子に、いくら爆乳とはいえ欲情しないけど。


「えらくバランスの悪い姿になったねー」

「お前の所為だろうがこのタワケ!! この世から光の女神が消えた代償どうしてくれる!!」


 訳の分からない事をほざくロリ神、本当に何なんだ? 完全に困惑する俺に、何故か徐々に涙目になるロリ神、うん、これはこれで萌えですなぁ。ははっ。


「ってか、消えちゃいねーだろ、嘘言っちゃダメだぞー」

「アホバカ! だから、お前が私に名付けたから――」

「だから、光ちゃんって光の女神の一部じゃん、まだ」


 鼻息荒いロリ神のセリフに全力でおっ被せ、黙らせた後言い切ると目を見開いて固まる。って、この幼女は俺をそんなに馬鹿にしてたのかな? 普通にわかるじゃん、神の力の流れやらさ。


「……腐ってもこの世界で最強になれる存在というわけか」

「腐ってもって酷いなぁー、俺だってハーレム作れるよう全力で頑張ってるのに」

「だからっ、いや、最早何も言うまい。で、どの神の力を使って最初の幻影を看破したのだ?」

「はっ? 俺他の力使っての魔法なんて高度な事出来ないよ?」

「はっ?」


 困惑する俺と驚愕するロリ神。って、なんでやねん! 俺魔法の才能皆無って事ぐらい知ってるんだよ。だって、普通この世界に錯覚させ云々と小難しいけど一般的に広まってる魔法やら、精霊や神等高位の存在からその力を借りて発動させる魔法やら、一切使えないもん。代わりに燃費が悪すぎて誰もやらないって言う自分の魔力を直接変換させる魔法は使ってるけど。こんな原始的方法でしか使えないカスっぱみたいな魔法使いとか……はぁ、きっと俺は別の力で世界最強になりうるんだろうけどね。

 何て全力で落ち込みだす俺に、ロリ神が首を勢い良く横に振るって、ヘドバン!? 俺もメタルとかロックとかパンクとか好きだけど、出来ればモッシュしたいよ、体中触れ合いたい!


「ありえん、人間にそんな魔力は備わってないはずだ」

「ひでぇー、いくら才能ないって言っても凹むよ……いや、まぁ自覚あるから良いけど。それに、困ってないしねー。だって、総合力は別として、力貸す時光ちゃんみたく自分の存在を分割させた存在に力を貸させるじゃん? 今の光ちゃんもそうだけど、やっぱり心の底では自分より魔力弱い存在に力を借りてもねぇって思っちゃうから……あっ、これが原因で力借りれないのか。

 でも、原因分かってもなぁ。光ちゃんみたいな子はやっぱり守ってあげたいし……くぅ、後少し成長してればハーレム入って欲しいのに」


 しみじみと言う俺に、物凄い汚らしい物でも見るように不振な目を向けるロリ神ってか、光ちゃん酷い! 差別反対! まぁ、言い終える頃には物凄い複雑そうな顔になったけどね。


「本当に世界で最高クラスの才能があるようだな、信じられんが……フィリップよ、お前その性格に感謝したほうが良いな」

「なんで?」

「普通だったらそんな異常な存在我々が消すからだ。だが、お前の性格がアレ過ぎて、かつ行動もそれに伴い過ぎて只のお馬鹿にしか見えないから我々ですら才能を見極めきれなかったのだ。

 いや、未だに私ですら半信半疑なのだから――」

「よく分かんないけど、じゃぁ光ちゃんに加護付けてあげるよ」

「はっ? 何言って――」


 何度も話を遮ってて思った事。好かれる話し上手って、普通に聞き上手なんだよね。うん、俺明らかにKY過ぎ。今度からちゃんと最後まで話を聞くようにしよう。

 何て考えながらも加護、つまり他の神が人に加護を与えるように俺も光ちゃんに加護を与えてみる。具体的に言うと本体との繋がりをぶった斬って俺と無理やり繋がらせていつでも俺の力を使えるようにするってだけだけど。いや、本来は本体との繋がりぶった斬ったりなんてしないんだけどね。いやはや、やってみたら出来るもんだね……まさか適当に読んだ本の内容が当たってるとか良かったぁ、ミスらなくて。


「ああああああああああああああああ」


 叫び出すロリ神って、えええええええええええええっ。俺ミスった!? 何か気が狂ったかのように頭抑えて全身で悶えてるんだけど。考えなし過ぎた! こうなれば出来る限り俺の力を注ぎ込むしかない、多分。

 即実行に移すと、徐々に光り輝き出すロリ神、いや、何か徐々に成長してね?

 安定するまで力を注いだら光り輝くのが徐々に収まり、何か140センチ位まで成長したやっぱりロリ神がいました。うん、胸でかいってか、元々年齢的におkではあったんだ。このくらい成長されたら下のストライクゾーンに切り込んできやがった。元々愛らしさはどストライクだったしってか、何か若干頬を染めてにこやかにこちらを見てるけど、どうしたんだろう?


「主様、ヒカリと名付けて下さり、更には眷属にまでして頂いて誠にありがとうございます」


 えええええっ、急にどうしたの? ペコリって深々とお辞儀何かしちゃって? あるぇー? そんなキャラだったっけ? やばい。


「超可愛い」

「ほ、本当ですか?」

「おわっ」


 だだだだだだだだだだ、抱きついて来ちゃいましたよ、落ち着け俺ってか、落ち着け息子!! これは絶対おかしい、何がおかしいって加護じゃなく眷属とか、完全に違う方向に進んでるじゃん、ってか、今刺すような力感じるけど、これ絶対本体からの圧力だよね? ぶった斬った時点で圧力あったけど、今はそんなもの比じゃないって、確かに無理やりハーレム入りさせたのと変わんないよねこんなの、マジ俺死ね! っと、コンマ数秒位経っちまった、先ずはここに結界を張る! いや、俺ごときの結界なんてたかがしれてるけど、ないよりまし……なはず。

 もう全力で結界をはって、魔力切れ近くなって動悸息切れが半端なくなる。うん、多分魔力本当にキレたら死ぬだろうなって分かるくらい苦痛が体中を駆け巡るけど、本当に死ぬよりはマシだ!


「あ、主様? 急にこんな強力無比な結界を張られてっ、すみません、これは気付きませんでした!」

「えっ――待て待て待て待てぇーーーーーい」


 きょとんとするロリ神ってか、眷属なら違う気がする。うん、もう光ちゃんで良いよね? 本人も喜んで……ぎぎ、俺の所為でそう思い込んでるのか、ダメだ、絶対ダメ。うん、なるべく早く本体と意識繋げさせなきゃ。

 兎も角、きょとんとした後ハッとしたように脱ぎだしたお転婆ちゃんの服を抑え、何故か物凄く期待されたように見上げられる。


「そうでした、チラリズムって奴や折角着飾ってるのにそれを楽しまない神経が分からないという考え方でしたね。主様の物なのにこんなに気が効かなくてすみません」

「だーかーらー。光ちゃん落ち着いて。そもそも謝るべきは俺なんだから」

「えっ? どういう事でしょう?」


 本当に不思議そうにする光ちゃん。うん、もう2度とこんなことしない。俺は女の子を選びはするけど、女の子にも選んで貰ってハーレムを作ると決めてるんだ。こんな俺の道にそれることは死んでもしない。勿論俺の道が外道でもそれすら外れててもその道を進むけどね。


「いや、無理やり俺の物にするつもりなんてなかったんだ」

「そんな、無理やりだなんて――」

「じゃぁ、君は本体に未練はないの?」

「あるわけないじゃないですか。馬鹿にしないでください」


 あぁ、これはダメだ。勿論話を遮った事もだけど、こっちはもう諦めよう、俺の性格的に無理そうだし。でも、もっと駄目なのはここまで俺を心酔して良い訳ないんだ。ちゃんと絆を深めてとかそれなりよ理由があれば良い。だけど、これは完全に寝取りと変わらない。つまり俺が最も禁忌としてることを犯してしまったのだ、俺死ね!

 っと、こうなったらもう埒があかねえ、強制で俺との繋がりをぶった斬り直して、結界の外で何故か様子見しててくれた……あれ、でもその割に物凄い焦ったような感じだけど、いや、時間が惜しい。とにかく本体が伸ばしてきた縁を無理やり繋いで光ちゃんと結び直す。

 同時に世界が弾けました、いや、文字通り……の訳がなくて、何か爆発的に輝きやがりました。

 俺は当然、目がー、目がぁ~と本気で痛む目を抑えてフラフラしてます、えぇ、絶対網膜焼き切れました。強烈な光怖い! いや、魔力戻ったら直すけど、この結界維持するのと回復する量が同じだから、話が終わるまでどうしようもなああああああ。気付いたけど、俺殺されるんじゃね? さようなら俺。でも、クズみたいな行動したんだ。ハーレム作れなかった未練はあるけど自業自得だし、悔いはない! はず。

 と、フラフラしながら、我が生涯に一片の悔いなしと心の中で手を振り上げたとき、もんの凄く優しい何かが俺を包み込む……なんだろうこれ、本当に気持ちいいんだけど。あれだ、本当に体の芯から癒されるのが分かる。とはいっても、魔力はそこまで回復出来てないけど。でも、体を治すには十分で、目を再び見開け、かつちゃんと視覚が機能してることに驚く。


「どうして?」

「こちらのセリフですフィリップ様。私の事そんなにお嫌いですか?」


 本当の姿かは分からない。だって透視魔法を使うにはまだ命を掛けてもちょっと足りないくらいしか魔力回復してないから。でも、目の前に俺の眷属になった時のままの姿の……本当の光の女神が目の前にいた。

 同時にあることを理解する。俺の魔力って実は規格外だったんだなと。だって、今俺の中にある魔力って、光の女神と呼ばれるような存在の力の7割位もあるんだもん。そりゃぁ今全力で張り続けてる結界なんて破れる訳ないよなぁなんて理解する。

 いや、そんな些細な事どうでも良いんだ。それより重大な事がある。


「フィリップ様って、何で?」

「貴方がそれを……他でもない貴方が言うんですか!!」


 何故か物凄く怒られました。ロリ神様が泣きそうな表情してますが、寧ろ俺のが泣きたいです。いや、まだ殺されてない分マシなのか? 何か本当に頭が混乱してます、ありがとうございました。


「だって、今の私では主様と呼べないじゃないですか。あんな、あんな事をしておいて今更縁をお切りになるとか。そんなに私の事が嫌いなんですか?」

「ちょっ、いや、待って、いや、だって、おかしくね?」

「おかしくなんてありません、そもそも貴方様の事を悪く言うアバズレを取り込んでやったのですから、寧ろ褒めて欲しいんです。頭撫でてください」

「あっ、はい」


 とりあえず、頭を撫でる俺。いやぁ、超気持ちいいなぁ……じゃなくて!


「本体取り込んだの!?」

「御陰で貴方様に頂いた力の大半を失いましたが、何とか取り込めました。そして、責任取ってください」

「いや、ちょっ、あるぇー。全部悪い方向にしか言ってない気がする」


 混乱しまくりながらうっとりと恍惚の表情で頭を撫でられつつ、完全にトチ狂った事をほざくロリ神につい口から出てしまった言葉は。そんな彼女を一瞬で絶望の表情に変える事に成功した。報酬は俺の心が弾けて罪悪感で死にそうです。


「悪い……事ですか?」


 震えつつ言うロリ神に、でも、もう俺は自分の気持ちに嘘を付けずに言う。いや、よく考えたら嘘ついたこと殆どないから、何時も通り言うって方が正しいか。だめだ、本当に頭回んない。これじゃ転生前以下じゃね?


「だって、俺女の子に自分から好かれてハーレム入って欲しいもの。折角超タイプの女神様ゲットでも、こんなのじゃ嫌だ」


 俺のセリフに何故か超喜び出すロリ神……って、あれなんで?


「私フィリップ様の好みなのですね! では問題ありません。私をもう一度分離させますから、そちらの子を惚れさせて下さい。フィリップ様なら絶対出来ますから」

「えっ、あっ、そうか、そういう事?」

「流石です、私への報酬はもう1度眷属にしていただく事です。なので、絶対頑張ってくださいね! 少しでも早く貴方様の元に参りたいですので」


 言うが早いか、最初と同じくらいの割合の力を割り当てるロリ神って、こらこらこら、この子本当に自力じゃ魔法使えない位弱っちくなっちゃってるじゃん。

 うわぁー、俺超恥ずかしい、何俺ツエーみたいな勘違いしちゃってるのよ。これじゃぁやっぱり俺って最弱候補のまんまだったんじゃん。やっぱり結界破らなかったのって何か理由があったんだな。今となっては知ることは出来ないけど。

 うぅ、これで他の2つの方法出来れば、多分俺なら人間では最強にはなれるんだろうけど、本当に今のやり方って燃費悪いんだよね、普通に魔法学校行く前の子に馬鹿にされる程度だったし。

 ダメだ、ネガティブになるとクドイ考え方になるんだよね。兎も角、物凄いタイプの女の子と知り合いになれたんだし、ここはプラス思考で行こう。

 何故かお互い侮蔑するように見合ってるロリ神と俺の光ちゃんに声をかける。


「ってか、すっかり忘れてたんだけど、俺加護貰わないとレベルアップとか何も出来ないよね?」

「それで良いと思いますよ、よっ、自分の意思さえ守れないクズ」

「あああああ。このアバズレが殺しますよ?」

「アバズレは貴方でしょう、こんなクズに尾っぽ振って仕事すら放棄するのですから」


 あれっ、俺クズって言われた? いや、何か……あれぇ? 想像以上にこれキツくね? いや、俺のリクエストバッチリに答えてくれたロリ神に感謝なんだけど……最初から嫌われてるのってやっぱり辛いなぁ。

 心で涙を流しつつ、しかし、なるべく表情を作って再度話しかけ――れませんでした。女の子の本気の侮蔑の睨みコワイ。


「仕事はします!」

「どうせ過剰にでしょっ。ふん、こんな生理的にダメな奴に丸反対の感情抱いてる訳ですし」

「ぐぐぐぐ、やりすぎました、これではいつまでも主様に迎えに来てもらえないかもしれません。ここはいっそ――」

「あら、私を消したら貴方の大事な主様を穢すのではなくて? あははは、貴方本当に頭が悪いのね」


 ……言い負かされてガチでロリ神が泣きそうになったので、ロリ神が次の行動起こす前に2人の間に立つ。うん、男はハートブレイクしても立ち上がらければならない時があるのです。


「そこまで」

「あらっ、良いのかしら? 私の機嫌取らなくても」

「当たり前、性悪女は俺嫌いだもん」


 ここで絶望的な表情になるのはロリ神……うぅ、これで俺が失敗してなければなぁ。つってもダメなもんはダメだし、というよりいい加減現状なんとかしたいのです。精神的苦痛が半端ない。何でどうでも良くなった女と、超可愛い、条件さえ成功してれば嫁に出来てた女の醜い喧嘩を見なければならんのかと。いや、全部俺が悪いのか、反省反省。


「良かったわ、あんたに付きまとわれなくて、でも、その女はどうでもいいの? 良いか、クズだもんね」

「そうだな。ちゃんと精算出来る方法作って改めて迎えに行くよ。その為にも光の女神様、ちゃっちゃと終わらせよう。俺すぐ見つけてくるから」

「は、はい」


 感激したような表情のロリ神、うん、意味は伝わってるね。で、もう興味をなくしたかのようによそを向いてるクソガキ。うん、でも、彼女は俺のせい……ぎぎ、果てしない。

 と、1人で果てしなくなってると、いつの間にか加護が終わってて……うん、俺本当にバカ、別にちょっと力与えるだけで良いんじゃん。やっぱりモノを知らずにやるもんじゃないなぁ。


「貴方様には本当は必要ないかも知れませんが、ですので、本当にその数値は本物ですよ。

 後、あんたにもサービスで付けたからダンジョンでフィリップ様に助けてもらって惚れなさい」

「死ねアバズレ……ああああ、何訳の分かんないスキル付けてんのよ! 私普通に人間と変わらないのよ。しかも他は完全に普通の人間と同じだし」

「あらぁ、私なんかの力欲しいの?」

「……ふん、元の値はスキルと相殺って事ね。上等だわ」


 うん、やはり最強は女だと思うんですよ。ほら、腕力は男が強いかもしれねーけど。腹黒さとか、あれだ、精神的には絶対女が強いと思うんだ。前の世界から思ってたけど……ふぅ、世知辛い世の中だぜぇ。

 1人黄昏てると、ふと気になってステータスを見てみる。と、予想外過ぎて思わず吹き出した。


「汚いわね。で、あんたは……アバズレ、嘘は言ってないでしょうね?」

「ふん、あんたには言ってもフィリップ様に言うわけないでしょう? それは本当よ、あぁ、早く迎えに来てくださいね」


 なんか身をくねくねさせて、それはそれで愛らしいが。あっ、クソガキはもう見るのすらやめてる。そっか、何となく痛いのは分かるよ。もしタイプじゃない女や今心情最悪のクソガキがやったりしたら俺張り倒すもん。

 とはいえ、もう1度数値を確認してみる。ってか、これ……俺なんか自分の価値観本当にわからなくなってしまったよ。


 名前:フィリップ

 種族:ヒューマン(男)

 年齢:15

 レベル:1

 力:212(F)

 体力:199(G)

 知力:350(A)

 素早さ:222(E)

 魔力:0(Q)


 信仰:なし

 スキル:魔力の源・限界超過


 装備:ただの服・アイアンソード

 所持金:20546マニー

 経験値:0(次まで10)


 うわぁ、これは酷い、何が酷いかってまぁ、緊急時でしか使わない予定のお金が含まれてるとか。そう言うのは問題ない、だって所持金には変わりないんだし。そうそう、癖で何円とか数えちゃいそうだけどマニーって言うんだったな。間違えないようにしないと。ってか、場所によってマニーだのマネーだのマニョーだの変わるから困る。因みに俺の地元じゃママーだ……はじめの頃は何でお母さんの話題ばかりでるんだろ、皆マザコンかとか思っちゃったしね。

 閑話休題。兎も角、魔力の源なのに魔力0とかこれいかに。噂じゃ人間じゃ絶対出せないSクラス以上に珍しいって聞いてたんだけどなぁ、Qクラス。ってか、これ色々と困るぞ。それなりに出来るようにって鍛えてたけど、こんな人外クラスまで鍛えてたとは。普通の人間がPクラスと言ったらわかりやすいだろうか、いや、わかりにくいな。あれだ、世界大会で優勝するような格闘選手で多分Nクラスくらいのはずだ。

 因みに、クラスはQが0でPが1~20。Oが21~40。この法則でBまでは増えていく。それ以上は流石に知らない。ってか、なった奴が種族超えても少ないから情報少なくて俺程度の田舎者じゃ調べれなかったってのが正しい。

 ルーキーがなぜOクラスって言われてるかって、普通鍛えたら誰でもこのくらいなるって考えたらわかりやすいだろうか? 冒険者になりたい奴は命かかるし、少なからず鍛えるのが普通だからな。後は加護を得てアホみたいに強くなれる……とは言っても冒険者になれてからだ。

 うわー、因みにクラスは能力の平均値からだすから、俺はGじゃねーか。それも一流って言われてるF直前の。Qが混ざってるのにこれはないわー。何がバランスだよ、最初から崩壊してるじゃねーか。

 因みに、光のも十分狂ってましたが、俺のせいで普通の冒険者クラスにみちゃってるじゃねーか。


「ちょっ、盗み見ないでよ」


 苦情は受け付けません、悪しからず。


 名前:光

 種族:ヒューマン(女)

 年齢:15

 レベル:1

 力:32(O)

 体力:38(O)

 知力:100(L)

 素早さ:30(O)

 魔力:241(D)


 信仰:なし

 スキル:光の女神の加護


 装備:ただの服

 所持金:0マニー

 経験値:0(次まで10) 


 魔力知力が高すぎで中級者と呼ばれるKランクの1つ前のLランクなのだが。他はちゃんと駆け出し冒険者らしい値だし。ハハッ俺ってヒューマンってなってるけど、本当は人外かもしれないね。スキルもこれ完全に嫌がらせって感じで話してたけど、能力値説明するのに比較的簡単だし、寧ろ行為かもしれないなぁ。でも、絶対助けるとかならないよ? だって一緒に行くとか前に魔力Dだといきなりパーティーなしで1つ目のダンジョンくらい楽にクリア出来るよ? 無茶してくれるなら助けるとか出来るかもしれないけど、でも俺堅実に行くつもりだし。だって、確かに苦労はしたけど、何かレベルアップ苦労しなさそうだから、やけで蹂躙プレイするんだ、俺。


「とりあえずこれやるよ、じゃぁ頑張れよ」

「えっ、あっ、ちょっと!」


 むしむし。もう自棄だし所持金全部くれてやったわ。がははは。うん、早くダンジョン潜りに行こう!

 後ろで叫んでるクソガキ無視してさっさと冒険者ギルドに向かう俺でした。





 結論から言おう。ギルドのフランちゃんに驚愕され凄く気まずくなりつつも収納袋貰いました。これ割と希少だから中級者以上の冒険者じゃないと貰えないものなんだけど……いくら駆け出しとはいえ能力値がチート過ぎて貰えました。うん、言ってみるもんだ。

 勿論1悶着あったけど、もう考えたくない。フィリップのライブはゼロよ!

 で、クソガキと鉢合わせしたくなかったから1のダンジョンを全力で駆け下りてます。えぇ、能力にモノを言わせて出てくるモンスターを舜コロちゃんしながらね。や。何か兎とか蝙蝠とか蜂とか蛙とか巨大化させた奴ら出てきたけど、何か普通に斬っただけで死ぬし、あれだ、ここに来るまでに出会った魔獣の方が遥かに歯ごたえあった。

 で、今ボスの前の部屋に居るんだけど、ここで物凄く後悔してるんだ。だって。


「何で女の子とパーティー組んでこなかったし! あぁ、絶対惚れさせるチャンスだったのに」


 面倒くさがり屋の自覚もあるから、多分こんなたるいダンジョン2度と来ない自信がある。故にここまでの英雄的華麗な姿見せれるチャンスを失ったことになる。あうー、割と簡単なハーレム仲間ゲット作戦失敗である。

 じゃぁ次のダンジョンからならどうか? 馬鹿か、俺だから1人で来れた事はもう理解している。自分が弱者などとふざけた事は言わない。謙遜も過ぎたればなんとかだ。まぁハーレム作る上ではまだまだ力が足りなすぎる事位わかってるから、何か中途半端な強さが判明しましたって感じだけど、俺には。兎も角、普通はパーティーを組むわけで。えぇい、ザッ八つ当たりじゃ!


 目の前のやたらデカイ扉に魔力の波動を加減せずに撃ち込む。もう壊れても知らないもんである。いざとなれば表に脱出するくらい訳ない。そのくらいの魔法は使えるってか、実はこれ簡単な魔法なんだよね、皆も頻繁に使ってるみたいだし。因みに俺にとっては結構難しかった……あぁ、そう、こんな無駄な考え出来るくらい余裕なんだよな。


「失敗した、八つ当たりはいいけど、扉ごとボスまで粉々にしちゃった」


 もうテヘペロで自分を慰めるしかない。あ~あ、初ダンジョンなのに何か味気なかったなぁ。

 結局今日のイベントは、女神嫁をゲットしそこね、受付嬢にはビビられクソガキには嫌われましたと。

 あれ、俺マジで不幸じゃね?


 畜生! 明日こそ次のハーレム候補ゲットしてやる!

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