邂逅
だんだんそのふたつの影が近づいて来る。
やがてそれらの正体が理解出来る距離にきたが、
「なんだ?手前側のは狼……しかもこっち向かって来てるって……不味くないか?」
それに気づいた俺は狼の進行方向から逃げることに。
全力で走る……つもりだったが、大人になってからというもの運動という運動をしていなかったからか、
足が走り出した直後、、、つった……
「いってぇ……げっ、しかももうあんな近くにいるし、俺食われて死ぬじゃん、色んなことあったけど、いい人生、でもなかったな……まだなんもやりたいことできてないし、死ぬのこええ……誰か助けてぇぇぇぇぇぇぇぇ」
そんな間抜けなことを言っていた俺を救ったのは桃色の髪で派手な格好をした女性だった。
「アンタそこでなに転がってんの?こんなとこで日向ぼっことはいいご身分ね。」
助けて貰ったはずなのだが腹が立ってしまった。
というかそういえば、狼の後ろに人影が見えていたが、こいつだったのだろう。ってことは追っていた狼がこっちに来たのはこいつのせいなのでは……
「なに転がってんのじゃないっしょ。狼がこっちに来て逃げる羽目になったんだ。全く……」
「うっ、悪かったわよ。そ、そういえば名乗ってなかったわね!アタシはフアラ!アンタ名前は?」
「はぁ、雑に話題をそらされた気がするがまぁいい。俺は佐藤秀英だ。」
「ふーん変な名前ね。別に深く考えないからいいけど。」
「変な名前とはご挨拶だな。聞きたいことが多すぎるがまあ今はひとつ確認するのと、人のいるところに案内してもらったら許そう。」
「それだけでいいの?アタシも楽だからいいけど。」
そう言ったフアラに間抜けな質問をする。
「ここは元からこんな草原で人もいなかったのか?」
こんばんちわー!読んでくださった方ありがとうございます!
そしていつも読みずらくてごめんなさい(´;ω;`)
あとから読みずらいとか誤字は修正したいなって思ってるので何か気づいたことがあれば良かったら感想に書いてくださったら作者が喜びます笑
投稿スピード遅いですが良かったらこれからも見てやってください!よろしくお願いしまァァァス!!!