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第3回 もはや伝統芸能! スーパー戦隊シリーズ プチ解説 Vol.1

 今日も今日とて駄文書き。日々面白いことや楽しいことを求めています。


 今回は昭和の三大特撮ヒーロープチ解説を纏めました。ウルトラシリーズ、仮面ライダーシリーズ、スーパー戦隊シリーズを順番に解説します。


 よろしければごゆるりと。


 本編は tarutaruさん本日のオススメ なろう版 です。よろしければ覗きに来てください。

https://ncode.syosetu.com/n3961hq/


 はいどうも~。


 連綿と受け継がれる作品の数々。もはやこれは伝統文化と言っても過言ではいないと言い切る今日この頃、

皆さんいかがお過ごしでしょうか。


 伝統文化と言いましてもそんなに仰々しいお話では御座いません。長年にわたって愛されて来たテレビ番組の事で御座います。今まで当エッセイでは三大特撮である ウルトラマンシリーズ、仮面ライダーシリーズについて特集して参りました。今回はその最後の締め括りになります。


 ということで今回は 歴代スーパー戦隊シリーズをプチ解説していきたいと思います。スーパー戦隊シリーズと言えば随分昔から今までほぼ途切れることなく続く三大特撮の中でも一番長期にわたる作品群です。その特徴として真っ先に挙げられるのが、ヒーローが一人ではないということですね。


 それ以前のヒーローは仮面ライダーシリーズを始めとしてサブのヒーローが途中で登場したりすることはあっても一人で始まっています。そこをヒーローを一つのグループ、"戦隊" として一度に複数登場させたことが画期的だった訳です。


 スーパー戦隊シリーズをどこからカウントするかという議論は以前からあり、おっちゃんが20代の頃は "バトルフィーバーJ" を最初とする説が有力でしたが、現在は "秘密戦隊ゴレンジャー"を最初とする説が主流のようです。


 これは製作時期や原作者の違いからなんですが、そういう所に細かくこだわる所が特撮好きが特撮マニアなんて言われる所以なんでしょうねぇ。ということで最初にご紹介するのがこちらからです。



秘密戦隊ゴレンジャー 1975年

 これが全てのスーパー戦隊シリーズの基本になりました。色違いのヒーロー衣装、秘密兵器、合体技で繰り出される必殺技などですね。その他にも黄色は太っちょさんだったり、青が色男でクールなんていう設定もですが。


 ちなみに5人編成になったのは歌舞伎の 白波五人男 の影響や「3人では少ない、4人では不吉だ」という理由のようです。分かるような分からんような理由です。登場時に5人がそれぞれ自分の名前を言ってポーズを決める(見えを切る)という一番大事な要素が始まりますが、これも 白波五人男 の影響ですね。


 この見せ場ともいえる登場シーンの素晴らしさは外国では伝わらず、米国のディレクターが「ここはいらないからカットしよう」と言うのを慌てて日本側製作者が止めたという話があります。見えを切るカッコよさが伝わらないとは文化の違いって難しいですねぇ。


 ついでに何故 モモレンジャーなのかというと、ピンクレンジャー だと当時あった ピンク映画 などでいかがわしい響きだと思われないようにとの配慮があったそうです。そういう時代だったんですねぇ。



ジャッカー電撃隊 1977年

ゴレンジャー と ジャッカー電撃隊 の二つの原作は 石ノ森章太郎先生です。トランプのマークをなぞらえた4人のヒーローで、司令官のジョーカーを加えた5人です。後に アオレンジャー 役の 宮内洋 が演ずる ビッグワン を加えて5人編成になります。


 当時はメカ要素が大事なファクターとして挙げられており、まだ巨大ロボは登場しないですが、ゴレンジャーでは搭乗メカが、ジャッカー電撃隊ではヒーローがサイボーグ化手術を受けているなど時代に合わせています。



バトルフィーバーJ 1979年

 ここから原作者が 八手三郎 に代わっています。何故フィーバーなのか、それは当時映画の "サタデーナイトフィーバー" が流行していたからだそうです。実は戦隊もののモチーフはこれ以降も結構その時代に乗っかったものが多いんですね。


 この作品の特徴はここから巨大ロボが登場することですね。これはこの作品の前に東映がアメリカのマーベル社と提携して製作した "スパイダーマン" で巨大ロボを登場させたところ、商品の売り上げが凄かったことから引き続き登場させたそうです。



電子戦隊デンジマン 1980年

 この作品が我々のイメージする スーパー戦隊シリーズ の方向性を決定付けた第2の作品ですね。実はこの作品からなんですよ、〇〇戦隊って名称が定着したのって。ヘルメットのデザインへのゴーグルの導入、必殺技で倒した怪人が巨大化する、メンバーが巨大ロボに搭乗して巨大化した怪人と決着をつける流れ、などですね。


 デンジマン は当時のSFブームを受けて超科学で戦うということが主題となっています。ストーリーもSFチックで後の宇宙刑事シリーズに影響を与えたと言われています。



太陽戦隊サンバルカン 1981年

この作品の特徴はスーパー戦隊シリーズを通して唯一最後までヒーローが3人だったということでしょうか。あとは女性ヒーローがいないという珍しい構成も挙げられますが。


 その他にもこの作品から登場するロボットが合体ロボだったり、レッドが刀剣を使うイメージを定着させたのがこの作品だと言われています。ちなみに三人は イーグル、シャーク、パンサーですが、これは陸海空を表しているそうです。で、この3人の決めポーズが素晴らしすぎる。めっちゃ泣けます。



大戦隊ゴーグルファイブ 1982年

 サンバルカンを超える娯楽性が求められ、行き着いた先が新体操をモチーフとした武器ですね。ボール、リング、リボン、クラブなどです。当時は凄くカッコよく思いましたが今見るとちょっと微妙ですね。


 あとこの作品から黒の色のヒーローが登場します。悪の色だった黒を採用したことは画期的と言っても良いんじゃないでしょうか。あと、番外編ですがこんな素敵な歌で締めたいと思います。



愛國戰隊大日本

 その昔にマッドテープ、マッドビデオとしてダビングを繰り返されて全国に伝播していった中の超名作です。主題歌は サンバルカン の替え歌ですね。こんな作品がいまのMAD動画のご先祖様ですね。


 これを作っていたのが DAICON FILM です。じつはこれが母体となって後のアニメ制作会社ガイナックスが出来ます。何事も好きを極めれば大きく発展することもあるんですねぇ。皆さんも特撮モノを幼稚なモノと蔑視せずに見直してみてはいかがでしょうか。





 作品数が多いので2回に分けたいと思います。それはともかく 究極超人あ~る の中で鳥坂先輩が バルパンサー の決めポーズを熱く子供に指導する場面がありました。さもありなんと納得するカッコよさ。そこがシビれる!あこがれるゥ!


 あと、もしよろしければ本編の tarutaruさん本日のオススメ なろう版 に覗きに来てください。本編にもちゃんとプチ解説しております。


 今回はこの辺で。でわでわ~。


お読みいただき、ありがとうございました!




少しでも面白い! 続きが読みたい! と思っていただけたら、




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