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その少年、後に神となる。  作者: 涼宮 焔
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第9話 基礎Lv上げ

 朝起きたらMPが2750に。寝て起きたらMPが増えてるっていいね。【MP回復量上昇】は上がってなかった。


 僕は思ったんです。自分に【雷魔法】を使ったら、耐性が上がるんじゃないかって。まぁ、そんな行為はどこでやっても変態扱いされるだろうから、やらないけどね。


 今日は金稼ぎとLv上げ。一応、Lv上げがメインなのだが、金も稼がないとヤバい。まだ剣を買ってないしな。


 この世界に来てからそろそろ1週間なのに、持ってる武器が木の棒なんだよね。ちなみに防具も着てない。死にたいのか、死にたくないのか。


 というわけで金を稼がないといけない。異世界人はドラゴンを狩って大金を得る、という漫画をよく読んでいたが、俺はチート使いではないのであんなのには勝てない。


 今日は森で戦闘するので、MPは使わない。


 依頼書の前に来たので、Dランクの依頼書を見る。


 オーク、ボア、ゴブリンジェネラル、スケルトン……。スケルトンは、多分夜にならないと出てこないだろうな。オークか、ボア(巨大猪)か、ゴブ将軍か。オークにしておくか。イメージ通りの見た目なら、魔法が通りやすそうだ。


「おはよう、レイヴンさん。オーク討伐の依頼を」

「おはようございます、ツクモ様。オークですね、かしこまりました。今日は基礎Lv上げですか?」

「ああ、金も稼がないといけないし」

「まだ剣を……」

「買ってないね。防具も」

「防具無しでオーク討伐は止めるべきなのか、スキルLvからして余裕と言うべきなのか、分かりませんね」

「余裕なのか」

「余裕です。万が一にも攻撃が当たりそうになったら、『シールド』を使えば問題ないでしょう」

「ちなみに、オーク肉って食えるのか?」

「もちろん食べれます。【アイテムボックス】の容量に余裕がありましたら、死体をそのまま持ち帰ってきてください。肉と魔石と骨を買い取らせていただきます」

「骨も?」

「オークの骨は肥料や、出汁をとるのに使われます」


 豚骨スープか?ボアの骨の方がそれっぽいが。


「分かった。容量がどれくらいあるのかは分からんが、できるだけそのまま持ち帰ってくる」

「お願いします」


 もういちいち言わなくてもいいだろう。棒を振りながら森へ。


 地球にいた頃から、趣味が散歩だったので、1〜2時間歩くのは苦痛ではない。苦痛ではないから気にしていなかったのだが、足が軽い気がする。考えられるのは【拳術】か?「拳」じゃないが、蹴るだけでも【拳術】のLvが上がっていたから、武器を使わずに攻撃をすれば【拳術】なのかな。


 まだ使ってないのだが、【剣術】と【拳術】にも技がある。『縮地』『一刀』『連撃』『跳躍』。『跳躍』は高く飛べるらしい。『縮地』は距離を縮める。『連撃』はコンボだと思ってくれればいい。『一刀』は上から下に斬り下ろした場合に限り、威力が上がる。


 使い勝手が良さそうなのは『跳躍』かな。後ろに飛べば回避に使える。『一刀』を使ってみたいのだが、木の棒では"斬り"下ろせない。


 そんなことを考えながら森に入ると、お目当てのオークではなく、ボアがいた。


ボアLv:9 HP400/400


 今まで出会った魔物(スライム、ゴブリン、コボルト)よりもLvもHPも高い。猪の正面に立つなって爺ちゃんが言ってたので、横に移動して『サンダー』を撃ち込む。HPが300くらい削れたので、もう1発。


 絶命したボアを回収してステータスを見ると、Lvが上がっていた。弱い上に経験値が美味しい……となればやることを1つ!猪狩りである。オークはいいのかって?オークも探す。


 ボアを6体ほど狩っていたら、デブな豚頭の魔物がいた。


オークLv:11 HP550/550


 『サンダー』を2発ぶち込むと死んだ。オークの依頼は1体につき銀貨2枚……。ボアの報酬は見てないが。豚狩りじゃーー!!


 たまに、『サンダー』2発に耐える豚がいたが、さらに撃ったら死んだので、上位種か何かだろう。【鑑定】のLvを上げる気があるのか、使い忘れてしまう。


 基礎Lvが上がったことにより、俺のMPは3000を超えている。『サンダー』を10回打っても200しか消費しないんだぞ?楽な仕事やで。


 ボアとオークと、たまにハイゴブリンと将軍と。ゴブには棒を使い、殴り殺す。結構な数の魔物を倒したことで、MPが切れそうだから【剣術】と【拳術】をメインに変えた。


 殴る、殴る、殴る、殴る……。これがパワーレベリングってやつなのか?ボアもオークも50を超えた辺りから数えるのをやめた。全ての死体を【アイテムボックス】に入れているのだが、容量って無限なのか?【アイテムボックス】ってだけでLvが無いしな。


 そろそろ、帰りますか。しばらくは金に困らないだろう。現在のステータスがこちら。


 名前:ツクモ・ニノマエ

 種族:人間

 Lv:33

 HP:2700/2700

 MP:30/3900

 加護:無し

 第1職業:魔法剣士

 第2職業:聖拳士

 スキル:【鑑定Lv:22】【偽装Lv:MAX】【言語理解】

【アイテムボックス】【地図】

 職業スキル:【剣術Lv:36】【魔法術Lv:38】【拳術Lv:20】

【治癒術Lv:26】

 魔法スキル:【雷魔法Lv:27】【光魔法Lv:14】

【闇魔法Lv:14】【無魔法Lv:21】【治癒魔法Lv:26】

【生活魔法Lv:3】

【詠唱省略Lv:39】【MP上昇Lv:6】【MP回復量上昇Lv:6】

 耐性スキル:【雷耐性Lv:48】【身体的苦痛耐性Lv:48】

【疲労耐性Lv:16】

 ユニークスキル:【運命改変】


 うん!【疲労耐性】が加速しましたね。基礎Lvも20以上上がった。あと2Lv上げたいな……。だが、そろそろ暗くなる。仕方ないのでもう帰ろう。


 明日は【光魔法】と【闇魔法】のLv上げかな。【拳術】も上げたいところ。


「お?今日は遅かったな」

「狩りに夢中だったんだ」

「夜になると、出る魔物が変わるからな。気をつけろよ?それに、暗いと戦いにくい」

「分かってる。Lvに自信が付くまでは夜になる前に帰るよ」

「そうした方がいいな」


 門番と喋ってから街へ入る。


「レイヴンさん。依頼報告と買取を」

「おかえりなさいませ。死体はそのままですか?」

「ああ、オークだけじゃなくてボアの死体もあるから、ここじゃ出せないな」

「では、解体場へ」


「こちらへお出しください」

「結構な数なんだけど、大丈夫か?」

「どれくらいでしょうか?」

「ボアとオークが最低50体ずつ」

「そんなにですか?」

「途中で楽しくなっちゃって」

「後でステータスを拝見させていただいてめも?」

「どうぞ」

「ありがとうございます。100体以上の死体は処理にも時間がかかりますから、先に依頼を受けていたオークだけ出してください」

「分かった」


 【アイテムボックス】からオークの死体だけを出していく。出してる最中に数えていたのだが、87体?


「この数のオークが森にいたのですか?」

「いたな。ボアも同じくらいいた」

「そうですか……。ひとまずオークは買い取らせていただきます。お急ぎでなければ、明日の昼までに解体を終わらせますので、そのときでもよろしいでしょうか?」

「ああ、問題ない。オーク肉は5体分くらい、俺も欲しい」

「美味しいですからね」

「ギルドの酒場に出したら調理してくれたりは?」

「料理人に頼む冒険者もいますので、時間が空いてるときならやってくれますよ」

「おお!料理はできないからありがたい」

「では、5体分でよろしいですか?」

「ああ、足りなかったらまた狩るし、ボアも残ってるし」


 飯を食って、シャワーを浴びて、【生活魔法】で服の汚れを落として。部屋で使える魔法(使ってもいい魔法)が【生活魔法】しかないので、『クリーン』を掛けまくってMPを消費した。


 明日になれば、ランクDに昇格できるかな?


――――――――――――――――――――――――


 名前:ツクモ・ニノマエ

 種族:人間

 Lv:33

 HP:2700/2700

 MP:0/3900

 加護:無し

 第1職業:魔法剣士

 第2職業:聖拳士

 スキル:【鑑定Lv:22】【偽装Lv:MAX】【言語理解】

【アイテムボックス】【地図】

 職業スキル:【剣術Lv:36】【魔法術Lv:38】【拳術Lv:20】

【治癒術Lv:26】

 魔法スキル:【雷魔法Lv:27】【光魔法Lv:14】

【闇魔法Lv:14】【無魔法Lv:21】【治癒魔法Lv:26】

【生活魔法Lv:7】

【詠唱省略Lv:39】【MP上昇Lv:6】【MP回復量上昇Lv:6】

 耐性スキル:【雷耐性Lv:48】【身体的苦痛耐性Lv:48】

【疲労耐性Lv:16】

 ユニークスキル:【運命改変】

午後にもう1話投稿します

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