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その少年、後に神となる。  作者: 涼宮 焔
7/10

第7話 Lv上げ【剣術】【魔法術】【拳術】

 今日もLv上げをする。【魔法術】のLv上げをするつもりなのだが、昨日のようにMPが切れたら寝るということができない。光と闇ばかり上げていても強くはなれないからな。雷と無も上げなくては。特に無。


 【雷魔法】は『サンダー』と『パラライズ』、【無魔法】は『シールド』と『エンチャント』である。『シールド』を使いこなせれば、さらに死ににくくなる。


 ところで、【詠唱省略】のLvってなんか意味があるのかな?Lvアップの恩恵を感じないんだけど……。


「おはよう。聞きたいことがあるんだが」

「おはようございます、ツクモ様。聞きたいことと言うのは?」

「森はまだ行けないと思うが、その近くの草原もダメなのか?」

「森に近づき過ぎなければ問題ありません」

「そうか。もう1つ聞きたいことがあって、スキルについての質問は冒険者ギルドでしていいのか?」

「一般的なスキルであれば、冒険者ギルドでも大丈夫ですね。教会系や騎士系のスキルなら、そちらの専門家に聞いた方が良いかと」

「【詠唱省略】については?」

「冒険者も魔法を使いますので、お答えできますよ」

「【詠唱省略】のLvについてなんだが、Lv上げの恩恵を感じないんだ。Lv上げたら何かあるのか?」

「【詠唱省略】に限らず、LvがあるスキルというのはLv:50で進化します。【詠唱省略】の場合はLv:50になると【無詠唱】になりますが、50になるまではLvアップの恩恵はありませんね。ただ詠唱を省略できるだけのスキルです」

「なるほどな。ありがとう」

「いえ」

「じゃあ、草原に行ってくる」

「お気を付けて行ってらっしゃいませ」


 例の如く、棒を振りながら草原へ向かう。まだ剣を買っていない。【雷魔法】と【無魔法】を交互に使ってLvを上げたら、剣(棒)を振って【剣術】を上げる。


 ちょっと待てよ?『エンチャント』を使いながら剣を振った方が効率いいんじゃないか?


 とりあえず、『サンダー』を撃ちまくる。『パラライズ』は対象がいないと発動しない。【MP上昇】がLvアップしたことによって、今のMPは1550。初期魔法なのに『サンダー』は消費MPが20なので、38回しか打てない。


 名前:ツクモ・ニノマエ

 種族:人間

 Lv:10

 HP:550/550

 MP:790/1550

 加護:無し

 第1職業:剣士

 第2職業:拳士

 スキル:【鑑定Lv:16】【偽装Lv:MAX】【言語理解】

【アイテムボックス】【地図】

 職業スキル:【剣術Lv:13】【魔法術Lv:18】【拳術Lv:14】

【治癒術Lv:26】

 魔法スキル:【雷魔法Lv:9】【光魔法Lv:13】

【闇魔法Lv:13】【無魔法Lv:1】【治癒魔法Lv:26】

【生活魔法Lv:1】

【詠唱省略Lv:35】【MP上昇Lv:4】【MP回復量上昇Lv:4】

 耐性スキル:【雷耐性Lv:48】【身体的苦痛耐性Lv:48】

 ユニークスキル:【運命改変】


 上がるのが早い?クソ竜に撃ち込んでちょっと上がっていたが……。まぁいいか。早いに越したことはない。


 【雷魔法】は38回だったが、【無魔法】は78回使えるな。『エンチャント』を肉体に使うと、身体強化になる。1回使った状態で剣を振るう。剣が軽く感じるし、体も軽い気がする。


 約1分で効果が切れたので、再度かけ直す。アニメみたいなカッコイイ動きを混ぜながら剣を振るう。1時間ちょっとで残りMPが10になったので、魔法を使うのをやめた。


 さらに追加で2時間ほど素振りをしていたが、やはり『エンチャント』をかけている時の方が疲れがなかった。


 名前:ツクモ・ニノマエ

 種族:人間

 Lv:10

 HP:550/550

 MP:10/1550

 加護:無し

 第1職業:剣士

 第2職業:拳士

 スキル:【鑑定Lv:16】【偽装Lv:MAX】【言語理解】

【アイテムボックス】【地図】

 職業スキル:【剣術Lv:25】【魔法術Lv:22】【拳術Lv:14】

【治癒術Lv:26】

 魔法スキル:【雷魔法Lv:9】【光魔法Lv:13】

【闇魔法Lv:13】【無魔法Lv:16】【治癒魔法Lv:26】

【生活魔法Lv:1】

【詠唱省略Lv:35】【MP上昇Lv:5】【MP回復量上昇Lv:5】

 耐性スキル:【雷耐性Lv:48】【身体的苦痛耐性Lv:48】

【疲労耐性Lv:8】

 ユニークスキル:【運命改変】


 【剣術】と【魔法術】は目標に達したな!……ん?【疲労耐性】?


【疲労耐性】

短期間で無自覚に精神と肉体を疲労させた者が取得できる。【精神的苦痛耐性】とは別物。そのうち体壊しちゃうよ?


 運命神様っぽい文面……。ふむ……【拳術】だけ上げたら休憩しますか。


 まだ時間があるため、【拳術】も上げておく。現在Lv:14なのですぐに終わるだろう。


 空気を殴っていたら、冒険者らしき人が近くを通った。初めて街の外で冒険者に会ったが、ヤバいやつを見る目で見られた。こっち見んな。


 それからしばらくして、空が赤くなってきたのでLv上げをやめて街へ帰る。腹も減ったしな。


 門番にギルドカードを見せて街に入り、冒険者ギルドの部屋に戻ろうとしたのだが。


「ツクモ様!お待ちください。お話がございます」

「ん?」

「ツクモ様は本日、草原に行ってくると仰っていましたが、草原で何をされていたのでしょうか?」

「Lv上げ」

「基礎Lvですか?」

「スキルLvな」

「【雷魔法】とか使いましたか?」

「ああ」

「……何人かの冒険者から、草原で魔法を連発したり、棒や拳を振るっている者がいると報告を受けました」

「俺だな」

「棒や拳を振るっていたのは、なぜですか?」

「【剣術】と【拳術】のLv上げ」

「【剣術】ですか?」

「おう。(「ケンジュツ」と「ケンジュツ」で伝わるのか)」

「棒で、ですか?」

「まだ剣を買ってないんだ」

「そうですか……。棒や拳を振るうのは構わないのですが、草原で魔法を使うのはお控えください」

「なんでだ?」

「危険だからです」

「あー……」

「冒険者ギルドに訓練場があるので、魔法を使うならそちらで」

「訓練場なんてあったのか」

「訓練場には訓練用の木剣も置いてありますので、それを使ってはどうですか?」

「今度からそうする」

「そうしてください……」


 俺のせいなのだが、お兄さんはお疲れのようだ。


「質問なんだが、教会はこの街にもあるのか?」

「あります。余程小さな街でなければ、ほとんどの街に教会があります」

「じゃあ、転職はどこでもできるのか」

「もう転職ですか?失礼を承知で、鑑定してもよろしいでしょうか?」

「いいぞ」

「ありがとうございます。それでは」


「4つの職業スキルがLv:20以上!?基礎Lvの低さと釣り合ってませんが?」

「森へ行けないんだからしょうがないだろ」

「確かにそのLvなら転職した方が良いですね。戦闘職なら転職でHPも増えますし」

「へぇ……」

「本日の調査で雷竜は塒にいることが分かりましたので、明日から森へ行けますよ」


 明日は転職ですな。転職して、基礎Lv(俺自身のLv)を上げよう。あと、いい加減、剣を買わないと。


 部屋に戻る前にご飯を食べた。早くも米が恋しい。


 いつも通り、【光魔法】と【闇魔法】を使ってMPを消費して寝た。

――――――――――――――――――――――――


 名前:ツクモ・ニノマエ

 種族:人間

 Lv:10

 HP:550/550

 MP:0/1550

 加護:無し

 第1職業:剣士

 第2職業:拳士

 スキル:【鑑定Lv:16】【偽装Lv:MAX】【言語理解】

【アイテムボックス】【地図】

 職業スキル:【剣術Lv:25】【魔法術Lv:22】【拳術Lv:20】

【治癒術Lv:26】

 魔法スキル:【雷魔法Lv:9】【光魔法Lv:14】

【闇魔法Lv:14】【無魔法Lv:16】【治癒魔法Lv:26】

【生活魔法Lv:1】

【詠唱省略Lv:35】【MP上昇Lv:5】【MP回復量上昇Lv:5】

 耐性スキル:【雷耐性Lv:48】【身体的苦痛耐性Lv:48】

【疲労耐性Lv:9】

 ユニークスキル:【運命改変】

ゲリラ投稿再び!

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