第3話 冒険者ギルド
更新日は毎週日曜日ですが、
勢いに任せて今日も更新しました。
ギルドまで歩こうと思ったのだが、ユニークスキルって隠した方がいいよな?【偽装】を使おう。【隠蔽】ではなく、【偽装】なのは何故なのか。よく分からんが、Lv:MAXだからいいか。
これが今のステータス。
名前:ツクモ・ニノマエ
種族:人間
Lv:6
HP:350/350
MP:550/550
加護:無し
第1職業:剣士
第2職業:拳士
スキル:【鑑定Lv:13】【偽装Lv:MAX】【言語理解】
【アイテムボックス】【地図】
職業スキル:【剣術Lv:1】【魔法術Lv:1】【拳術Lv:12】
【治癒術Lv:1】
魔法スキル:【光魔法Lv:1】【闇魔法Lv:1】
【無魔法Lv:1】【治癒魔法Lv:1】【詠唱省略Lv:1】
【MP上昇Lv:1】
ユニークスキル:【運命改変】
偽装ステータスはこれだ。
名前:ツクモ・ニノマエ
種族:人間
Lv:6
HP:350/350
MP:550/550
加護:無し
第1職業:剣士
第2職業:拳士
スキル:【鑑定Lv:13】【言語理解】
【アイテムボックス】【地図】
職業スキル:【剣術Lv:1】【魔法術Lv:1】【拳術Lv:12】
【治癒術Lv:1】
魔法スキル:【光魔法Lv:1】【闇魔法Lv:1】
【無魔法Lv:1】【治癒魔法Lv:1】【詠唱省略Lv:1】
【MP上昇Lv:1】
ユニークスキル:無し
ユニークスキルと【偽装】だけ伏せた。今後もヤバそうなスキルを手に入れたら偽装する。【光魔法】と【闇魔法】の取得難易度が高いと神様は言っていたが、全属性持っているわけではないのでセーフだろう。【言語理解】も伏せようと思ったのだが、いつかボロが出そうだからな。
ギルドまで歩いていると、視線を感じる。理由は分かっている、服装だ。俺が通っていた高校は私服登校だが、制服ではなくても異世界だと違和感しかない。せめて、マントくらいは買わないとな。金無いけど。
ギルドに着いた。地図を見ても「冒険者ギルド」と表示されている。中に入ると、結構騒がしい。テンプレだと、ここで盗賊みたいなやつに絡まれるのだが……。
登録が先か、買取が先か。登録だな。優しそうな顔をしてる男性の受付嬢(?)に声をかけよう。受付嬢の男性バージョンはなんて言うのかな。
「すいません。登録をしたいのですが」
「はい。それでは、名前と年齢と職業をこちらに書いてください。職業は第1でも第2でも構いません」
17歳。職業は拳士にしておくか。【拳術】の方が【剣術】よりも高いからな、当たり前だが。
「名前はツクモ・ニノマエ様。年齢は問題ないようですね。職業は拳士、と。では、ランクはFからスタートとなります。依頼を受ける際は、ギルドに入って左側の壁に依頼書が貼ってありますのでそこから」
「依頼を受けてなくても買取は可能ですか?」
「可能です。常設依頼に該当される素材の場合は、依頼を受けていなくてもランクアップに必要な依頼数を達成することが出来ます」
「薬草とかって冒険者ギルドで買取できますかね?」
「できます。薬草採取は冒険者の登竜門ですから。薬草をお持ちですか?」
「はい。ついでにスライムの核も買取お願いします」
「かしこまりました。買取カウンターへ移動しましょう。こちらです」
買取カウンターなんてあったのか。受付で買取るわけじゃないのか。
「こちらにお出しください」
アイテムボックスから薬草と核を出す。
「結構多いですね……。数えますので、少々お待ちを」
多いんか。薬草が多いのか、核が多いのか。
「低級体力草が57本、低級魔力草が24本、低級麻痺回復草が12本、低級毒回復草が14本、スライムの核が56個、ハイスライムの核が3個ですね。全て常設依頼に該当されます。低級の体力、魔力、麻痺、毒の薬草は5本で1回分の依頼となります。薬草だけで19回分となります。スライムの核は3個で1回分ですので、18回分。ハイスライムの核は2個につき1回分ですので、1回分となります。合計38回分ですね」
「ハイスライムの核?」
「気づかずに倒したのですか?ハイスライムは通常のスライムよりも若干青いだけ。HPも大して差がないので気がつかない人も多いですね」
「なるほど」
「低級体力草が1回分につき銅貨1枚。魔力草、麻痺、毒が2枚。スライムの核が2枚。ハイスライムの核が3枚となります。合計、銀貨6枚と銅貨6枚となります。余った素材はお返しします」
「ありがとうございます」
「ツクモ様のランクをEに上げさせていただきます。Fランクの依頼というのは存在しません。FからEに上がるにはEランクの依頼が20回分必要となります。EからDに上がる際は、さらにEランクの依頼を20回分とDランクの依頼を10回分必要とします。1度依頼を失敗しますと必要数も1増えますのでお気をつけください」
「次のランクに必要なのは、Eが2回分、Dが10回分ですか」
「はい。カードをお出しください」
受付さんがカードを水晶に翳すと、街には入るときのように青く光った。
「これでツクモ様はEランクとなります。最後に、注意点を」
「?」
「冒険者たるもの、貴族や王族などの前以外では敬語を使わないようにしてください。舐められてしまいます」
「あぁ、分かった」
「それでは、冒険者として励んでください」
今日は暗くなってきたから。宿を探すか。金足りるかな。
「聞きたいことがあるんだが」
「なんでしょう?」
「安い宿ってどこに」
「ギルドの宿をご利用ください。冒険者であれば、1泊銅貨5枚となります。ただ、料金の分、最低限のベッドしかありません」
「どこに金を払えば?」
「受付で大丈夫です」
「じゃあ、これを」
「確認しました。こちらが鍵でございます。鍵に付いた紐に部屋番号が書いてありますので、その部屋をお使いください」
「ありがとう」
「いえいえ。食事をする場合は、ギルドに入って右側の酒場をご利用ください。酒場も冒険者であれば、割引されます」
受付さんに礼を言って、酒場へ行く。なんの問題も無く、飯を食えた。食ったのは黒パンとコーンスープのようなもの。見た目はコーンスープなのだが、コーンの味はしなかった。よく分からない味だが、美味かった。代金は銅貨1枚。やっすい。
この日はそのまま部屋に行き、寝る。明日から依頼を受けることにする。
そういえば、誰にも絡まれなかったな。
ツクモは気づかなかったが、絡もうとしてた冒険者を受付の男性が睨んで排除していたのだ。受付の男性は元高ランク冒険者、ギルド内でも有名な冒険者だったのだが、そのことをツクモが知るのは先に話。
コーヒーって美味しいですね。
アイスコーヒーが飲めるようになりました。
また明日