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その少年、後に神となる。  作者: 涼宮 焔
2/10

第2話 レベル上げ

※ツクモ(主人公)は現実の作者をモデルにしています。

 街ってどこだ?【地図】が欲しかった!!まぁ、地図があっても通った道しか表示されない可能性もある。


 【アイテムボックス】があるのは大変嬉しい。さて、適当な方向へ進むか、人に出会うのを待つか。いや待てよ?街へ着いても金が無いよな……うーん。モンスターを狩るか、薬草とかがあればそれを。でも、今のLvで森に入るのは危険だよな。【剣術】は剣が無い。棒も落ちてない。【拳術】を上げるか。


 【拳術】か……。とりあえず、空気を殴るか。


「ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!」

「経験値ってなんだ?こんなんで上がるわけ……ない……」


 名前:ツクモ・ニノマエ

 種族:人間

 Lv:1

 HP:100/100

 MP:300/300

 加護:無し

 第1職業:剣士

 第2職業:拳士

 スキル:【鑑定Lv:1】【偽装Lv:MAX】【言語理解】

【アイテムボックス】

 職業スキル:【剣術Lv:1】【魔法術Lv:1】【拳術Lv:2】

【治癒術Lv:1】

 魔法スキル:【光魔法Lv:1】【闇魔法Lv:1】

【無魔法Lv:1】【治癒魔法Lv:1】【詠唱省略Lv:1】

【MP上昇Lv:1】

 ユニークスキル:【運命改変】


 上がるんかい!!そのスキルに関係する動作を行えば、対象が居なくても上がるってことかな。


 【拳術】だけ上げても効率が悪いから、魔法も使いながら上げようと思ったのだが……。【MP上昇】の説明を見たら。


【MP上昇】

「Lvが上がるごとに200ずつ上がる。Lv11からは400になる。Lv10刻みに2倍となっていく。【MP上昇】はMPを使い切ればLvが上がるが、MPが0になると強烈な疲労感に襲われるためLv上げをするなら安全な場所でね!」


 「でね!」って所が神様に似てるな……あの神様が作ったのかな。そんなことよりも、0になると疲労感が出るのはマズイ。ここは安全な場所とは言いきれないからな。


 そんなわけで【拳術】だけ上げていく。延々と拳を振るう。たまに蹴りも混ぜる。周りに人はいないが、草原のど真ん中で空気に攻撃する男。ちょっとヤバい奴かもしれない。


 30分ほど経っただろうか。途中で体力(HPではなく)が尽きると思ったのだが、【拳術】って体力も増えるのかな。そんな説明は無かったけど。今のLvは【拳術Lv:4】。


 まだ不安だが、暗くなったら危険だからな。森へ入ることにした。道中で【鑑定】を使いまくっていたら【鑑定Lv:6】になった。Lvが低いときは上がりやすいのかもしれない。そりゃそうか。


 森に入ると、薬草を見つけてはアイテムボックスに入れていく。ちなみに、採れた薬草は。


「低級体力草」:低級ポーションの材料になる。

「低級魔力草」:低級MPポーションの材料になる。

「低級麻痺回復草」:低級麻痺回復薬の材料になる。

「低級毒回復草」:低級毒回復薬の材料になる。


 こんな感じだ。結構の数採れたから、宿1泊分くらいにはなって欲しい。


 薬草を採っていたら青い奴がいた。ファンタジーの定番、スライムである。あの、まるまるボディに拳が通用するのだろうか。拾った棒を使っても結局打撃なのだが。


 とりあえず殴ってみる。


ぶにっ


 死んだ……。俺自身のLvは上がっていない。スライムが死ぬと、濃い青の固形物が出てきた。鑑定してみる。


「スライムの核」:スライムの核。


 う〜ん、シンプル。核を包んでいたのであろう周りの水っぽい部分は、死ぬと同時に地面に吸われて言った。売れるか分からないが、アイテムボックスに入れておく。


 それから、スライムを見つけては殴って行く。初手ゴブリンなどの人型だったら、逃げていたかもしれない。異世界人の定番ネタである、何故か嬉々として人型の魔物を倒しに行く奴。地球にいた頃は何をしていたのだろうか。俺もLvが上がれば倒しに行く予定だ。郷に入っては郷に従え。倫理観などクソ喰らえ。


 今のLvは結構上がっている。スライムの経験値は少ないのだろうが、30匹近く倒しているからな。


 名前:ツクモ・ニノマエ

 種族:人間

 Lv:4

 HP:250/250

 MP:450/450

 加護:無し

 第1職業:剣士

 第2職業:拳士

 スキル:【鑑定Lv:11】【偽装Lv:MAX】【言語理解】

【アイテムボックス】

 職業スキル:【剣術Lv:1】【魔法術Lv:1】【拳術Lv:9】

【治癒術Lv:1】

 魔法スキル:【光魔法Lv:1】【闇魔法Lv:1】

【無魔法Lv:1】【治癒魔法Lv:1】【詠唱省略Lv:1】

【MP上昇Lv:1】

 ユニークスキル:【運命改変】


 Lvが上がる事に、HPとMPの値が50ずつ増えていくらしい。【鑑定Lv:11】になったことで、対象のLvとHPを見れるようになった。Lvの方は11になる前から見ることができていたのかもしれないが、スライムのことを鑑定していなかった。【拳術】の方はキレが良くなった……気がする。ちなみにスライムのHPは。


スライムLv:2 HP10/10


 もしかして、Lv:1の頃はHPが5なのだろうか。可哀想。


 それから、更にスライムを殴る、殴る、殴る。そろそろ、街を探そう。


 森を出て、直感を頼りに草原を歩く。すると、道らしきものが出てきた。その道の上を歩き続けること1時間ほどで、街が見えてきた。


 結構遠いのか?俺の歩く速度が遅いのか?食料のことを考えていなかったので、腹が減っている。せめて、【水魔法】を取るべきだったな。


 門の前に着いた。門番の元へ行く前にステータスを見たら、【地図】を取得していた。もっと早く欲しかった……。


「止まれ。身分証を出せ」

「持ってない場合は?」

「持ってない?どんな田舎から来たんだ、お前。持ってない場合は、この水晶に手を置け。青く光れば入っていい」

「分かった」

「……青だな。入って良し。街に入ったらすぐに商人ギルドか冒険者ギルドで身分証を作れ。いいな?」

「分かった。冒険者ギルドはどこにあるんだ?」

「街に入って10分ほど進め。右側にあるデカい建物が冒険者ギルドだ」

「ありがとう」

「それくらい構わん。ようこそ、アルムへ」


 

――――――――――――――――――――――――


 名前:ツクモ・ニノマエ

 種族:人間

 Lv:6

 HP:350/350

 MP:550/550

 加護:無し

 第1職業:剣士

 第2職業:拳士

 スキル:【鑑定Lv:13】【偽装Lv:MAX】【言語理解】

【アイテムボックス】【地図】

 職業スキル:【剣術Lv:1】【魔法術Lv:1】【拳術Lv:12】

【治癒術Lv:1】

 魔法スキル:【光魔法Lv:1】【闇魔法Lv:1】

【無魔法Lv:1】【治癒魔法Lv:1】【詠唱省略Lv:1】

【MP上昇Lv:1】

 ユニークスキル:【運命改変】

楽しくなってきました。

来週をお楽しみに!

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