30.あたしの答え
あたしが考えて考えて考えて、その過程と導きだした答えです。今のあたしにはこれが精一杯の答えになります。
「質疑応答」
あなたが好き
これは本当だよ
あなたが嫌い
これは違う
あなたは恋人
これは間違い
あなたは親友
これは当たり
「幸せについて」
あたしは
あなたとなら
幸せになれると
思っていたの
あたしは
あなたを
大切にしている
つもりだった
あたしは
あなたの
「特別」に
なりたかった
だけど
あなたからみた世界は
あたしからみた世界と
きっと違うね
傷つけてばかりだったかもね
私が感じていた幸せを
半分もあげられなかったかもね
それでも
ほんの一秒や一日くらいは
幸せな時もあったでしょう?
なんて
自分に言い聞かせてみたりして
笑えたし、なんだか泣けた
「二人の時間」
あなたの好きな曲も
あなたの好きな本も
あなたの好きな空も
あなたの好きなお店も
あなたの好きな場所も
あたしは知ってるつもりだったのに
いつの間にか
わからないことも増えた
だから
二人で共有したものを
もう一度
引き出しからごそごそ
ひっぱりだして
しわを伸ばして
広げて
眺めて
読んで
抱きしめてみた
「これから」
どうしたいのか
何がしたいのか
どうなりたかったのか
今になって
さっぱりわからない
というより
答えがでない
意地をはっていただけかもしれないね
独りになるのは
誰だって怖いでしょう
それに
あなたが大切なのは本当で
今でも
あなたと誰かを天秤にかけたら
あたしは迷わずあなたを選ぶでしょう
あなたが嫌な顔をしても
それは譲れないし、嘘ではないのよ
「今現在」
あたしが今いる場所は
少し窮屈で
怖くて痛くて
だけど
確かに独りではなかった
大切な人たちがいてくれた
あたしは
素直じゃないし
口下手だから
伝えるのに時間がかかる
だから
きっと上手く話せない
それでも
少しずつ自分の気持ちとか
決して良いとは思えない
そのままの自分、なんてものを
その人たちにも
見せられたら
伝えられたら
なんて思う
「もしも」
あなたに大切な人ができたとして
そしたら
あたしは女心のアドバイスくらいしかできない
今のあたしだと
きっと嫌みのひとつでも
言いたくなるだろうね
そのうち
笑っておめでとうって
言うからさ
たまには親友に顔をみせてね
「レアキャラ」
あたしはあなたと何がしたいかって
楽しいも
悲しいも
悔しいも
嬉しいも
含めてさ
色んなことを話して
笑って
泣いて
喧嘩して
仲直りして
おいしいお酒を飲んで
ピクニックをして
たまには遠出したりして
そんなことをしたい
でもね
一生のうち
全部じゃなくていい
一緒じゃなくていい
全て
通じ合えなくても
解り合えなくても
いい
だけど
たまに
ちょこちょこでてくるような
レアキャラでいたいかな
レアキャラ
あたしがいる場所では
あたしはレギュラーメンバー
だけどさ
あなたにとっては
レアキャラで良いと思う
だってね
恋とか愛とか
言ってる場合じゃない
男とか女とか
そんな次元じゃない
あなたは
“そういう特別”じゃなくても
大切な人だから
大切な人として重さで
大切な人としての軽さで
あたしはあなたを想うよ
地球人として地球人同士として
出会えたことが
嬉しかったから
嬉しいから
これからは
レアキャラの地球人として
あたしを迎えてくれたら
嬉しいな
あたしは
あなたを
これまた
レアキャラの地球人として
あなたと人生関わっていけたら
そう思っているよ
それにね
そうしたら
もしも
空が晴れて
気候がばっちりな日にはね
電波交信が
できるかもしれないよ
なんて
思ったの
あたしはまだ
何もわかっていないかな
サボテンの花はこれで最後の詩になります。サボテンの花は、情けない私の断片であり、記憶でもあり、想いを綴った詩でした。そのため、読みにくい部分もあったと思います。それでも、ここまで読んでくださったみなさま、ありがとうございました。これから日々、精進して、生きているうちは色んなものを吸収して、それを詩にできたらなと思っております。(2010.06.01/絵の具箱)