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2.眠い眼で





裸足に絡まる雫は

いつかあなたが流した涙

それを拭えないまま

私は足をあげられない



優しさや愛を求めて

生温いだけの場所を探してた

冷たいところも

熱いところも怖かった

生きてると自覚できる場所は

血が通いすぎていて



求めて求めて いくらでも

あなたが必要としてくれるなら

どこまでも行ける

歩いて行ける

偽物だって良い

本物なんて知らないから






自分で握りしめた掌は

いつかあなたに触れた肌

それを忘れられないまま

私は解くことができない



臆病や不安から逃げたくて

強い自分を探してた

理不尽で

どうしようもない世界

こんな思いをあなたがしなくて良いように そう願うから



求めて求めて 朽ちるまで

私がいらないなら

どうか粉々に砕いて

元に戻れないように

私は一人で大丈夫

そうとしか言えないようにして







私の名前を呼ぶ声がする

聞いたことのある響き

精一杯探すのに


私見つけられない

あなた見つけられない


もう一度だけ

もう一度だけ


神様はチャンスをくれないだろう

世界は嘲笑うだろう


それでも

それでも




求めて求めて いくらでも

あなたが必要としてくれるなら

どこまでも行ける

歩いて行ける

偽物だって良い

本物なんて知らないから


求めて求めて 愛を教えて

私がいらないなら

どうか粉になった私を

風の中に流して

あなたにまた巡り会えるように

そう希望をもてるように

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