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1.きもち




これを恋と言うのなら

私はいくらでも

茨の道を歩いていけると思った


これを恋と言うのなら

私はいくらでも

孤独になれるだろうと思った



いつもいつも



泣いていた気がする



嬉しくて

悲しくて

寂しくて

切なくて


満たされなくて

物足りなくて

幸せすぎるのが怖くて

もどかしくて



もういっそ



あなたと同じ生き物になれたら

こんな思いはしないだろうに


同じものを見て

同じものを聴いて

同じように心を奮わせて

同じように心を痛められたのに


あなたを抱きしめることはできなくても

あなたと生きていくことができたのに



別々の人間が

一緒に生きていくことさえ

難しいと知りながらも


愛を求めて


それが生きることより

遥かに困難で恐怖だということを知りながらも


あなたが愛しかった




もしも


時間を戻せるのなら

本気で何だってしようと

今でも思う私は



もう



狂気に犯されているのかもしれない




でも



それが




どんなに

惨めでも

馬鹿げていても




私だから




あなたを愛した私だから




あなたは

ごめんと謝って


あきれてしまうかもしれないけど




後悔なんてしていないんだということを

あなたに言いたい


あなたが後悔しないように


あなたが自分を責めないように



ねぇ




あの時の約束を

あなたは今でも覚えていますか?



私たちの約束

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