ここに私自身に起こったことを記します。
拝啓
ここにこれまで私自身に起こったことを記し、インターネットの世界に放つことにします。
私はある機関で政府の重要な仕事を行っています。実は今回このような形で発表するということを思い立ったのは、自分がこれまで研究を行ってきた一つの成果が自分自身に起こったということです。マスコミに発表しても必ず圧力が加わり、潰されるでしょう。どの様な形でどこにこの事実を伝えれば良いのか。いろいろ思案しました。結果、このサイトを発見したのです。この記録が単なるフィクションという形で受け止められてもそれはこのサイトを訪れて私のこの記録を一つの読み物として捕らえてもらっても構わないと考えました。誰かがこの事実をこの電子媒体の世界で共有し、議論が沸き起こることを願います。敬具
さて私は某機関の研究部門に所属する技術者であります。私がこの研究機関に所属したのは敷かれたレールを歩いて来たからに相違ありません。しかしその線路を引いたのも自分自身なのです。正確には過去の自分に操作したのです。一体何を言っているのかと思われるかも知れませんが、これからその事実をお話しします。
平成元年、私は東京の大学の工学部機械工学科を卒業し、地元(企業名は伏せておきます)企業に就職しました。大学の研究室からこの企業には二年連続で先輩が就職していた為、苦労もせず、内定をもらいました。この会社はロボット溶接を行う機械のメーカーでした。当時は現在のようにロボットと言っても、ごく簡単な仕事しか行えません。例えばボイラーの釜、円筒状の容器を作る場合、円形状に曲げた鉄板を溶接で繋ぐ必要があり、他の部材を合わせ、最終的には大きな容器を作ります。機械に固定され決められた箇所を溶接する。ただそれだけのものです。プログラムを変更し対応するという方式です。将来的には人工知能(AI)が発明され、機械が思考し溶接を行える技術も発明されるだろうと言われていました。
私はこの研究部門に配属になり、自動ロボットの開発を行うことになりました。ところが、自分の意思とはまったく関係がなく、次々と人生が変化して行きました。勿論、それは後になって数十年後、まさしく今、はっきりと原因と結果が結びついたのです。
時間はありますので、続きはまた後日、記載したいと考えます。それまでに圧力がかかりこの記載が消されないことを祈っています。