不思議な転校生
今、22世紀初頭。人類は、21世紀より、より高度な
機械の開発に成功し、各国とてもうまくいっていた。それに、新しい
発見もあった。「おんぷ」と呼ばれる、音楽関係の仕事にしかなつかない、発光
生命体。21世紀の終わり頃、結成された大人気アイドルグループ「Star’s」
(スターズ)。このグループは、一時解散したが、大人気だったため、「星川学園」で、
22世紀初頭にメンバーの名前を襲名することになった。これは、星川学園と全く関
係ない市立大空小学校という廃校寸前の小学校が、1人の女の子と不思議な10人の
転校生によって、少しづつ変わっていく物語 ・ ・ ・。
1話 廃校寸前の学校~転校生が来る!~
-大空小が廃校されるかもしれないー
この噂を聞いたのは、わたし、秋田谷椛が大空小の児童長になってから。
「大丈夫だよ。」
いつもみんなにかけてた言葉。わたし自身もこの言葉で安心してた。でも、あの日・・・
「どうせ、廃校になるに決まってるよ。こんな学校。」
(真高先生?)男
「そうそう。こーんな学校。」
(木幡先生?)男
「こんな学校なにもないしねぇ~?」
(時哉先生先生・・・)女
ガラッ
「!?」
「秋田谷!?」
「いつからそこにい・・」
「い・・・ですか・・」
「え?」
「いつからですか・・・」
「なにが?」
「とぼけないでください!!!!」
(ビクッ)
「いつから廃校になるかもしれないって分かってたんですか!!!」
「椛ちゃんが・・児童長になる・・直前よ。」
「そうですか・・・。」
この話を聞いてから、私は、先生達を信じなくなった・・・・
あれから1ヵ月。わたしが先生から廃校になるかもしれないと聞いてから、生徒はやる気をなくし、先生を信じなくなった。たぶん、心のどこかで、廃校になるのを待っていたんだと思う。
そんな時だ。あの、転校生達がやってきたのは・・・。
「児童長。転校生が来るみたいなんで、手続きよろしくって先生が。」
「ありがとう。書記の宮野真夜さん。」
「いいえ。児童長の秋田谷椛さん。」
ガチャ、パタン
どれどれ、転校生?廃校になるかもしれないこの学校にきても意味ないのにな。えーと・・・
10人も!?この時期に・・。しかも一機にめずらしい~。どれどれ・・・
-転校生の手続きー
4学年 -大秋疾風- -冬廣撫子-
ー紅葉凪-
5学年 -夏木瀬日和- ー夏地翔ー
6学年 -春夏秋冬琥珀- -白藤柊-
ー小日向渚- -春添実月- -春添沙月ー
これらのものを、クラス分けしとくように。
うわ・・・。いっぱい・・・。よし!てきとーにクラス分けしとくか!
ー夕方ー
夕方、誰かがわたしがいる児童会室をノックした。
コンコン
「?はい、どうぞー。」
ガチャ
ドアが開かれた先には、10人ほどのうちの学校の制服を着た子たちがいた。1人の女の子が、わたしの前に出て、
「児童長と、真鍋美姫先生、幸野乙女先生、坂本柊真先生はいらっしゃいますか?」
と、聞いてきた。わたしはすぐに真鍋先生と幸野先生、坂本先生を呼び、わたしが児童長だと伝えた。
すると、幸野先生がドアのおくの子と前に出てきた女の子が、この学校の生徒ではない事が分かり、
「あなたたち、この学校の生徒ではないわね?どうしてここに来たの?」
と聞いた。すると、前に出てきた女の子の少し後ろにいた、背が少し小さい男の子が出てきて、
「ぼくたちは、転校生です。」
と、言った。もしかしてと思い、「この転校手続きに書いてある人達?」と、わたしは男の子と、前にいる女の子に聞いた。すると、女の子が、
「そう。 この学校の・・・
ダメ教師と生徒を再生し直しに参りました。」
と、いった。先生達とわたしは首を傾げた。少し戸惑ったが、「明日から登校でいい?」と聞いたら、「はい。」と答えたら、すぐに帰ってしまった。
そう、これが、わたしとあの不思議な転校生の出会い・・・。
そしてこの学校は、1人の女の子と、不思議な10人の転校生によって
変えられようとしていた・・・・・。
~つづく~