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アドベンチャーワールド  作者: トモットモ


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プロローグ

初めまして。トモットモと申します。こちらでの初投稿になります。未完成の世界を冒険する話になります。楽しんで頂けたら嬉しく思います。よろしくお願いします。

 俺の名はトモラベル。ワナビ冒険者だ。

 

 俺は未完成の世界を旅する者だ。現実世界、異世界、平行世界……様々な世界を旅している。そこに楽しさはあるのかって? そうではない。楽しさというのは自らが生成していくものだと俺は考える。

 ザッ、ザッ、と果てなき道を闊歩する。俺は右左と周りの景色を確認した。そこには無色透明の一見何もない世界が広がっている。そう、そこに何もないと言えば何もないかもしれないが何かあると言えばそこには何かあるのだろう。

 とりあえずは行ってみるとしよう。

「おお……。ここは」

 そこは、金ピカだった。金に輝く大地、辺り一面金で出来ている。ん? 果たしてそんなことが可能なのかどうか? そんな声も聞こえるかもしれない。

 可能なのかどうか、それは問題ではない。

 問題は、やるかどうか、なのだ。

「黄金の街、ゴルムトアか」

 俺は周りをグルリと見渡しながら、ポツリと呟く。

 凄まじいほどの黄金の煌めき。眩しいぜこりゃ。

 このキンキラキンに輝く道を歩いて汚れるかといやあそんなことはまるでなく、いつまでもその輝きは衰えることはない。金は輝き続けてこその金である。そう、物語っているようだ。

 程なくして、俺は宿屋を見つけた。

 カランコロンと宿屋に入ると呼び鈴が鳴った。

「いらっしゃいませ~。あれれ~? お客様見ない顔でございますね~」

 受付の娘ちゃんがこててんと首を傾げる。あざと可愛いじゃない。

「ここに来るのはお初だからな」

 俺がそう言うと、娘さんはにっこりぱああと笑顔の花を咲かせた。

「そうなのでございますね~」

「ああ」

「それではご案内させていただきます~」

 娘さんは、後ろの引き出しから鍵を取り出す。

「只今小部屋と大部屋両方に空きがございます~。どちらになさいますか~?」

「大部屋、って1人なのにか?」

「はい~。後々追加で宿泊したいです~というお客様もいらっしゃるので~」

 なるほどな。

「なら大部屋で」

「かしこまりました~」

 娘さんは他の鍵より大きくてゴツい鍵を俺の前に差し出す。

「お部屋は右を真っ直ぐ抜けて奥の部屋となります~」

「分かった」

 俺は鷹揚に頷くと、鍵を持って部屋へと向かった。


 大部屋の中は、ドデカいベッドに机、椅子、棚、カーテン……と、まあシンプルで質素な感じだった。

「ういしょっと」

 俺は、ベッドの上にダイブした。ボフッ。ふかふかだ~。

「まあ、とりあえず俺がワナビ冒険者になった経緯を話すとしますかね」

 それないとなんか始まんねー感じすんのよ。んじゃ、一旦回想ターイム。


 俺はトモラベルというペンネームで小説を書いている。WEB小説投稿サイトに日々小説をアップしたり、しなかったり。まあ、いろいろとてえへんな現代社会でオアシスとしての意味も込めつつ、ひたすら自由に自分の理想の世界を書きまくってる。

 え? そんなんじゃ読者は振り向いてくれなくね? ってか? まあ、そうかもな。人の好きなものは十人十色で千差万別。万人に受けるものを書ける者などそれこそ一握りってもんですたい。

 じゃあ、プロになるのは諦めてるのって? そんなはずないだろ。俺はワナビだぜ? プロになりたいって気持ちはずっとありまくってる。ただそれ以上に、なんつーんだろうな。書きたいって気持ちが湧き出てくるんだよな。

 これはきっと小説を書き続けているやつにしか分からん気持ちかもしれん。

 まあ、そんなこんなで働きつつ、せっせこせっせこ書き続けていたらよ。なんと! ある能力に目覚めちまったんだよな。

「ん~、まじか」

 アパートの一室。俺の部屋。俺は、自分の右手の平を見つめながらポツリと呟いた。

 能力に目覚めた時ってあれだな。そういう感覚が得られるんだな。なんかこう力が内なる底から沸々と湧き上がってくるような、まあ、そんな感じ?

 俺は悟ったよ。この能力は執筆に役立つだろうって事をさ。

「よっこらせっと」

 俺はおもむろに立ち上がると、冷蔵庫のある場所まで向かった。

「おっ、あったあった」

 冷蔵庫には買った缶コーヒーが入っていたのを思い出したのだ。俺は缶コーヒーを取り出す。

 よく振った後に、プルタブをカシュッと開ける。いい音するよなこれ。

「んっ」

 一口飲む。洗練されたコク、キレが口中に広がっていく。ちびちび飲むの好きなんだよなあ……。

 部屋のリビングに戻ると、俺は缶コーヒーを飲みながら、想像した。

「黄金の世界。キン、タマ、タマタマ……」

 それは、黄金郷と呼ばれる街での物語。俺がそこで繰り広げるのは、金色の体験。それがなんなのか、具体的に何を示すのか。

「未知なる世界、か」

 俺は気付けば缶コーヒーを飲み終えていた。俺に芽生えた新たなる力、その解放の時がきたようだ。

「顕現せよ、ニューワールド!」

 俺は、能力を発動した。右手が光る。黄金に輝く世界で俺を待っているものは――


 ってことで回想終了っと。まあ、現実世界ではフリーターみたいな感じで色々とやってる。こっちの世界ではワナビ冒険者、だな。

 俺は、ある日〖未完成の世界〗を旅する能力を手に入れた。その能力自体は未完成のままなのでまだまだ発展途上ってやつですたい。

 使うぞって決めたら時間、場所問わず未完成の世界へと行ける。おいおいWEB小説投稿サイトみたいじゃねえの。

 つーわけで俺は今ベッドでゴロゴロしているわけだが……。

「動かねーと、ストーリー始まんねーよな……」

 これは、俺の、俺による、俺のための、未完成の物語だ。ってことは俺の行動、選択肢によっては……むふふ。

 俺は、よっこらせとベッドから起き上がった。さてとんじゃあまずは……。

「ギルド、行ってみますか」

 冒険者登録行ってみよー!


冒険者登録! ワクワクドキドキだ~! 次回へ続きます。

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