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星の絆は、アメジストの丘に煌めいて

作者: 逢乃 雫

まどろむ窓辺の


カーテンはまるで



いくつもの光を


オーロラのように



まといながら


椿東風(つばきごち)にゆれて



紅く色づく


花かんざしが



蕾の中に未来を


ふくらませながら



丘一面に広がる


ビオラの花びらは



夕紅に煌めく


アメジストのように



見上げる瞳に


映る木芽月(このめづき)の空は



遥かで


はてしない


セルリアンブルー




星が結びゆく


絆は宙の星座となって



夕月夜の丘から


眺める空を



西の彼方へ


駆けるペルセウスと


アンドロメダは


天馬とともに



南の空高く


輝くふたご座の星々



カストルの白銀と


ポルックスの黄金が



並んで(そら)を照らす


きずなぼし




星を結びゆく


絆は心に煌めいて



それぞれの心に


描く宙があり



それぞれの夢を


瞳に宿しながら



歩む道のりは


時に遥かに


感じるけれど



見上げた彼方に


見つめているのは


きっと同じ宙



その宙の色を


瞳に映して


この惑星の上で




今日は今日の


風に吹かれるままに



真っ直ぐな道


ばかりではなくて



時に遠回りに


感じるときも



その道にまた


広がる景色があって



雲のうえには


空と太陽と


星の光がそこに



歩み続ける


意味にあとから


気づくことも、きっと




日々の中にある


瞬間の一つひとつが



春へ続いていく


一歩一歩を


繋ぐ道となって



未来という


蕾を育てながら



心の春星を


木芽月の


宙に想い描いて




やがて


明けゆく空には


誰時星(たれどきぼし)


やさしく瞬き



大地をあたたかな


すみれ色に染めて



星の絆を


宙に見つめる、


アメジストの丘で
























黄道十二星座の一つ、ふたご座は、2月の南の空高くにあり、神話にちなみポルックスとカストルの双子の名がつくオレンジと白の星が並んで輝き、「金星」「銀星」とも呼ばれます。


アメジスト(アメシスト、紫水晶)は2月の誕生石で、石言葉は「誠実」「心の平和」です。ビオラは、三色スミレともいい、花言葉は紫が「誠実」、白が「純粋」、黄が「ささやかな幸せ」などです。


木芽月このめづきは2月、椿東風つばきごちは、春を呼ぶ風とされます。花かんざしは、2月頃から咲く紅いかんざしのような花で、花言葉は「伝わる気持ち」「思いやり」です。誰時星たれどきぼしは、明け方の空にある金星のことです。


季節の星や花をモチーフに、詩を描かせていただきました。お読みいただき、ありがとうございます。


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― 新着の感想 ―
[一言] オーロラをカーテンに喩えることはありますが、カーテンをオーロラに喩えるなんて、素敵ですね。 木芽月、椿東風など、逢乃さんの作品を読むと知らなかった綺麗な言葉を色々と知ることができて勉強になり…
[良い点]  春へ続いていく……明日のへの希望を感じるすばらしい詩だと思います。窓辺から空へ春へ未来へと連なっていく過程がとても綺麗です。 [気になる点]  セルリアンブルー調べました。知らないものを…
[良い点] >星が結びゆく >絆は宙の星座となって 2回くり返すこの言葉が好きです。 1度目、2度目と想いが、絆が強くなると感じました。 >見上げた彼方に >見つめているのは >きっと同じ宙 良いで…
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