表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/7

 成長


超!!激早☆展開をかましていきますので、もうちょっと詳しく書いて欲しい方は感想に愚痴を書いておいてください。







(あ、アンドロイド様………)




 この肉押し付け状態のなか、助けてくださったアンドロイド様。




 (わたくし)めはこの恩を生涯忘れることはないでしょう………(まだ赤さん)。







 でも、今のアンドロイド様の登場で分かったことがある。


 多分この施設……というよりこの世界にも、人手不足があったのか。



(それで、それを解消するために、サブ人員として備え付けられたのがアンドロイドってところか)








 あー、何となくこの世界について理解できてきたぞ?



 多分、そこまでこの世界は元の世界と変わらないだろう。






 なんか、すごい良くない有毒ガスが漂ってるとか、魔法があるとか、そう言うものはなさそうだ。





 なんて言うんだろうな…………。



 いわゆる、パラレルワールドってやつだろうか。








 じゃあ、元の世界もワンチャンこんなことになっていたかもしれないってことだよなぁ。



 つまり、どこかで分岐点のようなものがあったはずだ。




 そこさえ分かれば、この世界のこともわかるはずだ。





 この施設に教育機関でもあれば、そこを重点的に覚えて行った方がいいだろう。




 フッ、ここで俺の歴史ゲーの腕前が試されるとは……。



 いいか!俺は!!




 織田信長の○望とか○GOとかの!


 (自称)上位プレイヤーなんだよおおおぉぉぉぉ!!!!











 ☆★☆








(ついにミルクを飲む時が来たか……!?)




 アンドロイド様の恩恵により、赤さんの年齢に合わせた食事が出るように設定してもらい、ようやくミルクの時間になった。





 授乳は1時間〜3時間の間隔でしなければならないらしいから、ちょっとお腹が空いていたのだ。





 哺乳瓶が取り付けられたアームが出てくる。


 普通に中身は成人なんだから哺乳瓶じゃなくてもコップで飲めるんだけどね。




 まぁ、多分こう出すようにプログラミングされているんだろう。



 飲もう飲もう。

 腹が減って仕かt…………なっ!!!!!!




 何これ!?

 なんか、想像してた味と違う!?



 まぁ生暖かそうだなぁとは思ってたけど!!


 なんか牛乳と違う!!!





 中学生の頃にふざけて飲んだ粉ミルクより美味いし!!


 何これ!?

 これが、科学のチカラ!?




 やはり食事の方も最先端ということか。





 なんか、栄養価も高そうだから、動けるようになるのも早いかもしれない。






 で、ミルク飲み終えた後、俺は何すりゃええんでしょうね。




 赤ちゃんの遊び道具なんて精神年齢が高すぎてやらないというかやりたくないしな。



 できることも少ない。





 っていうか、俺、寝ることしかできなくね?



 ……………寝る子は育つ!!


 よし、寝るか!!!!






 




 ☆★☆







































 突然で悪いが、とりあえず、4ヶ月経ってみた。


 フフッ、この早技に驚いた者もいるだろう。



 ……だってこの4ヶ月間、何もすることなくて暇だったんだもん。









 ここ最近も特に変わり映えは無く、毎日ミルク飲んで寝て、ミルク飲んで寝てを繰り返すだけだ。




 そういえば、狼はしばらくあの犬小屋みたいな通路の先で戯れたあと、俺に何の構いもなしに自然に帰ってしまった。




 きっと予想が当たっていたのだろう。



 いち早く助けられるように鼻を鍛えられ、そのご褒美としてあの犬小屋の奥ですごい良い待遇を受けることで調教を成り立たせていたのだろう。




 やはり美味しい餌には勝てなかったか……。










 と、いうか。



 俺をあんなところに放置したやつは誰なのだろう。





 神なのか、それとも最後の生き残りであった親だったのか。





 いや、俺がこの世界の最後の人類かという問題もまだわからない。



 たまたま人のいないところに転生してしまっただけなのかもしれない。





 まだ俺はこの世界について、何も知らない。







 俺は今、生後4ヶ月にして立つことができている。


 最先端の栄養満点ミルクのおかげだろう。




 今は積極的に発声の練習をしている。




 できるだけ、前世のことを忘れる前にこの世界の事と擦り合わせたくて、成長を急いでいたが、かなり早いな。




 早く自由に歩けるようになりたいが、あと向こう8ヶ月は無理だろう。





 とりあえず、手が動かせるようになったら、アンドロイドに何か書くものを用意してもらおう。




 前世の記憶、この世界についての考察、今すべきこと。



 全てを書き殴って書き殴って書き記すことにする。

































 ☆★☆






 































































































 時が経った。



 正確にいうと15年くらい。


 面倒だから割愛したとか、そういうわけではない。




 流石にここまでの時間を全てこの小説に記すのは無理だって気づいて欲しい。



 とまぁ、メタ的な発言はこれまでとしよう。








 重要な話は一点。



 それは………。









「いやいや、この施設でもいろいろあったな。もう15歳とか。ん〜?前世も含めれば30年以上は生きてることになるのか?年齢ってどっちなんだ?」





 1人の好青年が、洞窟の中で首を傾ける。



「……とりあえず、この世界に旅立たなければいけない時が来たようだ」













 彼………武井 清隆は、15年後、1人でこの施設を出たという事だ。











評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ