さるの才能が目覚めてしまった2/2
(建築主)
さるが映し出される。草地であくびをして、耳を後ろ足で掻いている。
(彼が満足するような物件をつくろう)
「ぃや〜お」
カメラ目線で、右足を前に出した姿勢で見上げてくるさる。投稿主の作業着が映る。
草地にカメラが向く。均等に切り分けられた丸太と棒、板が置いてある。
(魔の森から調達した木材)
(これを使って、建築主がびっくりするようなキャットタワーを作ろう)
軽快な音楽が流れ始める。映し出される図面。
(魔の森の前に埋めた柵よりも高くする必要がある)
(さるは高いところに登る才能がある)
(他の猫も登れるように木のようにする必要がある)
大きな丸太に棒を取り付け、板を設置していく。
ぐるぐる回りを回るさる。
(建築主がどこかに行ってくれない)
「ぃや〜お」
さるの頭を撫でる投稿主。早回しで進められていくキャットタワー作り。
図面とできたキャットタワーを見比べる投稿主。
(完成)
さるの尻をぽんぽんと叩く投稿主。さるがジャンプして、完成したキャットタワーのてっぺんに乗る。
(キャットタワーと一緒に王様も出来上がってしまった)
(終わり)
「あの魔物って、どの魔物ですか?」
「……なんでもねえ。魔の森の深部から出てこないはずの魔物が、なんでこんなところにいるんだ?」
「投稿主さんが、魔の森から木材を調達してるからじゃないですか? ほら、切り株が見える」
「いやさらっと書くことじゃねえ!! 何してんだあのアホは!?」




