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いぬがあまり姿を見せない
「ぃやーお」
特徴的な鳴き声のキジシロ猫がカメラに向かって寄ってくる。目が黄色く、体が大きい。
(きじ)
カメラが床から、積まれた木箱に移る。木箱の上には、きじより小さい猫がいる。少し目を細めている様子のキジシロ。
(さる)
二匹が投稿主の足元に擦り寄る。
(いぬがここ数日来ていない)
外の場面へ。草地を歩く投稿主。
(いぬを探してみよう)
軽快な音楽が流れ始め、止まる。
カメラが牛柄の猫を映す。
(もー。今は探してない)
「みゃんみゃん」
遠くから寄ってくる点。
(サバ)
(かなり遠くまできた)
(魔の森に近いところだ)
鬱蒼とした森を背景に、途中まで埋められている白い柵が映し出される。
(遠くへ行ってないと良いのだけれど)
(心配だ)
白猫が遠くでころんころんと転がっている。
(ゆきはあったかいところが好きだ)
ゆきが起き上がり、何かに向かって走っていく。カメラがそれを追う。
(みつけた)
ゆきに絡まれ、取っ組み合ういぬ。
(ゆきといぬはあまり仲がよくない)
(終わり)
「いぬううううう!! 見つかってよかったのう!!」
「ゆきに感謝ですなぁ。ぐすっ、ひっぐ」
「いい大人が猫動画見て号泣してる……」
「うわぁっ!? 何しに来たんじゃ勇者!?」
「動画の低評価を復活させるために抗議に来たんすよ」
「勇者が変なことで抗議に来てる……」




