なろう世界で『もう遅い』にあったのでハーレム系主人公を目指そうと思った話
※エッセイです、多分
「あの時、『好き』ってちゃんと素直に言えていたら、こんな結末にはならなかったのかな……」
リーナは、『アイツ』がいなくなった部屋を見て、誰もが彼女を求める程の美しい顔を俯かせて、呟いた。
リーナは、誰からも慕われ、誰からも愛され、そして、誰からも求められていた。
彼女の周りにいる冒険者ランク上位の仲間達もずっと彼女の傍にいてくれた。
だから、まさか、ライトが自身の元からいなくなるとは思っていなかった。
ライトは仲間たちの中で誰よりも弱かった。
リーナは何故か彼の事が気になっていた。
自分の求めるものを分かっていたかのように差し出してくれる、そんな彼が気になっていた。
食べ物の趣味なども合うし、話も口下手だけどリーナにとっては共感ばかりの楽しい話をしてくれたし、リーナはずっと気になっていた。
けれど、決してリーナは『好き』や『愛している』とは言わなかった。
いなくなって一週間。
リーナは虚ろな目で彼の居た痕跡を探した。
何故いなくなったのか、と、どうすればよかったのか、その二つの思いが波のように繰り返しリーナの心を叩く。
そして、いなく成って気付いたのだ。
ライトは、自分をドキドキさせて、幸せにさせて、笑わせて、時には泣かせるくらいの存在だったと。
リーナは、失ったものの大きさに気付き、涙し、同じ言葉を繰り返す。
「あの時、『好き』って、『好き』って、言ったら、ちが、違う結末が、あったの、かなあ……!」
リーナは一人空っぽの部屋で後悔と謝罪の涙を流し続けた。
けれど、そのどれもが『もう遅い』のだ。
ということで、このお話を読んで、どう思われましたか?
文章ヘタだなー、と思った方、本当にすみません。
こういうざまあテンプレ的な展開、この女馬鹿だなー、と思いますよね。
これは私の最近の実体験的な話です。
ただ、リーナが私ですが、ライトは作品です。
そう、なろう世界の私の大好きだった作品がいつの間にかなくなっていたのです。
私もなろう初心者なので、作品が削除されたなあ、とか、消えたなあ、という体験はもうしているんですが、自分のかなり好きな作品が消えたのは初めてくらいで、かなり動揺して、へこみました。
で、面白いし、人気もそれなりにあるし、ずっと続いていくんだろうなあ、と勝手に思っていたし、自分なんぞのゴミが☆入れなくても……と思っていたのです。
もしかしたら、自分が☆を入れることで……と、やっぱり考えてしまうのです。
過去に、星を贈ることを推奨するような作品を書こう企画に参加させていただき偉そうに書いたにも関わらず、このゴミは、星を贈ることをやめておりました。
なので、私はハーレム系主人公を目指します。
好きな人(作品)には誰彼構わず好きと言っていこうと。
皆さまもハーレム系主人公になってください。
好き好き言うてください。
このなろう世界ではなんのヘイトも溜めません。
好きっていうことはただただ正義なのです!
そんな勝手に懺悔なエッセイでした。