表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
王族の荷物持ちには品格が必要らしい  作者: リィズ・ブランディシュカ
1/5

01 カオスな状況



 見渡す限り山・山・山。

 見上げる空は、どこまでも蒼穹。


 けど、足元を見れば、魔物の死骸。

 背中を振り返れば大きな荷物。


 肩におかれた手の先を見つめれば、そこにはキラキラの王子サマ。


 誰もが思うはずだ。


 何だこの状況。

 カオスすぎるにもほどがあるだろ。


 そんな状況にあたしは放りだされていた。


 これには長い事情があるんだ。

 詳しく話すと、文庫本一冊くらい消えちまうから、手短に話すけど。

 色々あって異世界に転移しちまったあたしは、とある城の中に出現しちまったらしい。


 そんで、その城の中で状況が理解できずに混乱していたあたしは、一つ何千万とするような国宝を破壊。


 人生初の犯罪者となって、お城の牢に収容されてしまいましたとさ。


 でも、そんな時に脱走を計画してるお転婆王子サマに助けられて、牢屋から出してもらえる事に。


 その代わりにこうして荷物持ちとして、各地を連れ回されてるというわけだった。


 でも。

 ただ、荷物をもたされるだけなら、ここまでカオスになったりしねーよ。


 こんな人気のない場所に放り出されたり、魔物に襲われたりもなっ!


 こんな事になったのは、あたしの雇用主である王子サマの無茶ぶりが原因だった。


「見分を広める為にちょっとお城を脱出してみたけど、世界もついでに救ってみようかなって」


 何だそりゃっ!?



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ