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Murder World VI.Generation  作者: 萌えがみ☆
第0章【青い翼がはためく日】
3/139

~プロローグ~【コンビニで立ち読み】

 皆さん始めまして“萌えがみ”と申します。

 今回は殺人世界をテーマに、ストーリーを書かせていただきます。

 見てくれたら、私としては幸いです。

 それでは本編にどうぞ!

2815/4/15 17:30


本のページをめくりながら、雑誌を立ち読み。

 耳にヘッドホンを付けながら音楽も同時に試聴。

 年代物に当たる曲だが、非常に癖のある曲が多く日課としてこの2つを同時に行うのが私の趣味


 なんだろう。

 こういうレトロな曲結構好きなのかも。

 とは言うものの、ヘッドホンを買ったのはつい最近の話。


 それまでは、両立してこんな変な立ち読みはしなかったのだが中々これは楽しめる。

 周囲に、私同様、立ち読みしている人もちらほら。

 年層問わずといった感じで人の統一性はまばら。


 時間を持て余している人が多い、それほど時間にゆとりがあるのだろうか。

 夕暮れの時間帯でもあるので、立ち読みする人は私を含め5人ほど。

 それなりの人数ではあるが、慣れているから平気。


 隣接するおじさんに押しつぶされそうになるけど、すぐに体制を立て直した。

 でも非常に動き辛くキツい。10代以上も離れたおじさんに囲まれながら立ち読みするのは、少々恥ずかしい。


 今でも「お、そこのお嬢ちゃん! おじさんとちょっと遊ばない?」や、「お嬢ちゃん今いいバイトあるけどやってみない?」など、変な声をかけられそう。


 被害妄想しすぎだと思うが。1冊読み終えると軽く嘆息。

 ため息をすると幸せが逃げていくと言うが、私にとって幸せの1つや2つ、小石が2つ砕けたような感じでなので平気。


 将来的に結婚なんて、気が早いとは思うがこんなにたくさん吐いて結婚が果たしてできるのか危ういところではある。

 でもいちいちそんなこと気にしていたら、埒が明かないから今は気にしない。


 私はそれから、周りを1度たりとも人を警戒せず、ひたすら1冊の雑誌を読み続けるのであった。

 1ページ、1ページと読み終わったらすぐに本を捲る。

 安閑としている内に時間は一向に過ぎていき。気づけば、外は夜闇に包まれていた。



⧖ ⧖ ⧗



 時刻は18時。


 周りの街灯は外の大都市の街中を照らし、夜の世界を明るく染め上げた。

 帰宅する学生や、仕事帰りの大人達。

 様々な人々が外界から見え、行き交う人々の様子が目に映る。

 間にある、木の植えてあるベンチに腰を掛けている人。

 学生達が一枚岩となり、話しながら帰り行く様子が見入る。平和そうでなにより。


「あぁ……もうこんな時間か、個人的には30分程度読んでいたつもりだったけど、あれから3時間読んでいたなんて、全然感覚がなかった」


 先ほどまでに、立ち読みしていたおじさん達もいつの間にかいなくなっていることに気づく。

 そうすると私は一目散に読んでいた雑誌を元あった棚に戻す。


 ヘッドホンは折りたたんでスクールバッグへと収納。

 折りたたみ式の方を買ったけど、携帯しやすくて便利だね。

 バッグの中にヘッドホンをしまっている際、()()()()を思い出す。


「いけない。早く出ないと。自分から約束しておいて破るのも悪いし1秒でもいいから急がないと」


 友達と一緒に帰ることを自分から約束していたことに。


「ごめん理奈、すぐ行く待ってて」


 約束した相手が、親友黄江理奈(きみえりな)

 本来、17時に約束していたのだが、案の定1時間のロス。

 悪いことをしてしまったと深々と反省。とそんなことは会って直接言うべきだ。

 直ぐさま私はコンビニを出て、人の喧噪の声がする外の方へ飛び出す。


 外装のレンガ模様のウインドウ越しを振り返ると。

 私と同じ制服を着た、断髪とした少女が鎮座していた。


「蒼衣ちゃん遅かったね。1時間も何やっていたのかな?」


 遅れは取ってしたものの、彼女は優しそうな笑顔で微笑んでいた。

読んで頂き、ありがとうございました。

手短で申し訳ありません。楽しんでもらえたでしょうか?

更新ペースは徐々に上げていく方針ですので、よろしくお願いします。

それではみなさん、次の話で会いましょう!それでは!

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