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【急】

 

 三人部屋の一画に広げていた荷物をトランクに詰めれば、あっという間に三年間のメイド生活の痕跡がなくなった。本当は、卒業式当日いっぱいという契約なので、あと数時間勤務が残っているのだが、あれだけ無礼な口を叩いたことだし、さっさと出て行くに限るだろう。

 本音を言えば、今月分のお給料をいただく前なので、すごく後ろ髪を引かれるのだが、仲良くなったメイド仲間や護衛兵士たちに迷惑をかけてもいけないので、涙を呑んで諦めた。

 職務を最後まで遂げられなかったことは申し訳なく思うけれど、皇立学院は幸い皇都にあるので、これから奥方様に魔道具で状況報告をお送りして、予定通り明日直接お会いして謝罪するしかない。


 ハンガーにかけた、黒い脛丈ワンピースと白いエプロン、ボンネットの一式を眺める。

 個人に支給されたものなので、もらってもいいのだが、持ち帰るといろいろと面倒が起こりそうだし、なによりこのもやもやした気持ちまで一緒に連れて帰りそうで、躊躇してしまう。


 すると、別れを告げたはずのメイドの一人が小走りにやってきて、執事の来訪を告げた。

 急いで戸口に出れば、長年ご当主様に仕える黒服のナイスミドルが、私に軽く頭を下げる。


「旦那様がお呼びです」

「着替えてしまいましたし、わたしはもうメイドでは――」

「はい。エマ・シラー様にお越し願いたいとのご伝言にございます」


 領地に貢献しているギルドの長ということで、我が家は特別に家名を頂戴している。つまり、ギルド長の娘として来いということだ。


「わかりました」


 ドレスとも呼べない灰色の外出用ワンピースに三つ編みのまとめ髪という、平民丸出しの恰好のまま、私は執事に連れられ、数時間前に出てきた貴賓室に向かった。

 廊下に立つ護衛たちを窺えば、落ち着いた様子で安堵したが、隠し事の巧さは主人譲りなので油断はできない。

 執事に目顔で問いただすが答えはなく、ドアを開ける直前、すれ違いざまに「力およばず申し訳ありません」と囁かれれば、何事かと心臓が跳ね上がる。


「失礼いたします。お呼びにより、エマ・シラー参上いたしました」

「ああ、待っていたよ。エマ」


 気楽にせよと命じられて礼を正せば、先ほどと違いご当主様は、執務机の前に軽くもたれるように立たれていた。その側、前と同じ位置でジェラルド様が別の椅子に腰かけており、私を見て慌てた仕草で立ちあがる。

 ……そんなに怯えなくてもいいのに。ほーら、おばちゃん怖くないのよー。


「それで、どういったご用件でしょうか?」


 その問いに、ご当主様はにっこりと微笑まれ、私は二人の話し合いがうまくいったことを確信した。

 直前の執事の言葉に動揺したが、部屋に入った瞬間分かった。これまであった二人の間の堅苦しい空気がまるでないのだ。それにお二人とも眼の縁が赤いし、ジェラルド様にいたってはまだ目が潤んだままだ。


 ……あー、ワンコの残像が見えるわー。


 煩悩を振り払うように微笑み返せば、お坊ちゃまが気まずそうに、ぱっと目を逸らせた。

 泣いていたとバレるのが恥ずかしいお年頃だから仕方ないけど、その仕草ほんとに仔犬みたいだからやめて。


「用というのは、その……君に礼を言おうと思ってね。息子も私もいいきっかけをもらえたよ、ありがとう」

「いえ。お役に立てたのであれば、幸いでございます」

「それで、これからのことについて、君にも伝えておこうと思ってね」


 いよいよ来た、と身構える。

 抑制用の眼鏡をし忘れたので、集中したことで [鑑定]が起動してしまい、ご当主様の背後にステータス画面が広がり、滝のように文字が流れはじめる。相変わらず数値が振り切れていて、安定の人外ぶりだ。


「卒業後、息子は魔術師団入りを希望していたのだが、こういった事態になってしまったからね。入団資格は充分にあるが、身分あるものの不始末に相応の罰を、という声があるのも事実だ。

 そこで――これより一年間をギルド[蒼虎そうこ]預かりとする」

「一年間、でございますか?」


 やらかしたといっても学生の身分だし、廃嫡もされるし、謹慎期間としては妥当だけれど、冒険者として確立させるには少し心許ない日数だ。

 Aランク冒険者である次兄に頼るしかないか、と算段を組みはじめたところで、続きの言葉がかかる。


「その間、ギルド職員として、君の下で働かせてやってくれ」

「―――――――――――は?!」


 やっべ、素が出た。

 慌てて表情を引き締めて取り繕う。


「ご当主様、ご冗談を――」

「冗談ではないよ。これは本人も承知の上だ。そうだな?」

「はい。……いたらぬとは思うが、よろしく頼む」


 いや、ぺこりと頭下げられても。

 いやいやいやいやいやいや。

 さっきまでの話し合いの結果どこいったの? あれだけ私、語ったよね? 関わりたくない空気、出しまくってたよね??

 それがマズかったのか、と愕然としていると、実に愉しげなご当主様が続けた。


「いやあ。今後をどうしようかと悩んでいたところだったからね。君から先に声をかけてくれて本当に助かったよ、エマ」

「………………ちょ。ちょっとお待ちください、ご当主様」


 厭な予感がする。そう、今日最初にこの部屋でご当主様と顔を合わせたときに感じたものと同じ種類の、すごく、厭な、予感。


「まさか、ジェラルド様の放逐というのは、確定事項では、なかった、のですか?」

「私があの場で公言したのは、『アルバ華公爵家後継としての立場を取り消し、場合によっては当家より放逐も已む無しとするので、当面は本邸にて蟄居せよ』ということだけだな」


 …………くっそ、騙された…………っっ!

 いや、告げに来た従者は悪くない。どうせジェラルド様付の側近からのまた聞きだろうから、その場の雰囲気に呑まれたことも考えて、決定だと誤解しても仕方ないことだ。

 問題は、まんまとご当主様に踊らされた、私のほうで。


『……誠でございましょうか?』

『確かに、そのようなこと・・・・・・・を言ったね』

『ご放逐をお取り消し下さいませ!』

それは難しいな・・・・・・・


 記憶を掘り起こせば、確かにご当主様の口から確定の言葉は出ていないと気づいて血の気が引いた。

 そりゃ覆らないはずだわ。放逐決定してないんだから。


 くくっと悪戯が成功した子どものように、ご当主様が喉を鳴らす。


「事実の確認を怠るなど、君らしくもない」

「……返す言葉もございません」

「いや、それで良いほうに話が転がったのだから、咎めはしないさ。まさか君があんなふうに頼みに来るほど、息子のことを気にかけてくれていたとは思わなかったが」


 いえ違います。まるで誤解です。

 私は、ただ、やっとメイド生活が終わって下町に帰るのに、面倒事を持ち込まれたくなかっただけなんです……!

 と絶叫する代わりに、慎ましく頭を下げておく。


「もったいないお言葉でございます。ですが、ご当家にお仕えする者としては、至極当然の反応と存じます……少々出過ぎた真似もいたしましたが」

「仕える者として、ね」

「はい。かえって未熟さを曝すことになりまして、お恥ずかしい限りです。申し訳ありません」

「じゃあ――ひとつお願いを聞いてもらおうかな」

「お願い、でございますか?」


 やばい、これマズい感じだ。

 もうすっごい、すっっごい逃げたい!

 あーもうなんでステータス画面に〝腹黒さ〟とか出ないの。出たら、ご当主様カンストしてるってわかってるけどさ! ああああ、だんだん混乱してきた!

 落ち着けー落ち着けー。

 

 脳内で葛藤していると、ご当主様がご子息を手招いた。

 素直に近づいた彼の細くて白い首になにやら巻きつけ――かちり、と音がしたと思えば、見慣れない呪文が魔力を放ってそれに絡まり、完全な環を形成する。


 隷属? いや違う。監視と服従、保護……って、これってマズくね?

 〝ボク悪い子です〟みたいな看板提げているのと同じ状態で、よりにもよって華公爵家のご子息がこれ見よがしの魔道具をつけているのは、立場的にあまりよろしくないわけで。

 いくら罰でもこれはさすがに、と思っていたら、ご当主様が笑顔で片手を差し出してくる。


「はいこれ」


 思わずお椀型にしてしまった両手の中に落とされたのは、小さな金属の鍵。


「これってまさか、あの」

「うん。あの魔道具の鍵」


 魔道具って。

 あの。

 今まさに。

 ご子息様の首にかかってる、黒い革製の。

 手前に銀色の留め具があって。

 小さな青い魔石付の南京錠がぶら下がってる。


 南京錠。


 な ん き ん じ ょ う 。


 うえええええええええええええええええー。


「お断りします!」

「エマ。即答で拒否なんて、うちの息子が傷ついてしまうぞ?」

「そういう問題ではありませんっ!」


 反射的に言い返してしまい、はっと目の隅にご子息様を捉えれば、どことなく落ち込んだ雰囲気で。

 あーあーあー、幻影の耳とか見えませんから!


「いえあの、ジェラルド様は悪くない、のですよ? 私のほうが――」

「では構わないな? ただ単に息子をギルドに置いたのでは、白華公家うちがギルドの主権を奪おうとしているなどと噂が出かねないからね。息子と相談の上、こうさせてもらった」

「私への相談がないのですが……?」

「すまないな。君の主張通り私の手元におくと、どうしても甘やかしてしまいそうでね。

 その魔道具は――まあ君なら内容がわかるだろうから、説明は省くとして――私の責任の証だ。伝話鳥の代わりでもあるし、彼がなにか不埒なことをしようとしたら、自動的に私に伝わるようにもなっている。一年後、課題を達成したと君が認めれば、解放してやってくれ」


 ご当主様が、南京錠と同じ魔石のついた銀の指輪を左手に嵌める。

 小硬貨サイズにどれだけ魔法付与詰め込んでるの、この魔道具なんきんじょう


「いささかやりすぎでは?」

「立場の違いというのは、思うより大きな隔たりだ。慣れないうちは、なにが起こるかわからないからね。これで彼は君には絶対服従だ」

「はあ……」


 いやだから、それまったく望んでないですけど!

 むしろ! チェンジで! 返品の方向で! お願いします!!

 思っているうちにも、どんどん話は進んでいく。


「いやあ、君がまだ残っていてくれて良かった。さっき去り際に『お暇します』なんて言うから、すぐに帰ってしまったかと焦ったよ。

 メイドは今日で終わりだな? 明日から希望通り一週間の休みとするので、その後はよろしく頼んだよ。私からも直接ギルドに話をさせてもらう予定だがね」


 や、それって、ただ単にご当主様がギルドに遊びに来たいだけですよね?

 「家族の反対が……」とか言いたいけど、父親がご当主様を崇拝しているので、それは絶対にない。

 万年人手不足なので、三年もギルドの仕事を休んでメイド業をするというのは、さすがに兄たちに良い顔をされなかったけど、今回はおまけで見習いがついてくるのだし。

 母は娘よりも、全面的に父と奥方様の味方だし。


 ……わー。嬉々として歓迎してる未来しか浮かばないわー……。

 はあ涙でそう。うちの家族がご当主様ご一家を好きすぎてツラい。


 いささかたそがれていると、ご当主様が実にイイ笑顔でダメ押しの一言を放った。


「先ほど私は君のお願いをひとつ聞いたのだから、君も私のお願いを聞いてくれるね?」


 あれー??? それ、私『(下町に丸投げするのは仕方ないですけど)その代わり』ってことで聞いてもらいましたよね?

 それに結局、お二人のため、でしたよね?

 さっき、その口から、御礼、聞きましたよねー……?


 ちょっと前までの〝してやったぜ〟感が、音をたててしぼんでいく。


 まあ、この国の宰相様に勝てるとは最初から思ってなかったけどさ。

 もうちょっと夢を観させて欲しかったよう。ぐす。

 ……あ。でも、最後に悪あがきぐらいしてもいい、かな?


 手のひらに載った、冷たい小さな鍵をぐっと握る。


「確認いたしますが、こちらを託していただいた以上、ご子息様の生殺与奪の権利は私にあると考えてよろしいですね?」

「ああ、もちろん」


 びくぅっと震えているやつがいるが、今はそれどころではない。


「では、課題を遂行できたと私が考えれば、一年を待たずして外してかまいませんね? その場合は、ギルド預かりも終了となるのですよね?」

「……ああ、そうなる」

「私の一存で、この鍵を別のどなたかに譲渡する、ということも可能ですね?」


 つまり即日解放もできるし、ペット好きの巫女姫様にふっかけることもできるわけだ。もちろん人身売買まではしなくとも、魔術や剣術の師になりそうな知人に預けることも――契約上一年間は領内から出すことができないだろうが、人を呼ぶことは可能なわけで。


 びくびくしている話題の主をまるっと無視して、ばちばちとご当主様と目に見えない火花を散らしていると、灰銀の双眸がふっと弛んだ。


「……君は、そんなことをする人ではないと信じているよ」

「信頼という甘言で人の心を縛るのはお止めください」

「甘言ではないのだけどね」

「ご子息様の前でそういう発言をされると、あらぬ誤解を招きますよ?」


 にっこり釘を刺せば、慌てたようにご当主様がジェラルド様を振り向く。

 いやその、いえあの、とお互いもごもごと言い合っているので、腹立ちまぎれに言い放つ。


「ジェラルド様。お話し合いをされたのであればお分かりと存じますが、数々の異名をもつ偉大なお父君は、父親としてはただのヘタレです。私のように暴言を返せとは申しませんが、思ったことはきちんとおっしゃられるようになりませんと、これまでの二の舞になるかと存じます。

 特に――これから下町で過ごされるのですから、はっきりと物が言えぬようでは困ります」


 はっとご子息様がこちらを見た。

 長身のくせに、下から窺うような視線を送るんじゃない。ぐりぐりしたくなるだろうが。

 

「では……引き受けてくれるのか? その、私の……」

「私の指導は厳しいですよ? ご覚悟なさいませ」

「か、覚悟している」

「よいでしょう。では、まず最初にしていただきますことは――キャラ変、ですね」

「…………は?」


 あらでた、ぽかーん顔。

 これ、もう公的にいじる権利があるんですよね? わ た し に。


「キャラ変、キャラクター変更ですよ。学院内では[氷炎の貴公子]でしたか? 普段は滅多に笑うことのない、表情の動かない無口なクール様。発言は辛辣なくせに、たまーに崩れる表情がたまらないとご令嬢方に評判の、いわゆる〝クーデレ〟でしたが。

 これからは〝仔犬系〟でまいります」


 ぐっと拳を握って告げれば、双方から微妙な視線が投げかけられる。


「エマ、ちょっと方向性がおかしくないか?」

「おかしくありませんよ。身長はありますが、驚きの小顔っぷりで、目もつぶらで大きめ。今は心境模索中で黒色を好まれますが、基本的に服装センスは悪くないので、ご婦人方に受けもいいでしょう。それに、これから知らない世界にまいりますので、人に教えを乞うことも多くなります。高圧的な態度よりも、このぴるぴるしたまま甘えられたほうが、周囲も好意的かと存じます」

「いや、そういう方向ではなく――」


 なぜか腕を組んで額に片手を当てて、ご当主様がうーんと唸る。

 やりとりを誤解したらしいご子息様が、蒼褪めた顔で切り出した。


「その、やはり、私は売られてしまうのか……?」

「当面は売る気はありませんよ? ……ああ、〝仔犬系〟がお嫌で、どうしてもとおっしゃられるのでしたら、巫女姫様の元で〝バター犬〟になるという手もございますが」

「ばたーけん?」


 おや、さすがにそこまでは男爵令嬢の毒牙にかかっていなかったのか。

 冗談のつもりだったのだけど、素直に反応されると、ちょっと悪戯してみたくなるよね?


「バターは80%以上が動物性乳脂肪で出来ています。熱をかけると程よく溶けますので、これを素肌に塗りまして――」

「待てエマ!」

「父上、どうして止めるのです。疑問はなるべくその場で解消するようにとおっしゃられたではありませんか」


 さすがに遮ったご当主様が、まさかのご子息様からの反撃にぐっと詰まる。


「疑問の解消よりも品位の問題だ。女性が口にしていい話題ではない」

「品位……?」


 尋ね返そうとして、基本的に頭が悪いわけではないお坊ちゃまが、なにかに気付いたように口元に手を当てる。見る見る顔が赤くなるところを窺うに、だいたいの内容を察したらしい。

 いや、楽しいな、これ。

 腹筋が崩壊しないように一生懸命念じたが、どうしても表情が崩れてしまう。頬の筋肉、がんばれ~。あ、ダメ、ぴくぴくする。


「どうやら私からは口にしてはならないようですので、詳細はお酒の席ででもお父君からお聞きくださいませ」

「あ……ああ」

「では、私はこれにて失礼いたします。奥方様へ報告書を送らねばなりませんので」

「報告書?」

「ああ、エマ。それは私のほうからしておくよ。君はもう――」

「ご当主様。職務は本日二十四時までと刻限を決められております。それに私の雇用主は、ご当主様でもジェラルド様でもなく、奥方様です」


 なんと私のお給料、奥方様のポケットマネーから出ているのです。

 30万×12ヶ月×三年間+交通費。しめて1,110万リオン。

 贅沢だよね~。


「ご心配なさらずとも、私、職分を超える真似はいたしません。包み隠さず、本日見聞きいたしました一部始終を事細かく、筋道を立てて奥方様にお伝え申しあげるだけでございますゆえ」

「ちょ、エマ。なんかすごく悪い顔になってるぞ?!」

「おや、ご当主様。奥方様にお伝えするのに、悪いことなどございますか?」


 指先で小さな鍵を摘まんで、左右に揺らす。


 ――私を飼い主に決めたの、キミタチ、だからね?


「では、ごきげんよう」


 奥方様にばっちり仕込まれた淑女の礼をして、意気揚々と部屋を辞去する。

 これから報告書をばりばり書いて、力およばなかったという執事を巻き込んでヤケ酒飲んでやる!と息巻いていた私は、残された部屋での会話を知らなかった。



「父上。これから私、本当に大丈夫でしょうか……?」

「う、うむ。いろいろと早まったような……いや、大丈夫だ。私もついている。一蓮托生だ!」

「父上……」


 そして。

 親子の絆がさらにほんの少し、強くなったということを。




一応、これにて本編完結です。お付き合いありがとうございました!

あとは、お坊ちゃま視点の裏話と蛇足が少しある予定。


2020/1/4:通貨単位変更。

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