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友達1号??





額に感じる冷たい感触。




「っは?」


思わず、そんな言葉が口からこぼれた


今の状況を把握できない





今日、7時に起きて。朝ごはんを食べて。新しく通う学校の支度をして。


新しい学校に来て。




ただ、それだけなはず・・・・・






「お、俺・・・・」


何かしたか?





いろんな思いが頭の中でフル回転する













「これで、終わりや」


その人は笑みを浮かべる












ゆっくり引き金が引かれると同時に、俺も目をぎゅっとつぶる














「さいなら。」
























キーンコーンカーンコーン






その状況に相応しくない、POPなチャイムが鳴る



「なんや、もう終わりか」



額に冷たい感触が消える。


俺も恐る恐る、目を開けると、


銃口を向けてきた彼が、地面に座っている俺に向かって、手を差し伸べていた



「え?」




「はよ、いかんと先生から怒れるで!!はよ、立ち!!」


さっきとは、違う雰囲気。




俺は、手を出し、ぐいっと引っ張られる。あまりにも力強く引っ張られた



「あんた、大将のくせにやけに、ヘタレやな・・・・」


「何・・・・?大将って。」


「何言うてんねん!!大将は、大将やろ?このゲームのボスやないか!!」



ゲーム?何を言ってるんだ!?


俺はかなり困惑中・・・・・。



その俺の表情を察してか、彼は目を丸くする



「ま、まさかあんた大将ちゃうんか!?」


「よくわからないけど・・・俺は大将じゃないし、今日転校してきたばかりだから!!」



「転校生?あぁ!!そういえば、萌黄が来るとか来ないとか言っとたような。」

彼は首をかしげ、考えこむ








キーンコーンカーンコーン





2度目のPOPなチャイム。







「っや、やばい!!そんなことより、はよ教室いくで!!2度目のチャイムは

死を告げるチャイムや!!」



彼は、俺の手を引っ張って校舎に向かう



あまりに、走る速度がはやすぎる。引っ張られてる、こっちの身になってほしい








「あの俺、職員室に。」



「何?、あぁ、俺の名前は 阪本京さかもと けいや!!」



違う、完璧、そんなことは聞いてない。



「だから、職員室に・・・・」



「もっとスピードあげるで!!!」


























やっと阪本・・・・くん、の走りが止まる



「はぁ・・・・はぁ・・・・ごほっ!!」


完全な息切れ状態の俺。





「ここや、俺の教室。」


彼が指さす先には、1年拾組というプレート




「違う。俺は、職員室に・・・・・ごほっ!!!!」



「職員室?それなら、隣。」



言葉の通りとなりを見ると、そこは職員室。



「あ」


腑抜けた声、自分でもそう思う。






つまり、第2ミッションクリア?















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