表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界に転生したので、のんびり錬金術で生産しながら冒険します 〜女神に祝福された僕の気ままなスローライフ〜  作者: MagnusOps


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

3/23

第三話(だいさんわ) 授(さず)けられる力(ちから)

女神(めがみ)ルミエリスの言葉(ことば)()いた高瀬悠斗(たかせ ゆうと)は、(すこ)しだけ(くび)をかしげた。


特別(とくべつ)(ちから)…ですか?」


「はい。」


ルミエリスは(しず)かにうなずく。


(しろ)空間(くうかん)(なか)で、彼女(かのじょ)(からだ)(あわ)(ひかり)をまとっていた。


「あなたがこれから転生(てんせい)する世界(せかい)は、(けん)魔法(まほう)存在(そんざい)する場所(ばしょ)です。」


「そこでは(おお)くの人々(ひとびと)が、魔物(まもの)(たたか)いながら()きています。」


悠斗(ゆうと)(しず)かにその(はなし)()いていた。


(たし)かに危険(きけん)そうな世界(せかい)だ。


だが、なぜか(いや)気持(きも)ちはしなかった。


むしろ、どこか(とお)物語(ものがたり)()いているような感覚(かんかく)だった。


「ですが。」


ルミエリスは(やさ)しく微笑(ほほえ)む。


「あなたに、勇者(ゆうしゃ)のような使命(しめい)(あた)えるつもりはありません。」


「え?」


悠斗(ゆうと)(おも)わず(こえ)()げた。


勇者(ゆうしゃ)…じゃないんですか?」


「はい。」


女神(めがみ)(ちい)さく(くび)()る。


「あなたは世界(せかい)(すく)うために()ばれたわけではありません。」


「ただ、(あたら)しい人生(じんせい)(あゆ)んでもらうだけです。」


その言葉(ことば)()いて、悠斗(ゆうと)(すこ)安心(あんしん)した。


「それなら…()かったです。」


(おれ)(たたか)うのはあまり得意(とくい)じゃないので。」


ルミエリスはくすりと(わら)った。


「ええ、()っています。」


「だからこそ、あなたには(べつ)(ちから)(さず)けます。」


そう()うと、女神(めがみ)はゆっくりと()()()した。


その瞬間(しゅんかん)(しろ)空間(くうかん)(ちい)さな(ひかり)がいくつも(あらわ)れる。


(ひかり)はまるで(ほし)のように(かがや)きながら、悠斗(ゆうと)(まわ)りをゆっくりと(まわ)(はじ)めた。


「まず(ひと)()(ちから)。」


ルミエリスの(こえ)(しず)かに(ひび)く。


錬金術(れんきんじゅつ)です。」


錬金術(れんきんじゅつ)…?」


悠斗(ゆうと)()()れない言葉(ことば)()(まばた)いた。


素材(そざい)()()わせ、(あたら)しい(もの)(つく)()技術(ぎじゅつ)。」


(くすり)道具(どうぐ)装備(そうび)…」


「さまざまな(もの)生産(せいさん)することができます。」


それを()いた瞬間(しゅんかん)悠斗(ゆうと)()(すこ)しだけ(かがや)いた。


「……それ、面白(おもしろ)そうですね。」


(かれ)(まえ)世界(せかい)でも、(もの)(つく)ることが(きら)いではなかった。


むしろ、そういう作業(さぎょう)()きな(ほう)だった。


ルミエリスはうなずく。


「さらに、あなたにはもう(ひと)(ちから)(あた)えます。」


「それは――」


女神(めがみ)(ゆび)(かる)()る。

すると、(ひと)つの(ひかり)悠斗(ゆうと)(むね)へと()()まれていった。


解析(かいせき)(ちから)です。」


解析(かいせき)…?」


「はい。」


「あなたは、素材(そざい)道具(どうぐ)情報(じょうほう)()ることができます。」


錬金術(れんきんじゅつ)使(つか)ううえで、とても役立(やくだ)つでしょう。」


悠斗(ゆうと)感心(かんしん)したようにうなずく。


「それは便利(べんり)ですね。」


するとルミエリスは、(すこ)しだけ楽しそうに(わら)った。


「まだありますよ。」


「え?」


収納(しゅうのう)(ちから)です。」


女神(めがみ)言葉(ことば)同時(どうじ)に、もう(ひと)つの(ひかり)悠斗(ゆうと)(からだ)へと(はい)っていく。


「あなたは、(もの)特別(とくべつ)空間(くうかん)収納(しゅうのう)することができます。」


容量(ようりょう)は――ほぼ無制限(むせいげん)です。」


悠斗(ゆうと)(おも)わず()見開(みひら)いた。


無制限(むせいげん)!?」


「はい。」


ルミエリスは微笑(ほほえ)む。


素材(そざい)(あつ)めにも、(たび)にも役立(やくだ)つでしょう。」


悠斗(ゆうと)はしばらく(だま)()んだ。


そして(ちい)さく(いき)()く。


「……なんだか、本当(ほんとう)異世界(いせかい)って(かん)じですね。」


ルミエリスは(やさ)しくうなずいた。


「あなたの(あたら)しい人生(じんせい)が、(すこ)しでも(たの)しいものになるように。」


(わたし)からの、ささやかな(おく)(もの)です。」


悠斗(ゆうと)はゆっくりと(あたま)()げた。


「ありがとうございます。」


女神(めがみ)ルミエリスは、その様子(ようす)満足(まんぞく)そうに()つめていた。

そして(しず)かに()う。


「では(つぎ)は――」


「あなたの(あたら)しい(からだ)用意(ようい)しましょう。」


悠斗(ゆうと)転生(てんせい)瞬間(しゅんかん)が、ゆっくりと(ちか)づいていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ