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61…天 秘密 才

補修を終え、家に帰宅する。今日の夕飯は手巻き寿司か。うまいから割と好きだ。


「酢飯とか炊き込みご飯って食べすぎちゃうからダメね」母がそんなこと言ってるが分からなくもない。

「安心してくれマイマザー、オレが全部食ってやるから太る心配はないぞ」


「わたしがもう結構食べちゃったけどね」


「あーてめぇ、ていうか3人で食べるのにご飯2合じゃ少ないだろ!」


「お母さん、お兄ちゃんがてめぇとか舐めた口聞いてます。今叱って」


「そんなことしてる暇は無いわ。今は食べないと」

おいおい、なんで夕飯が戦場なんだよ。もう米ねぇじゃねぇかよ。育ち盛りの男の子やってんだぞこっちは…母は遠慮しろ。まぁ後でお父さんが夕飯のとき奪いに行くか。


夕飯を終えていないが終え、部屋に戻る。

さて佐藤とネット対戦しよ。スマブロで毎日1時間から2時間程度戦っている。ほぼ勝てない。佐藤がミスった時で、やっと五分五分の戦いができるぐらいだ。


数時間後

お父さんの夕飯も終わってるし、佐藤には2勝30敗だし何やってんだオレは…課題やろ…いや寝よ


次の日も学校に行き、何事もなく授業を終え。補修に行き帰宅した。



平和だな。

今日もどうせ何も起こらない。過去にあった日常オレはこれを求めてたはずなのに今は刺激が欲しい…


「ミナト、学校に能力者っていないんだよな?」

誰もいない屋上でミナトに話しかける。いつもはオレのお昼寝スペースだが秘密の話をするにはもってこいの場所でもある。なぜならここの鍵を管理しているのは福嶋先生だ。それ即ち先生のお気にであるオレしか立ち入れない!


「いるにはいるけどこっちに敵意がある人はいないわよ」


「それでも一応教えてよ。急にこられても心の準備出来てないし」


「はぁ自分で鑑定したら」

心底呆れた表情をしている。まぁたしかにそうなんだがあんま日常で超能力って使いたくないんだよなぁ。変なやつに目をつけられるだけだし


「教えてくれたら、今度何でも言うこと聞くよー」


少しの静寂のあとミナトが喋り始めた。

「言ったからね。超能力者は今は10人…」


まて、こいつに何でもはまずい普通に殺してくるようなやつなんだ。


「待て待て、何でもは嘘だ」


「同学年は4人いて1番レベルが高いのは」


「黙ってくださいお願いします」


知念 一冴(ちねん いっさ)あれはそこそこレベル高いけど殺し合い向きの能力より学力とかIQ系が多いわね」


「あいつ能力者だったんかよ。道理でテストの点数が高いわけだ。椎名さんもか?」


「椎名さんはただの天才よ。それか私でも鑑定できないような化け物」


「化け物ってただの天才だろ」


「一度鑑定したことがあるのだけど、勝率が何故か96%だったわ。無能力者を鑑定しても100%しか出たこと無かったのに…あ、ちなみにあなたは98%だから無能力の椎名さんの方が強いかもね。」

マジかよ。椎名さんすげぇ頭いいだけかと思ってたけどゴリラみたいに強いのかなぁ


「一応言っておくけど、パンチとかの物理攻撃とかじゃないと思うわよ」

…確かに普通に考えて別の感じかデスノート的な


「あ、椎名さんじゃない。問題は知念だよ。あいつ能力使ってたのかイカサマやろう」


「能力もあるけどあなたの何倍も努力もしてるわよ。遅くまで残って勉強してるとこ見たことあるもの」


「偉すぎだろ。オレも人の事あんま言えないけど椎名さんは授業中ずっと寝てるなゲームしてるだけなのになんであんな頭いいんだろうね。」


「あれはなんかこう異次元なのよ。知念くんが可哀想ね。」


「だな。ていうかやっぱり能力者じゃね?考えれば考えるほどファンタジーに生きてるんだけど椎名さん」


「今度話しかけてみたら?ギフト付与持ちなら襲ってくれるかもしれないわよ」


「なるほど、おとり調査か面白い」



次の日

隣のクラスに乗り込む

「椎名さんいる?」


「いるよー、告白?」


「あーそうそう」

名前は覚えてないがこのクラスの学級委員の子が案内してくれた。椎名さんは寝てた。朝のSHRが始まる前にイヤホンまでつけている。これは起こすなってことか


「これ起こしていいやつ?」


「別にいいと思うけど、後の告白のとき印象悪くなるんじゃないかな?」


「は?あ、告白は嘘だよ」


「告れよ。君が振られるとこを見るために案内したのに。僕はもう席に戻るね」

初対面でなんなんだと思いつつも案内してくれたことには少し感謝しとこ。


「いや、能力者じゃないな。無防備すぎる」

小さい声で呟きながらその場から離れようとすると手を握られる。


「ねぇ、能力者って何?」

え?こいつ起きてて寝たフリを…何のために…いや待てとりあえず誤魔化そう


「能力者?なんのこと?

聞き間違えだよ。そんなこと言ってない」


「わかった。これ握って見ちゃダメだし離してもダメだよ。」布のようなものを渡される。ハンカチ?何のために


ガサゴソとカバンを漁りスマホを取り出すと

「いや、能力者じゃないな。無防備すぎる」

オレの声ってことは録音されてた?どうしてなんで

いやまだ言い訳できるはず


「機関とか秘密結社とか言いたくなる厨二病真っ最中なんだよ」


「これ以上はちょっと面倒くさいかな。大声出していい?」


「別に勝手にすれば」

布を握った手を指さしている。開けってことか?

手を開き中身を確認するとそこには…パンツ…





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