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50…拘 制裁 束

あれ、外に向かって走っていたが何故かループしていた部屋に出た。まさかな…


いや今回は白い人型のようなものがある。いつもと違う?手を触れてみると


「ツバサか?ていうことは呼び出せたな。」


「レオンか!どうしてそんな姿に……」


「いや、おかしいのはお前だからな。俺の能力で死後の世界から一時的によんでるんだ。お前の好きなタイミングで戻れるぜ、まぁそれは置いといて俺に殺されたあとどうなった?」


「現実の世界に戻った。時間はほんの数分たったぐらいだったな。そういえばお前オレのこと殺してきたな」


「悪かったって死後1時間程度なら生き返らせられるんだよ。」


「まぁ、それならいいや。お前もとっとと自殺してでてこいよ。」


「そういえばツバサ…お前を部下にする話はなしだ。ギフト付与もちだったんだな。」

あぁー、そういえばこいつギフト付与持ち狙ってるのか。かなりの強さだしこいつがでてきたら現実で殺されるやん


「まぁ、あれだ。お前の教えてくれたギフト付与持ちだけボスには報告する。どっか適当に隠れるか強くなっとけよ。次あったら拉致っちゃうかもだからな。」


「それって…」


「もう現実に戻れ」


今回は見逃してくれるのか、しかもボスに報告されなければオレが狙われる心配もない。レオンマジでありがとう


「わかった。それじゃあな」そう言って戻りたいと念じたら現実世界には帰ってきていた。



「…もう二度と会いたくないけどまた会いたいよ。」1人残った空間でレオンは呟いた。




「いた!ツバサくんどこ行ってたの?走り回らないで」


「ミナトか…」


「ツバサくんが気絶してた時にスパイが入ってくるし、起きたと思ったらスパイは脱走するし災難よ。」スパイ…レオンのことだろうな。


「まぁ気にすんな。オレらには関係ないだろ」


あれ?遠くからメイドさんが走ってきてる。

「すみません。すみません。手錠を取るの忘れてました。」

手錠…そういえば無理やりとってあっちの空間に忘れてきた…


「て、手錠?なんのこと」

あれ?おかしいなぁと首を傾げている。


「手錠ってなくすとやばいの?」


「素材は貴重ですが、植野様につけていたのは下級な物なのでそれほど問題はありません。ただ、立花様が能力を使えない人だけ閉じ込める空間を開いていたので、もしかしたら巻き込まれたのかと」


「…」手違いで閉じ込められて、はめられたと勘違いしてスパイ逃がしたのか…普通に立花に話しかけてたらでられたとかないよな。


「あー、そのオレとメイドさん8:2いや7:3な」


?を浮かべているが分からなければいい。立花が言わなければ…


「あの、とりあえず今日は帰ります。そちらも大変だと思うので」ミナトの手を引きダッシュで外にでた。メイドさんは呆然としていた


「ツバサくんどうしたの?なんかおかしいわよ」

こいつには正直に話すか…下手したらあの連合軍に狙われかねないしな。



「えっとそのー、レオ…スパイを逃がしたのオレです。」俯きながらいう。怒鳴られるかな…

あれ、怒鳴られない。顔を上げると目を丸くしてボケ〜とした顔をしている。

しばらくするとプルプルと震えだす。痙攣か?


「あいつを捕まえるのに私、剛力さん、高橋さんの3人がかりよ。それでわざわざ生け捕りにまでしたのに…」やばいこれ、結構キレてる。逃げるか


ガシッと首根っこを掴まれた

「どこへ行くの?」

「いや捕まえに行こうかなって」

「居場所も分からずに?」


目が覚めると体をぐるぐる巻きにされ吊るされていた。下には剛力、高橋、メイドさん、執事さん、ミナトそして立花だ。


「ミナト、てめぇ売りやがったな」


「だまれ!」頭スレスレに高橋が岩を投げてきた。


「高橋様、お屋敷が壊れます」執事がなだめてくれてる。いや待て、お屋敷じゃ無くてオレの心配しろよ


「こいつはロシアの…バンパイアの四天王を逃がしてるんだぞ。もしあいつから情報を引き出せてたらバンパイアのボスの名前も目的もしれたというのに…絶対に許さない。」


「ま、まてまて7:3」メイドさんの方をちらりと見ると、嫌そうな顔をしながら答える。


「9:1、今回の件は植野様だけが悪いとも言えません。忍び込まれたのも逃げられたのも我々の警備が甘かったからです。」


「7:3、そもそもオレがどうしてあの空間にいたかと言うと…」


「8:2、黙りなさい。」


「6:4、話しちゃおっかなぁ」


「7:3、植野様の処分は私に任されてましたよね。この失態は私の責任です。」


「4:6、そうだ!そうだ!」


「だまれ!お前が調子に乗るな。それとさっきからなんだその数字は…」


立花が口をひらく

「そもそもあたしの空間は無能力者しか入れないはずよ。どうして能力者のあなたがいたの?」


「2:8、どうしてですか、植野様」絶対に言わないでという目でこちらを見ている。言わないでおきたいけど言わないとオレ殺されそうだよなァ。


「実はですね…」


「1:9、植野様、嘘はよくありませんよ」

うーん、どうしようか嘘をつけって事だよな。


「実はオレ隠し能力があって、それを使うと1日無能力者になるんですよ。」なんでオレは自分で自分の首を閉めてるんだ。


「え?そんな能力ないでしょ」ミナトに視線が集まる。


「いいえ、私は嘘がわかる能力を持っています。植野様は嘘をついてません!」


「マリ、そんな能力持ってましたか…今からでも立花さんに嘘か調べてもらいますか」


「いいえ、立花様は疲れています。ねぇ植野様」

オレにフルなよ。絶対に立花に振れよ


「はい疲れてると思います。ねぇ立花さん」


「お前が拘束をといたせいで、私わぁー」

あ、キレてる。なんか投げつけられた。痛て


投げつけられたものはガチャっと床に落ちた。それを見てオレとメイドさんは真っ青になる。


あの手錠やんけ




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