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49…拘 光速 束

テントのフレームを回収しレオンのいる地下室へと戻る。


「おぉ、戻ってきたか。そんな太いのでできるのか?」


「まぁ、いったんこれで試してみるわ」


「上はどんな感じなんだ?ここから動けねぇから気になるわ」レオンが聞いてきた。オレは手錠の穴に棒を入れ解錠しようとしながら会話をする。


「本があった。ギフト付与の本を読んだけど、正直あまりよくわからん」


「ギフト付与かぁー、うちのボスもギフト付与持ちだからな。なんか分かったか?」


「いや、特にはギフト付与進化させたら凄いよ的な感じ。レオンはなんてところに入ってん?666とか?星彩教?」


「なんだそれ?俺はVampire(バンパイア)っていう。ロシア最大のクランよ。それでボスの指示でここに調査に来たら捕まったってわけ」


あぁー外国産ね。この世界ってもしかしてそこらじゅうに超能力者いるのではないか…。


「なるほどね。ちなみになんでギフト付与のレベル上げようとしてんだ?」


「世界制服よ!酒池肉林が男の夢だろ?」


「あぁ、まぁいいっちゃいいね。オレはどちらかと言うと世界から能力消したい派なんだけど」


どうして?と聞かれたが答えられなかった。特に理由ないよな…自分が平和に行きたいだけだし。正直記憶もこのままでもいい気がする。


「まぁいいや、ところでさっき言ってた666と星彩教だっけ?そこにはギフト付与いるのか?」

いると答え、親切に名前まで教えてあげた。


「ツバサ!お前うちに入らないか、直属の部下にしてやるよ。ちなみにうちのボス、アレクセイはユーラシア大陸で一二を争う実力者だぜ。あ、やべ名前は秘密だったんだ。まぁいっか」


「誰だよ。名前秘密とか設定かっこいいな」


「まぁ、アレクセイ・ミハイロヴィチ・ポポフってフルネームを覚えられない限りは問題ないしな」

レオンがフリーズする。なんで今こいつはフルネーム言ったんだ?


「今のは忘れよう。いや部下になれ」


「そんなアレクセイ・ミハイル・パパみたいな名前覚えられねぇーよ。あと部下にはならないからな。ロシアまで行きたくない」


「オレたちは今、日本に進行を考えてるからこっちにも支部を作るぜ」

うーん、それなら悪くないトップがユーラシア大陸最強格なのはとても素晴らしい。しかも日本を制覇してくれた方がむしろ派閥争いなど無くなって平和になりそうだ。


「前向きに検討する。とりあえずここをでてからだなぁ」

その後しばらくレオンと会話をしながら鍵穴をいじっていると…


2日後…


「もう別の探せよ。それじゃあ開かねぇよ」


もうちょいで開きそうな気がするんだけど確かになぁ、一旦抜いて他の探しに行くか


「あ、空いた」その瞬間、アラームのようなものが鳴り始める。


能力者検知、能力者検知

部屋に響き渡る音でなんどもくりかえしなっている。おそらくこの部屋だけではなくこの空間に鳴り響いているのだろう。


「やばいやばい。」


「能力が復活したなら何とかして俺の拘束を解け、もうすぐあの女が来る。はやくしろ」レオンに言われ慌てるがオレにこの拘束を解く能力はない。


いや焦るな。オレは幸運と½、起死回生を持っている。運はいいはずだ。1日1回しか使えない能力、『宝箱』を使用する


中身は…でっかいハサミか、身体強化で行けるか。


「ツバサ、なるべくはやく頼む。この空間に入ってきやがった。もう時間はない」


右手の拘束を斬ろうとする。硬ってぇ。これは無理だ。くそ、身体能力強化じゃ無理か。


(½発動、½の確率で右手拘束がとける。失敗しました。)一瞬期待したのに失敗かよ。


「ツバサ、手足はいい首と腹のだけ頼む。」


首に刃を入れると

(½発動、½の確率で首の拘束が解ける。)

ガチンと言う音と同時に首の拘束が取れる。


「後は腹か…」


バタンと本棚が倒れる音が聞こえてきた。つまり

「クソが、ツバサ隠れるかなんかしろ。もう来るぞ。お前じゃ勝てない。」


「隠れる場所なんてどうせない。腹行くぞ。」


腹に刃を入れるがにそもそも½が発動しない。まずい、硬いし折れない


終わった。視界には顔を真っ赤にした。拷問官がたっている。


(起死回生発動)

カキーン、身体能力強化がより強化され腹の拘束が取れた。

よかった…でも手足が繋がってたら、ここまでか


「よくやった。この2つが取れちまえば十分だ。」

ああああああああぁぁぁと叫びながらレオンは手足を中心に寄せようとする。


拷問官は鞭でレオンに攻撃をする。


それと同時にグチャという音とともに手足の肉がえぐれ拘束から解放される。鞭をあびた腹の辺りと手足は骨が見えるほどの重症だ。


「あ〜痛てぇなァァ。数十年ぶりに体を動かすぜ。でもループしてるおかげでリハビリなしでも行けそうだな。」


「レオン、その怪我平気か?」


「あぁ、血が足りなくて能力は制限するが、こいつ相手なら十分足りる。」

怪我の話してるのだがイマイチ会話が噛み合っていない気がする…とりあえずこの先はレオンに任せる


「おい女、やったらやり返される。当たり前だからな」その瞬間視界からレオンが消えた。そして拷問官の左腕がなくなっている。そのすぐ近くには目を赤くして腕を食べているレオンの姿があった。


「あぁ、美味いな。これなら早く治るな」すると骨が見えてた。部分が再生していき、体から傷跡がなくなる。


「調子に乗るな。私の鞭は光速だ。よけれるわけが無い。」そういい鞭をふる。


攻撃を避けることなく受ける、やはり骨が見えるほど肉がえぐれている。


「もし、さっき俺が拘束をとく前に鞭をあてられてたら木っ端微塵だっただろうな。どんなに攻撃が早くても攻撃に移るまでが遅ければ意味はないぞ。」


「だまれだまれだまれ!主導権を握るのは私だ。もう1発喰らえ」


「だから攻撃までが遅い。もうお前腕ないよ?」


「え?」

拷問官の右腕はあるべき場所になく、レオンが持っていた。


「やっぱり、君美味しいね。立花 美紅(たちばな みく)ね。覚えとくよ。数十年間顔を合わせといて始めて君の名前を知ったよ。」


「あ、あぁ」立花は怯えている。当たり前だ。一瞬で両手を失い、自分の手を目の前で食われているのだから。


「さぁ〜て次は足かな?」


「いや、やめて」大声で叫んでいる。立花は白く光りだす、これって自爆なのでは


バゴォーンという音が鳴り響く。やばいオレも死ぬ

「自殺したのか?面白くないな」

目の前にはほとんどが骨になった。レオンが立っていた。オレの前に来て盾になってくれたのか。たすかった


「ありがとう、死ぬかと思ったわ」


「これでおあいこな」骨だからニコッとしているのか分からんが声は柔らかい。その血だらけの骨状態でも余裕ということか。


そういえば自爆で思いだした。

「前々から考えてた説なんだけどこの空間から死ねばでれるんじゃないかって」


「まじ?なんでそう思ったの?」

アニメや漫画だとあるあるだからとは言えないよなぁ。


「なんとなくだ。立花も自殺したしぽくないか?」


「じゃあ死んでみる?」

そんな提案されたけど怖いよなぁ。

しかももしそうなら立花オレらのこと殺そうとしないだろ。あれ、レオンこっちみてね。まさか


「まてま…」首を切られ死亡した。


「は!ここは」正面に道、後ろにドア。まさかな

後ろのドアを開ける。


「まだ何かありましたか?」マリが部屋の掃除をしながら質問をしてくる。戻ってきたのか?反応からしてあまり時間は立っていない。


「いやなんでもない。ところでオレって拷問されたりする予定ある?」

不思議そうな顔でこちらを見てくる。まさかさっきの場所故意に入れられたのではなくただのミス…


「そういえばレオンは」

部屋を飛び出し。走って進んでいくとミナトがいたがスルーだ


「ちょっと、ツバサくんどこ行くの」

なんか言ってるけど今はあとだ。

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