44…仲 大金星 間
「屈狸 永遠だ。よろしくな」
「よろしく、ところでなんでオレらの方に寝返ったんだ？」
返答次第ではよろしく出来ないかもだけど。刹那がいいって言ったんだし平気だろ
「元から暇つぶしで入ってただけだし、それなら昔からの馴染みがいるこっちの方がいいだろ？」
「馴染みって？」
刹那を指で指した。こいつら元から繋がってたのかよ…
「お前ら2人じゃれてたなら助けに来てくれよ。オレ多分1回死んだぞ」
「死んどったらツバサちゃうくなってるやろ
」
「でも確かに首取れた気がするんだけどな」
刹那と永遠が顔を見合わせる。心当たりでもあるのか？
「その後気づいたら首が繋がってたって感じか？」
「そうだよ」
「フードの人が近づいて、くっつけてたンゴ」
「背格好は？」
「遠くて分からなかったンゴ」
「まぁ心当たりがない訳では無いが、今は言えないな」
「なんでやねん、まぁいいや敵では無いんだろ」
「今はな」
「じゃあアイツらのところに戻るぞ」
「「おけ」」
さらに歩くとニコとルナちゃんがいた。
話を聞くと幹部を倒したらしい。
「幹部倒すとか2人ともすごいな」
「ほとんど私は何もしてないですけどね」
「ゼンは強いからな。ルナちゃんも十分頑張ったよ」
刹那が褒めてあげてる。優しいところあったんだな。というか刹那のこと何も知らないわ。
またまた歩くと最後の2人佐々木とミナトがいた。
「お前らは何してたんだ？」
「？何もしてないわよ」
「え？」こいつ今なんて言った。何もしてないとかふざけんなよ
「私は能力使えないし、佐々木さんも死体がないから能力使えない。だから2人で逃げてたのよ。」
「お前…」文句を言ってやろうと思ったが、ミナトの最初の爆発の功績に免じで許してやろう
「そんなことより、あなたと佐藤はレベル確認した？」
「してないー。」
「ンゴ」
「じゃあ見てみて」
鑑定を使うと自身のレベルが表示された。
「レベル64!?なにかの間違えか？」
「いいえ、レベル100相当の相手を倒したのよ」
「え？おい待てレベル200超えてたぞ。そんなの相手にレベル1桁のオレたち2人を戦わせたのか」
「勝てたじゃない？それに助っ人も来たでしょ。」
「1回死んでるし、矢吹寝返っても最初の弱体化させてくれた人がいなきゃ勝てなかったし。」
不思議そうな顔をしている。それからしばらくすると表情が固まり刹那の方を向く
「ちょっと待って、刹那くん彼に連絡したのよね？」
「僕は連絡してへんで。ミナトがするんやなかったの？」
伝達ミスで助っ人が来なかったと…更に相手のレベルも100以上勘違いしてたと…こいつはダメだ。睨みつけてるがこちらに目を合わせようとしない。しばらくすると
「勝てたなら文句言わないで、めんどくさい。佐藤レベルはどうなの」
「鑑定持ってないから自分のレベルわからないンゴ」
「そういえばそうだな。それじゃあ新しい能力も選べなくね」
「集中すると頭の中に3つ能力が思い浮かぶと思うからその中に鑑定がでるまで好きなの選んで」
「最初にあったンゴ。ワイのレベルは40ンゴ。なんでこんな植野殿と差があるンゴか？」
「付近にいた人にも経験値は入るけど1番貰えるのは殺した人だからね。なるべく少数で倒した方がレベルは上がりやすいわ」
なるほど。他のやつもレベルが上がってるのか。鑑定をしてみるがミナトがレベル2とかアホみたいな数字しかでない。恐らく偽装されているのだろう
「ルナちゃんLv43ってまじ？」
「はい」そういえば1人轢き殺して、幹部にとどめ指してるのか…
まぁ何はともあれこっから能力選択だな。58回か結構ワクワクするな
「能力者には2パターンあるよ^^広く浅くの器用貧乏タイプ正直あまり強くないね^^もうひとつは特定の能力を鍛え続けるタイプ。最終的に神の名がつく技になるよ」
「なるほど後者で行くか」
「ギフト付与」Lv2 「隠蔽」Lv2「鑑定」Lv3迷わずギフト付与を選んだ。
鑑定、隠蔽をバランスよく取りつつ。強そうな能力は回収して言った。
しばらく炎を強化していると
「炎に進化って出てるんだけど」
「進化は2通りあるわよ。好きな方を選びなさい」
「火心火体」 「炎炎」
なんやこれ解析
火心火体は全身に炎をまとい攻撃防御共に安定すると
炎炎は1度当たれば燃え続けると
悩んだ末に火心火体を選んだ。
ん？進化させても炎は残るんだ。良かった
最後までやるとかなり能力も増え強くなった
「鑑定解析」Lv31 「隠蔽偽装」Lv21 「身体能力強化」Lv19「炎」Lv10 「硬化」Lv3 「ギフト付与」Lv2 「飛行」Lv2「火心火体」「½」「融合」「蓄電」「起死回生」「幸運」「宝箱」
「こんなものかな、お前らオレの能力どう思う？」
「火でやっていくつもりなの？あまり向いていないと思うわ」
「ガチ、何がおすすめ？というかもっと早く行ってくれん？」
「佐藤とルナちゃんもなかなかだな。いま戦えば勝つのはルナちゃんだろうな」永遠がそんなこと言ってる。ルナちゃんそんな強いん？
「オレよりも？」
「ルナちゃんはかなり綺麗に能力を獲得してるね^^」
今は誰が強いとかより
「早く家帰って寝たい。」
「今何時ンゴ、推しの配信がァァァンゴ」
